テクノロジー業界の多様性を高めることが重要な理由
Yellowfin 人材戦略責任者であるSimone Clancyは、テクノロジー業界における自身の豊富な経験を振り返り、多様性を高めることが将来重要になる理由について、その考えを語ってくれました。
わたしは、テクノロジー業界に従事して25年以上になります。この業界で仕事を始めたのは偶然でしたが、自分の中のオタク心を引き出し、素晴らしいキャリアを積むきっかけに繋がったのは、とても幸運なことでした。
しかし、非常に多くのことを提供してくれるにもかかわらず、業界内には女性がほとんどいないことに驚きました。これは非常にダイナミックで、柔軟性や仕事の安定性、報酬などは、女性にとって魅力的なものになるはずです。
蔓延する固定概念、STEMに触れる機会の欠如、多くの技術コースが男性優位のままであるという事実は、女性の業界参入の障壁となり、これを妨げています。この状況は変化してはいるものの、Yellowfinで女性の採用活動をする際に反映されています。単純に業界内に十分な候補者がいないため、母数を増やす必要があるのです。
わたしたちは、思考の多様性がより優れた結果をもたらすことを把握しており、調査によると、多様な労働力に投資している企業は、同業他社と比較して最大21%優れた実績を挙げていることが示されています。
Yellowfinでも、多様なスキルや経験、思考を持つことが、より素晴らしい製品の開発につながり、イノベーションを促進することを実感してきました。
人工知能の台頭は、コード開発をする人々の多様性を高めることが非常に重要であることを意味しています。わたしたちの社会は、ますますグローバル化し、つながりを強めており、製品のコードは、これが提供しようとしているコミュニティを反映しなくてはいけません。
現在のところ、多くの白人男性がテクノロジーのコーディングに携わっており、そこには偏見を指しはさむことができます(またはその可能性があります)。これにより、偏見が独自のサイクルを生み出すため、必ずしも幅広いコミュニティを反映するとは限りません。
コーディングの他に、テクノロジー業界にさらなる多様性を受け入れるということは、様々なスキルやインサイトを活用できることを意味します。わたしたちは、すべての人々が同じような意見を持ち合わせている環境に身を投じているわけではありません。既に業界に携わっている人々のためには、ミラーリング効果があります。多様性を目にすることで、人々は自分もコミュニティに含まれていることを実感し、サポートされていると感じることでより献身的になり、積極的に関わるようになることで、より生産的になります。人は目に見えないものになることはできません。
多様性は採用プロセスと、多様性文化の醸成から始まります(※未公開の過去のブログにリンクします。翻訳は別途お送りします)。採用プロセスを実施する度に同じことを繰り返したくはないので、面接をしているときには無意識の偏見に対処しなくてはいけません。Yellowfinでは、採用責任者が自分の偏見に気付き、それに対処できるようにするために、採用担当者への教育を実施しています。
Yellowfinは、カスタマーサクセスやマーケティング、製品デザインやテストなど、多くの部門で優れた男女比を実現しています。これは、わたしたちが成長し、活用できることです。しかし、性別の多様性だけでなく、すべてのレベルにおける多様性が重要です。女性は見つけやすく、見分けやすいため、最も簡単に引き出すことができます。また、文化や言語、社会経済学的背景、年齢、障害なども考慮しなくてはいけません。
テクノロジーはそれを可能にするものであり、提供するコミュニティを反映しなくてはいけません。Yellowfinではこれまで多様性を取り入れることを実現してきましたが、これが成功のカギとなり、業界をリードする革新的なソフトウェアの開発につながっていると思います。
テクノロジーにはあなたのような女性に最適な居場所があります
テクノロジー業界は、あらゆるスキル、学歴、興味や背景を持つ女性にとって、刺激的でやりがいのある業界です。Yellowfinの女性スタッフから、テクノロジー業界でのキャリア形成を考慮すべき理由について聞いてみましょう。