アナリティクスファーストソフトウェアの台頭

アナリティクスファーストソフトウェアの台頭

エンタープライズソフトウェア業界は、この20年にわたり、山のような変化を経験してきましたが、それに伴いアナリティクスファーストへの移行が起きています。Yellowfin CEO Glen Rabieが、その詳細について紹介します。

 

わたしたちはデスクトップ型からSaaSへ移行し、本当の意味でUXを重視するようになりました。今では、アナリティクスファーストを掲げる新しいベンダーが登場しています。彼らは、新しいアプリケーションを構築し、既存の企業に挑戦しています。これまで、アプリケーションはトランザクションファーストであり、ワークフローや、ユーザーが行うべきトランザクションを考慮してソフトウェアを構築してきました。

現在ソフトウェアベンダーは、どのようなデータを収集し、そのデータから何を確認できるかを考えることで、製品の構築を始めています。そして次に、どのようなトランザクションを付随させるかを考えます。トランザクションがトリガーになるのではなく、データが何をするかを伝えるトリガーになります。これは、データを確認して、データが伝えることを把握し、次の最適なアクションを促すという新しいクラスの製品です。

これは、市場に衝撃をもたらす長期的な過程の一部です。

この良い例が、MintおよびGainsightです。Mintは、消費者向け金融サービス分野でデータファーストを掲げていました。彼らは、消費者がどのようにお金を使用しているのかを理解するサポートに注力し、金融アドバイスも提供することで、金融サービス市場に衝撃を与えていました。Gainsightは、カスタマーサクセスダッシュボードを構築し、それにトランザクションを付随させることで、今やカスタマーサクセスアプリケーションを提供するベンダーを震撼させ始めています。

現在わたしたちが目にしているのは、エンタープライズソフトウェアのすべてのリーダーが、Salesforceであれ、Atlassianであれ、ServiceNowであれ、実際に市場の混乱の脅威にさらされているということです。

これらのベンダーの中にはBIツールを購入し始めたところもありますが、彼らの中核はトランザクションツールです。アナリティクスファーストになるためには、人々が作業を行う方法を変更し、まったく異なるモデルを構築しなくてはいけません。データを取得して、より高度なアプリケーションを構築するというアイデアを持っている人は、このようなタイプのメガベンダーを脅かすことになります。

アナリティクスファーストは、異なるパラダイムです。これは、トランザクションモデルを覆し、これらのプロセスを実行する人々のエクスペリエンスを最適化することで、新たな影響をもたらします。結果は同じかもしれませんが、これはトランザクションの実行方法を最適化することになります。

SalesforceやJiraに競合する方法はあるでしょうか。

例えば、セールス担当者は、絶対に勝てない案件に多くの時間を費やしています。もしCRMツールが、ある案件の勝率が10%で、別の案件の勝率が90%であることを前もって教えてくれたら、彼らはどちらの案件に時間を費やすでしょうか。つまり、ユーザーがCRMツールを使用して独自に分析を行うのではなく、CRMがアクションを促進するのです

これらの製品のインターフェースは根本的に異なり、日々の業務に付加価値を追加する方法で人々のアクションを促進します。例えば、セールス担当者は、画面を見つめてどの機会に電話をすべきかを考える必要がありません。アプリケーションが優先順位を付けてくれます。これは、シンプル、簡単で、迅速です。

現在リーダー的な立場にあるすべてのエンタープライズソフトウェアベンダーが、この新しいクラスの製品の脅威にさらされています。現在のメガベンダーの問題は、彼らが機敏ではなくなり、今やブロートウェアとなったことです。そのため、新しいベンダーが市場に参入し、新しい方法でメガベンダーに勝利することになります。これは、エンタープライズアプリケーション開発において、避けられない次のステップです。

拡張ユーザーの時代

アナリティクスファーストの台頭に伴い、エンタープライズアプリケーションにおけるデータの使用方法や、それに基づくアクションの実行方法にもパラダイムシフトが起きています。最新のBIが、現在の一般的な使用者をどのように再形成し、強化しているのかを確認しましょう。

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