BIにデザインが重要な理由

BIにデザインが重要な理由

わたしが最も注力していることのひとつが、優れたデザインです。デザインはわたしたちの生活すべての側面において非常に重要ですが、これはアナリティクスにおいても同様です。酷いデザインを目にした時、人々はすぐにそれに気が付くでしょう。

書式がまったく統一されていないメールや、色使いやフォントが間違っているPowerPointを見たことがあるでしょうか。そして、それを見た時にどのような気分になるでしょうか。恐らく、それらに感情移入することはできず、作成者に対してあまり良い気持ちにはならないでしょう。

デザインについて最も興味深いことのひとつは、このようなメールやPowerPointを作成した本人たちは、その酷さに気付けないということです。しかし、受け手はそれに気が付きます。

そのため、優れたデザインの概念や、データとのやり取りを考えるときに、デザインは重要な要素です。これは、ダッシュボードに独自のブランドカラーを適用し、レイアウトや外観、配置について考えることです。これらすべては顧客に優れた印象を与えるため、非常に大切です。これにより、顧客は作成されたダッシュボードを気に入り、その結果として、使用率が上昇します。

大部分の企業には、社内コミュニケーションのすべてに使用するブランドスタイルガイドがあります。しかし、アナリティクスにおいては、多くのベンダーが自社製品に付属している色やフォントを説明するだけで、組織がコミュニケーションのために定義した基準を無視しています。このようなアプローチでは、データをコミュニケーションメカニズムとして使用しようとしていることは考慮されません。ブランドを反映したダッシュボードやアナリティクスをデザインすることで、人々は自動的にそれらの製品に共感するようになるため、これは非常に重要です。正しいデータを提供するのは当たり前のことですが、自社ブランドが反映された外観のダッシュボードはさらに重要です。これは人々の共感を呼ぶため、これを使用し、共有する傾向が強まるでしょう。

わたしも含めて大多数の人々は優れたデザインを構築できませんが、目にした時にそれが優れているかどうかは判断できます。同じことをApple製品を例に挙げて見ていきましょう。Mac PCを選ぶときに購入しているのはデザインであり、人々はそれに喜んでお金を払います。これは、アナリティクスでも同様です。数字はあくまで数字に過ぎませんが、簡単で直感的に使用でき、美しい外観とブランドを反映した製品と、不格好で古びたスプレッドシートがあったら、人々はどちらを選択するでしょうか。

純粋に合理的な観点から見れば、得られる結果は同じですが、人々の感じ方は大きく異なり、最終的にはそれが重要になります。

どんなにシンプルであっても、優れたデザインは人々を贅沢な気分にさせてくれます。美しいものを作ろうと努力している人がいます。そんな中で、さほど良くないデザインのコンテンツを渡してくる人がいたら、人々は彼らがそれに磨きをかけることを気にもかけていないと感じるでしょう。これは、デザインにおけるサブリミナルメッセージです。

それこそが、わたしたちがアナリティクスに求めているものです。わたしたちは、より多くの人々がデータを使用することを望んでおり、そのためには採用されることが最も重要です。現実的には、ダッシュボードをデザインする場合、それを実現するのに十分な柔軟性を備えたツールが必要になります。ダッシュボードツールは、最終的にはデータを伝えることになるため、アナリティクスツールというよりも、デザインツールのようなものでなければいけません。

そのため、優れたダッシュボードを構築したいのであれば、ユーザーが気に入るものを作成するために必要なデザインの柔軟性すべてを備えなくてはいけません。これによりユーザーはダッシュボードを使用するようになるため、デザインは重要なのです。

デザインの柔軟性がダッシュボードエクスペリエンスを向上させる方法

Yellowfin プロダクトデザイン責任者およびクリエイティブディレクターのTony Prystenは、そのキャリアの中でブランド、デザイン、広告の分野に従事してきました。その豊富な経験をYellowfinにもたらすことで、現在はYellowfin製品の創造的およびUXエクスペリエンスを形作っています。デザインの柔軟性がダッシュボードエクスペリエンスをどのように向上させるのかについて、彼の考えを紹介します。

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