AIによるBIの簡素化: Yellowfin GMより2025年のアップデート
Yellowfinから大切なお客様とパートナーの皆様へ新年のご挨拶を申し上げます。そして、2024年の振り返りへようこそ!
Yellowfinの新しいゼネラルマネージャー (GM) として、2024年の進捗状況と2025年のビジョンについてお話しできることを嬉しく思います。Yellowfinは、データドリブンな意思決定を促進するスマートなビジネスインテリジェンス (BI) ソリューションにより、お客様の組織を強化することに取り組んでいます。わたしたちは、組み込みアナリティクスの力と、価値あるインサイトを引き出すAIアナリティクスの変革の可能性を信じています。また、引き続きBIを簡素化し、障壁を取り除くことで、皆様が顧客に迅速かつ効果的に価値を提供できることに重点的に取り組んでいきます。
数ヶ月前にYellowfinに入社したわたしは、Yellowfinのコンサルティングとソリューションをリードしてきた経験を生かして、当社のプラットフォームの独自性と、それをさらに改善できる余地について、チームと深く掘り下げて考えてきました。皆様からのフィードバックやコラボレーションにより、インサイトが単にアクセス可能なだけでなく、実用的で変革をもたらす未来を形作ってきました。
2025年の幕開けにあたり、2024年の振り返りと今後のエキサイティングなイノベーションの展望についてお話ししたいと思います。
2024年のYellowfinの業績
この1年は、Yellowfinにとって過去と未来の転換期になりました。創業から20周年を迎え、革新的な機能やアップデートをリリースすることで、組み込みBIのリーダーとしての地位を強化しました。
以下に、Yellowfinの業績を紹介します。
AIチャットボットAsk YellowfinおよびCode Assistantの公開
2024年には、お客様のソリューションのスピードアップを図るために、Ask YellowfinとCode Assistantという新しいAI対応ツールを導入しました。これらのチャットボットは、Yellowfinでのエクスペリエンスを簡素化し、お客様のエコシステムに簡単に統合できるように設計されています。
Yellowfinの機能に関する素早い回答や、管理および構成タスクの自動化支援が必要な場合、これらのツールが役立ちます。
20年にわたるイノベーション
Yellowfinは、2024年に20周年を迎えました。これは、BIソリューション、特に組み込みBIの最前線に立ち続けるというわたしたちのコミットメントを強調する成果です。
過去20年間、Yellowfinはお客様のニーズに応えるべく絶え間なく進化を続けてきました。そして、次の10年に向けてさらにYellowfinを進化させるための取り組みを進めています。Yellowfinの長い歴史とその間に起きた様々な出来事に関しては、以下のビデオをご参照ください。Yellowfinの創設者であるGlen RabieとJustin Hewittがチームに加わり、これまでの振り返りを楽しんでいる様子をご覧いただけます。
G2 アナリティクスプラットフォームにおけるハイパフォーマーに選出
Yellowfinはお客様やユーザー様から引き続き高く評価され、アナリティクスプラットフォームのオーストラリア地域グリッドレポート (2025年冬) でハイパフォーマーに選出されました。これは、2022年夏と2023年のG2レポートで、BIおよびアナリティクスプラットフォームのリーダーに選出されたことに続くものです。
Yellowfin 9.14のリリース
2024年の取り組みの集大成がYellowfin 9.14のリリースでした。このアップデートでは、REST APIを強化し、開発者はレポート作成を合理化しながら、より柔軟な制御が可能になりました。
これらの機能強化 (リリースの詳細はYellowfin 9.14 リリースハイライトブログを参照) は、Yellowfinを強力なだけでなく、開発者にとって使いやすく直感的なものにするというわたしたちの取り組みを反映したものです。
リーダーシップの移行
私事ですが、2024年にわたしはYellowfinのゼネラルマネージャー (GM) に就任しました。この移行は、Yellowfinのソリューションを監督してきた15年以上の経験から形成された実践的な視点をもたらすという意味で、会社にとって新しい方向への重要な一歩となりました。
現実のシナリオで製品と密接に連携してきたことで、Yellowfinのシンプルさが競合を圧倒していることを目の当たりにしました。わたしの使命は、このシンプルさを、製品設計から顧客とのやり取りに至るまで、Yellowfinの業務のあらゆる側面に反映させることです。
