Yellowfin 9.2 リリースハイライト

Yellowfin 9.2 リリースハイライト

今回のリリースでは、エンタープライズとソフトウェア企業両方の顧客に対して、最小限の労力とコーディングでユーザー使用率を促進させる組み込み分析のUXを作成し、導入するための優れた機能を提供することに焦点を当てています。

リリースノートと以下のビデオを参照し、新しい機能強化について確認してください。

組み込みアナリティクスのために強化されたAPI

Yellowfin 9で導入されたJavaScript APIは今回のリリースで改良され、一般的に利用できるようになりました。新しいAPIは、シンプルなものから複雑なものまで、Yellowfinを他のアプリケーションに統合するための新しい機能を提供します。

  • フィルター、ツールチップ、タイムスライダーを含む、バージョン9と一貫性のあるユーザーインターフェースの改善
  • グラフのブラッシング、ドリルエニウェア、シリーズ選択など、対話性機能の改善
  • 強化されたパラメーターなど、埋め込みリンク機能の改善
  • 新しいBASE APIにより、開発者はダッシュボードコンテンツの読み込みに、短縮関数を使用できるようになりました。
  • フィルター選択、ドリル機能、コンテンツの実行状態など、イベントをリッスンしてトラップするための新しい高度なAPIを追加
  • フィルター、フィルターオブジェクト、ダッシュボードサブタブ、レポートなどのダッシュボードオブジェクトのための新しいサブAPIにより、ユーザーインターフェースのきめ細やかな制御を実現

この新しいAPIは、Yellowfin コンテンツの組み込み、およびダッシュボードコードモードの両方で使用することができ、アクションベースのダッシュボードを拡張し、カスタマイズすることができます。

今回のリリースでは新しいREST APIも導入され、バックエンドプロセスの自動化や、プログラムによる管理タスクの実行およびコンテンツの管理を求めるシステム管理者にサポートを提供します。重要点として、REST APIは、開発者にYellowfin コンテンツへのアクセスを提供することで、Yellowfin シグナル、ストーリー、タイムライン通知、コラボレーションなどを統合したカスタムエクスペリエンスの構築を可能にします。

 

ダッシュボード&プレゼンテーション

ダッシュボードやプレゼンテーションで最初に気付くことは、新しいツールバーのアイコンでしょう。

これにより、フルスクリーンモードが有効になり、周辺メニューがフェードアウトすることで、ダッシュボードやプレゼンテーションがより多くの画面を活用できるようになります。これは、リアルタイムにダッシュボードを表示したり、テレビ画面でプレゼンテーションを行う場合に便利です。

Yellowfin 9では、ダッシュボードにアクションボタンを導入したことで、ユーザーはカスタマイズしたシームレスな運用ワークフローをダッシュボードに組み込むことができます。好評にお応えして、アクションボタン機能をテキスト、イメージ、アイコン、図形などを含む、すべてのダッシュボードキャンバスウィジェットに拡張しました。今では、すべてのダッシュボードキャンバスウィジェットにアクションを導入し、これをクリックすることでイベントのトリガーにすることができます。この機能拡張の一環として、次の2つのイベントタイプを追加しました。

 

  • URLへ移動:外部URLへ移動します。
  • サブタブへ移動:ダッシュボード内の任意のサブタブや、プレゼンテーション内の任意のスライドへ移動します。

 

他の改善点として、デフォルトブックマークを導入しました。ダッシュボード使用者は、パーソナライズされたデフォルトフィルターブックマークを保存できるようになり、ダッシュボードを最初にロードしたときや、ダッシュボードフィルターがリセットされたときに、自動的に適用することができます。これらのデフォルトブックマークは、公開と非公開の両方で、他のユーザーやグループと共有できます。

Yellowfin 9.2では、ダッシュボードレポートのカラム(列)を昇順、または降順に並べかえることができます。

ウィジェットを密接に、または互いに重ねて配置したインフォグラフィックダッシュボードでは、ウィジェット上にポップアップするメニューの表示・非表示を制御するために新しい設定が追加されました。これらは常に表示、常に非表示、ユーザーがマウスオーバーしたときのみ表示に設定できます。これは、ダッシュボード上の各ウィジェットやレポートに適用することができます。

また、選択したダッシュボード機能を再実装し、改善しました。これにより、ダッシュボード作成者は、関連レポートをダッシュボードウィジェットとして含めることができるようになりました。これは、関連レポートを完全なレポートとして表示するのではなく、リンクとしてダッシュボードへの追加が可能です。この新しいウィジェットは、ドラッグ&並べかえ機能が強化されたことで、ダッシュボード上のどこにでも配置できます。

ダッシュボードに適用されたフィルター値は、類似のフィルターを持つ任意のレポートを最大化した場合にも維持されるため、レポートレベルで再度適用する必要がなくなりました。さらに、ダッシュボードに素早く戻るためのナビゲーションボタンを追加しています。

 

データディスカバリー

レポート作成エクスペリエンスを向上させるために、複数の機能強化を実施しました。

新しいシステム構成設定が追加され、レポートビルダーで構築されるデータをプレビューするためのロウ(行)数と、有効なレポートに返される結果のロウ(行)数のデフォルト制限を定義できます。これらの設定は、すべてのレポートにデフォルト制限を適用しますが、これは個別のレポートレベルで変更可能です。

計算フィールドでは、結果のフィールドのデータ型(数値型(Numeric)、ブーリアン型(Boolean)、テキスト、日付)を事前に定義し、検証テストをスキップできるようになりました。これは、複雑でコストのかかる計算のために、データベースの検証時間を節約できます。

また、レポート実行時にディメンション(次元)フィルターの最初の値を自動的に適用する、動的フィルター値を導入しました。これは、レポート使用者に利用可能なデフォルトフィルター値が提供されていない場合に特に有効であり、マルチテナント環境下でアクセスフィルター制限が導入されている場合に一般的です。

ブロードキャストに、新しいスケジュールタイプを導入しました。「ディスクに保存」ブロードキャストを使用することで、レポート作成者は、ブロードキャストの結果をローカルサーバパスに保存するようにスケジュール設定することができます。

この分野でのもうひとつの改善として、以前はスケジュール管理に最新の実行のみが表示されていましたが、ブロードキャストスケジュールの実行履歴を表示できるようになりました。今回のリリースでは、各ブロードキャスト実行が新しく履歴タブに表示されるだけでなく、各実行がトラッキングされ、配信先一覧も表示されます。これには、コンテンツが正常に配信されたユーザーと、失敗したユーザーが表示され、配信に失敗したユーザーは、そのエラー内容も確認できます。

ステップの変化シグナル

Yellowfin 9で導入されたステップの変化シグナルは、今回のリリースから一般的に利用できるようになりました。

ステップの変化は、データの時系列がひとつの安定したパターンから、前のパターンの上または下、そして閾値を超える別の安定したパターンに移動するときに生じます。急増や急減はデータの急激な変化を強調しますが、ステップの変化は、安定期間のより重要で永続的な変化を強調します。

シグナルアルゴリズムライブラリの一部であるこの新しいアルゴリズムは、外れ値タイプのシグナルジョブ内にサブオプションとして表示されます。

Yellowfin 9.2の詳細を確認

Yellowfin 9.2が、ビジネスユーザーに独自のデータ操作方法を提供し、優れたアナリティクスエクスペリエンスを構築し、導入したいと考えるデータアナリストや開発者のニーズにどのように対応するのかをご確認ください。

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