新機能:美しく、柔軟な、デザインエクスペリエンス
Yellowfin 9は、デザインが重要であるという信念に基づき定義されています。
分析ダッシュボードやレポートに、統一されたルックアンドフィールをデザインすることは、アプリケーションにアナリティクスを組み込む独立したソフトウェアベンダー(ISV)にとって、特に重要です。
興味深いことに、アナリティクス市場を幅広く見渡してみても、デザイナーや開発者が必要とするアナリティクスエクスペリエンスを構築できるツールキットを提供しているベンダーはごくわずかです。
IllustratorやSketch、そしてPowerPointのような軽度なものも含め、デザインツールを調査してみると、幅広く使用されているプラットフォームには、これらを際立たせる一貫した要素が3つあることが分かり、Yellowfin 9も、これを踏襲しました。その主要な要素は、次の通りです。
- ピクセルパーフェクトなコンテンツ作成
- プロトタイプ作成
- コラボレーション
プラットフォームのコアとなる機能に関係なく、デザインに大きな自由度があり、ユーザーが思い描く方法でコンテンツ(Yellowfinの場合はダッシュボード)を作成することができます。
現実世界のシナリオでは、描画ツールを使用してデザイナーがダッシュボードをデザインしたら、構築するためにそれを開発チームに渡すでしょう。そのため、わたしたちの目標は、ダッシュボード開発者が、デザイナーに依頼されたものを正確に提供できるようにサポートすることです。
以下に、これらの成果をサポートする、Yellowfin 9の新しい機能について紹介します。
キャンバス
キャンバスは、ダッシュボードのデザイン機能であり、これまで数多くの要望をいただいていました。しかしこれは、ユーザーが本当にキャンバス機能を求めていたからでしょうか、それとも、ルックアンドフィールにさらなるコントロール性を求めていたからでしょうか。大部分の場合、それはさらなるコントロールへのニーズでした。
キャンバスを使用することで得られる大きな利点のひとつが、グリッドからの解放です。ほぼすべてのBIツールがグリッドベースであり、制限されたロウ(行)やカラム(列)内でデザインをしなくてはいけません。Yellowfin 9でキャンバスが利用できるようになったことで、グリッドに制限されることのない環境を求めていたユーザーに、大きな利点を提供します。
しかし、単にキャンバスを利用できるようになっただけでは、十分ではありません。優れたキャンバスのエクスペリエンスをサポートするには、さらなる機能が必要になります。そして、Yellowfin 9ではそれらを提供しています。今回のリリースでは、次の変更を実施しました。
- 新しいプロパティメニュー
- 複数のオブジェクトを動かせる機能
- ガイドライン
- グリッドサイズの設定
- アンドゥ・リドゥ
- 要素のサイズ
- 背景色
- よりスムーズなテキストウィジェットの制御
- …など
改善による影響
キャンバスを使用することで、グリッドから解放され、ピクセルパーフェクトなダッシュボードデザインを作成できます。思い描くことのできるものは、構築できます。
ブループリント
前述したように、プロトタイプ作成は、多くのデザインツールでサポートしている機能です。Yellowfin 9では、ダッシュボードデザインのために、さらにこれを強化しました。ブループリントを使用することで、ビジネスユーザーは、ダッシュボードのプロトタイプにウィジェットをドラッグし、ページに配置すると同時に、そこに何が必要なのかを、アナリストへ正確に説明することができます。
これにより、Yellowfin ブループリントは、ユーザー自身がダッシュボードを構築できなくても、ダッシュボード上に必要とするものを、驚くほど簡単に定義できるようにすることで、ビジネスユーザーと、彼らのためにコンテンツを構築するアナリスト間のギャップを埋めます。アナリストは、プロトタイプをクリックすることで、そこからレポート作成を開始することができます。
改善による影響
ブループリントは、より優れたコラボレーションを可能にし、ビジネスユーザーがダッシュボード上に必要なものを定義するサポートをします。これにより、適切な仕様から作業に着手できるようになり、アナリストの作業が容易になります。
プレゼント
Yellowfin 9では、統制されたデータストーリーテリングのためにデザインされた、プレゼンテーションモジュールである、Yellowfin プレゼントを導入しました。プレゼントの各ページは、キャンバスおよびコードモードに対応しているため、デザインと柔軟性に優れたデータプレゼンテーションを作成できます。Yellowfin プレゼントは、一度プレゼンテーションを作成すると、必要に応じて、プレゼンテーション内で、これらのデータを自動的に更新できます。
改善による影響
Yellowfin プレゼントは、経営陣のためのレポート作成にかかる時間を短縮します。ユーザーは、最新のデータを入手し、レポートやデータをPowerPointにコピー&ペーストする際に発生するエラーを排除して品質を向上させることで、経営陣のためのレポート準備にかかる時間を、数百時間単位で短縮することができます。
プレゼントテンプレート
Yellowfin プレゼントは、スライドごとに選択できる、テンプレートスタイルのページも提供します。プレゼントテンプレートは、そのまま使用できるようにデザインされたページのセットで、コンテンツの書式を素早く整えることができます。テンプレートを選択することで、ルックアンドフィールに統一感のある、スマートなプレゼンテーションを作成できます。ユーザーは、空白部分を埋めていくだけです。
もうひとつの強みとして、テンプレートはキャンバスから作成されているため、要素を自由に移動することができ、テンプレートとデザインの柔軟性両方の利点を最大限に活用することができます。
改善による影響
組み込み済みのデータガバナンスと、デザインの柔軟性により、統制されたデータストーリーを提供することができます。
Yellowfin 9に導入された、これら新しいデザインエクスペリエンスにより、ダッシュボードやデータプレゼンテーションを必要な仕様に合わせてデザインできます。ブループリントで素早く構築し、キャンバスで正確に構築して、Yellowfin プレゼントを使用することで統一感を提供します。
Yellowfin 9の新機能を確認してみましょう!
最新バージョンのYellowfinに含まれる新機能のすべては、こちらからご確認いただけます。