今後の展望: Yellowfin 2025年の製品ビジョン
2025年を迎えるにあたり、Yellowfinはこれまで以上に勢いを増し、製品ロードマップおよび今後の展望ウェビナーでお話ししたように、コミュニティに対してお約束したことを実現していきます。今年は、これまで水面下で取り組んできたイノベーションと進歩を実現していきます。以下が、今後皆様にご期待していただける内容です。
1. AI機能の拡張
わたしたちは、お客様に本当にメリットがあり、アナリティクスソリューションの構築をより迅速かつ容易にする機能に限定して、AIアナリティクスツールによるイノベーションに注力しています。YellowfinでのAIのイノベーションは、より多くの人々 (非技術者や専門家を問わず) がデータインサイトにアクセスしてアクションを起こせるように設計された新機能を公開することで、2025年に顕著になるでしょう。主なハイライトは以下の通りです。
・LLMベースの自然言語クエリ (NLQ): 大規模言語モデル (LLM: Large Language Model) を搭載した真の自然言語クエリを導入します。これは、Yellowfinの既存のNLQ機能に基づいて構築され、ユーザーが会話形式でデータとやり取りできるようにすることで、複雑なクエリーを直感的で使いやすいものにします。ユーザーは、これらの回答をYellowfin レポートとしてすぐにコラボレーションに利用できるようになります。
・AI対応自動インサイト: 長年求められていた自動インサイトは、来年Yellowfinの最先端のインサイト生成エンジンがお客様に提供可能になることで、AIの大幅な強化を得ることになります。この機能により、組み込みBIソリューションやビジネスユーザーは、隠れたパターンや傾向を簡単に発見し、よりスマートな意思決定を推進できるようになります。
2. 導入と統合の簡素化
わたしたちは、導入をさらに簡素化し、統合をよりシームレスにするために、当社のテクノロジーを見直しています。Yellowfinを既存のソリューションに組み込む組織にとって、2025年には次のことが実現できるようになります。
・合理化された開発運用統合: わたしたちは、最新の開発運用プラクティスとの互換性を強化し、開発者がYellowfinを既存のワークフローに組み込みやすくします。
・改善された導入オプション: オンプレミス、クラウド、ハイブリットのどれであっても、わたしたちの目標は、複雑さを軽減し、価値実現までの時間を短縮する柔軟な導入ソリューションを提供することです。
3. 組み込みBIの進化
顧客向けソリューションにBIを組み込むことは、常にYellowfinの強みの中心であり、この機能の強化にさらに注力しています。2025年には、組み込みBIをより迅速に、より簡単に、よりエンドユーザーにインパクトを与えるものにするための方法をさらに革新し続けます。
2025年のYellowfin: 実用的なインサイトとビジネスインテリジェンスの向上
将来に目を向けると、2025年はYellowfinとお客様にとって変革の年になります。わたしたちのビジョンは、インテリジェンスとインサイトをすべてのユーザーが利用できるようにし、ますますデータが氾濫する世界でビジネスが繁栄できるようにすることです。Yellowfinがこの動きの中心となり、あらゆる場面でシンプルさとイノベーションを推進していきます。
この場をお借りして、お客様、パートナー、チームメンバーの皆様の継続的な信頼とサポートに感謝を申し上げます。皆様からのフィードバックとコラボレーションが、わたしたちを日々向上させる原動力となっています。2025年には、共に目覚ましい進歩を遂げましょう。どなた様にとっても、成功とインサイトに満ちた素晴らしい年になりますように!
著者について
Chance Cobleは、Yellowfin BIのゼネラルマネージャーであり、応用分析コンサルティング企業であるBlacklight Solutionsの前社長です。Chanceは、データアナリティクス業界における数十年の経験を活かして、Yellowfin 北アメリカの創設メンバーとして、Blacklight Solutions 在籍中にアメリカ市場へのYellowfin導入を先導しました。また、フォーチュン500企業や国際企業のコンサルティングにも豊富な経験を持ち、15年以上にわたってデータドリブンなアナリティクスを通じて複雑なビジネス問題の解決を支援してきました。Chanceは、テキサス大学オースティン校でコンピューターサイエンスの学士号を、テキサス大学ヒューストン校で生物医学情報学の修士号を取得しています。
Yellowfinのアナリティクス
Yellowfinを実際にお試しいただき、ユーザーがデータにアクセスし、分析して、コラボレーションする方法をどのように変革するかをご確認ください。