組み込みアナリティクスの可能性を引き出せていますか?

組み込みアナリティクスの可能性を引き出せていますか?

Yellowfin は長年にわたりソフトウェアベンダーと多くの仕事をこなすことで、彼らのアプリケーションにアナリティクスを組み込むサポートをしてきました。そして、その過程からたくさんのことを学んできました。

その中のひとつに、製品責任者が既存の製品にアナリティクスを導入する方法には、繰り返される基礎的な問題があり、そのアプローチにより、組み込みアナリティクスの可能性を十分に発揮できていないということがあります。

組み込みアナリティクスが成果に結びつかない理由

多くの組織において、製品責任者は、自社の製品や特定の分野における顧客のニーズを理解するのに優れていますが、アナリティクスの専門家ではありません。

大部分の製品責任者が、ダッシュボードを求めてYellowfinに問い合わせをしてきますが、彼らは顧客に適切な質問をしていないことが多いです。彼らの顧客は「より優れたレポートが必要だ」と言うかもしれませんが、それはどのような意味合いなのでしょうか。そこには、確認されていない多くの考慮事項があります。

 

  • 顧客にどの程度のアクセスレベルを提供する必要があるのでしょうか
  • メトリックを掘り下げ、インサイトを引き出すために、顧客にどのようなタイプのツールが必要でしょうか
  • 顧客はどの程度のセルフサービス機能を求めているのでしょうか

 

彼らがこれらの重要な質問を顧客にしていない場合、顧客のニーズを満たさない平凡なBIソリューションを提供することになってしまいます。

実際のところ、顧客は社内で既にエンタープライズアナリティクスソリューションを使用している場合が多いです。そのため、彼らがより優れたレポートの導入について相談を持ちかけてきたときは、頭の中で既に基礎的なBIソリューションや機能を想定していることでしょう。例えば、どのようなデータアクセスがあるのか、セルフサービスBIを使用してどのようなことを実現できるのかを把握しています。

そのため、アナリティクスについて検討する場合は、顧客が社内で日々どのようなエクスペリエンスを得ているのかを考え、同様のエクスペリエンスを提供する必要があります。ダッシュボードをいくつか構築し、それらが機能することをただ願うだけではいけません。

 

組み込みアナリティクスで顧客を満足させるには

多くの顧客が、セルフサービスレポートに対する基礎的なニーズ持ちます。ダッシュボードを構築することはできますが、これは数多くの実際の業務を網羅することができません。ダッシュボードは、顧客のニーズの80%は網羅できるでしょうが、残りの20%に対応するためには、まったく異なるものが必要です。彼らは、自分たちでデータを抽出し、レポートを作成できるようになることを求めています。

これは、収集するデータの量とそのデータの順列の数により増幅されます。例えば、Shopifyのようなeコマースサイトを運営している場合、既存のアプリケーションで管理されているすべての製品のパフォーマンスにインサイトを提供するには非常に時間を要するため、顧客が実際にこれを把握することはできません。

エンタープライズ環境では、顧客は最新かつ優れたアナリティクスツールにアクセスすることができます。そのため、データや機能への顧客アクセスを制限してしまうと、社内で体験できるごく一部のコンポーネントしか提供できていないことになります。

アナリティクスを使用して既存の製品や会社を前進させたいのであれば、デザインにも注力しなくてはいけません(リンク先のブログの翻訳は別途お送りしておりますので、公開をしていただけますと幸いです)。ダッシュボードは、既存の製品を販売するための主要なツールになるべきです。経営者に働きかけ、アナリティクスを通して提供できるインサイトを提示しなくてはいけません。デザインは、既存の製品に意味のあるアナリティクスを中心とした領域の専門知識を深く理解したうえで、人々に魅力的なものでなくてはいけません。

 

将来を保証するBIベンダーとパートナーになるべき理由

組み込みアナリティクスイニシアチブの可能性を発揮するには、そのエクスペリエンスを将来にわたり保証することを考える必要があります。現在最適なツールを購入するのみではいけません。AIや機械学習、ストーリーテリングなど、アナリティクス分野の大きなトレンドを把握し、近い将来も最先端を走り続けるアナリティクスベンダーに投資しましょう。

これを実現するには、イノベーションを続け、顧客が何をどのように求めているのかを理解し、実際に導いてくれるベンダーとパートナーになる必要があります。これにより、現在組み込んだソリューションは、5年経過した後でも、導入時と同様に顧客を満足させることができるでしょう。

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