Yellowfinソフトウェアを組み込むことで学んだ3つのこと
他のソフトウェア開発者やベンダー向けに製品を構築している場合、ある時点で彼らのエクスペリエンスを模倣した環境の構築を求めることもあるでしょう。
この1年で実施した重要な取り組みのひとつとして、完全にカスタマイズしたアプリケーションを実際に構築して、Yellowfinを組み込む様々な方法を適切に検討できるようにしたことが上げられます。これにより、サードパーティ製アプリケーション内に非常にユニークなカスタマーエクスペリエンスの実現が可能になりました。
優れた話ではよく聞かれるように、わたしたちのビジョンはその過程で根本的に変化し、ユーザーに紹介したいこのアプリケーションを構築した際に、3つの貴重な教訓を学びました。
#1 - 顧客に適切な質問をしていなかった
困難な作業に時間を優先する人はあまりいないので、顧客がソフトウェアを使用して簡単な作業を実施しているところしか確認することはできません。そこでわたしたちは、このプロセスの中で、顧客が求めるであろう困難な作業の実施を決断し、これが製品開発に影響を与えました。
わたしたちは、顧客に向けて「思いつくものは形にできる」と心から伝えられるように、製品を変えるための多大な努力をしました。そのためには、エンタープライズ事例を超えて、Yellowfinを別のアプリケーションに組み込む方法を考える必要がありました。製品責任者はデータや意思決定については考えておらず、アナリティクスを通して既存の製品を向上させる方法を考えています。そのためわたしたちは、ソフトウェアアプリケーションについて検討し、その中でどのようなアナリティクスが必要かを判断しなくてはいけませんでした。
これは本当に目の覚めるようなプロセスであり、わたしたちがこれまで顧客に間違った質問をしてきたことに気付かされました。つまり、これまで実施してきたことは、必ずしも顧客がデータを使用して最善の結果を実現できるようにするものではありませんでした。
わたしたちは、顧客が既存のアプリケーションにアナリティクスを組み込む方法を検討する際に、彼らがどのようなエクスペリエンスを経るのかを理解しなくてはいけませんでした。彼らはどのような成果を望んでいるのか、何を目指しているのか、エンドユーザーにどのようにデータを公開したいと希望しているのか、などです。
技術的観点からソフトウェアをどのように組み込むかを検討するのではなく、ユーザーはカスタマーエクスペリエンスから何を得ることを求めているのかを考えなくてはならず、そこから非常に多くを学ぶことができました。
#2 - 完全に間違った運用アナリティクスを実施していた
顧客の立場になって考えてみたときに、わたしたちがこれまで検討してきた運用アナリティクスのやり方は、根本的に間違っていたことに気が付きました。
わたしたちは、人々がデータとつながり、それに基づきアクションを起こす方法を完全に考え直す必要があり、最終的には文脈的アナリティクスというまったく新しいコンセプトに辿り着きました。これには、アナリティクスのワークフローへの緊密な組み込みが含まれており、ユーザーはいつアナリティクスを扱っているのか、いつ実際の製品を扱っているのかに気付くことがありません。
顧客にアナリティクスを組み込んだワークフローを提供するのは、ニルヴァーナのようなものです。これはワークフローに大きく依存するため、粘着性が高まります。わたしたちは依然としてCEOにダッシュボードを提供することで、彼らはビジネスを高レベルで把握することができますが、わたしたちは既存のアプリケーション内の運用ワークフローをさらに効率的にすることもできます。アナリティクスに対するこのアプローチは、これがもたらす多くの可能性について、人々の考えと認識を即座に変えていきます。
#3 - MVPは十分ではない
着手した当初、わたしたちは非常に優れたカスタマーエクスペリエンスを提供したいと考えていました。しかし、MVPはこれを達成するには十分ではないことに気が付きます。
顧客が実現したいことをすべて可能にする必要があり、そこに近道はありません。わたしたちは、開発チームをさらに追い込みました。近いだけでは十分とは言えません。これにより、わたしたちは約束を果たすことができたということです。
潜在顧客や既存顧客に製品のデモを行うと、現在いただくフィードバックは格別です。人々は、Yellowfin をどのように手に入れ、これを使用して並外れたことができるかに、すっかり圧倒されています。
わたしたちは、このプロセスに着手する前には予想もしていなかったことを実現することができ、それがこのプロセスをわたしたちにとって非常に価値あるものにしました。わたしたちが顧客にわたしたちの能力をアピールするために始めたことは、組み込みアナリティクスの可能性の限界を押し広げ、まったく新しいレベルへと引き上げることになりました。
文脈的アナリティクスが実現できることを確認しましょう
Yellowfinの文脈的アナリティクス機能を学び、これが将来を保証する組み込みアナリティクスイニシアティブとして最適な理由を確認しましょう。