不確かな世の中におけるデータストーリーテリングの重要性
現在、私たちが直面している状況を人々がナビゲートするのを支援する上で、信頼できるデータの重要性が見えてきました。普段レポートの閲覧や、ダッシュボードの使用などしないであろう多くの人々が、ソーシャルメディアで大量のデータを共有し、#flatteringthecure(治療の平滑化)や、感染・死亡率について議論しています。これは、増えるばかりです。
世界は、重要な意思決定や、前例のないアクションを実行するうえで、データが果たす役割を理解し始めています。データを使用することで、個人として、チーム、企業、そして国としてさえ、情報を取得し、適切な行動をとることができます。現在は個人の健康や家族や地域社会の安全に焦点が当てられていますが、近いうちにビジネスや、今後の道を進むために必要なインサイト(洞察)や行動に移行するでしょう。わたしたちの経済的幸福は、今や組織のあらゆるレベルでなされる決定に委ねられています。個人的な意見、個人的な解釈、情報に基づかない意思決定をする時ではありません。
しかし問題なのは、ナラティブの提供されないデータは、誤解釈や誤解を招きやすく、文脈を無視して、判断を誤る可能性があることです。
「数字を基に意思決定をする人などいません。ストーリーが必要です。」
Amos Tversky
わたしは、感染症の専門家ではありません。また、政府政策や医療、物流や社会科学の専門家でもありません。自分の周りにあるデータを確認し、それを信頼して、そのデータを理解する訓練を受けた専門家から、それが何を意味するのかをナラティブを通して学ぶ必要があります。そうすることで初めて、自分自身や家族、チームのために最善の意思決定をしたり、わたしに代わって意思決定を行う政府や管理者を信頼することができるのです。わたしたちに今必要なのは、組織的な(社会的な)一貫した理解であり、不十分な情報に基づく意見を受け入れる余地はありません。
(Yellowfin ストーリーのように)統制されたデータを使用するデータストーリーは、信頼できるデータを、専門家のナラティブと合わせて人々がアクセス可能な形式にまとめます。わたしたちは、信頼できるデータを基に、データの専門家だけでなく、すべての人々が集まれるように、Yellowfin ストーリーをデザインし、構築しました。
データストーリーは、曖昧さを排除し、インサイトの共有や、意思決定のサポートにシンプルなプラットフォームを提供します。ここでは、データは信頼できるものであることが重要です。PowerPoint、メール、Word、その他大部分のコンテンツ共有プラットフォームとは異なり、Yellowfin ストーリーは、既知のソースからアクティブなデータを組み込みます。静的なイメージとは異なり、そこから詳細を掘り下げ、探索し、対話することができるので、完全な理解がもたらされます。そして、最も重要なことに、これは言葉だけでなく、イメージやビデオによるサポートが可能です。
在宅勤務をしながら、何に注力し、何をしなくてはいけないのかを考え、計画していましたが、CEOやCFO、CMOなど、知識のある人々からのインサイトにより裏付けられることで、Yellowfin 内部で共有されるデータに、自信を持って従うことができます。わたしは、現在の危機がわたしたちのビジネスに与える影響を明確に把握しており、経営陣からのコメントに基づき、データがどのように変化しているのかを、必要なだけ確認することができます。
経済状況の変化にともない、わたしたちを導くうえで、データはより重要な役割を果たすようになります。そして、データストーリーテリングを通してのみ、そのデータと学習されたインサイトは、人々が信頼し、それに基づきアクションを起こす方法で、組織全体に共有されます。
いま、何ができるのか?
データが内部的、社会的、あるいはメディアを通して送られてきたら、意思決定やアクションを起こす前に、以下を確認しましょう。
- そのデータは信頼できるか(データソースを把握しているか、そしてそれは正確か)
- そのデータはストーリーや、ナラティブにサポートされているか
- もしそうであるならば、付随するナラティブは専門家によるものか
- そのナラティブは、賢明なアクションへと導くか
ウイルスが蔓延し、ビジネスへの潜在的な影響が表面的には憂慮すべき混乱を招くかもしれませんが、それがみなさんと、みなさんの家族にもたらす意味の明確な説明と、みなさんが取ることのできる行動を組み合わせることで、ストレスを軽減し、コントロールを取り戻すことができます。これが、データストーリーテリングの力です。
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