Yellowfinのセキュリティ・データガバナンス
最終更新日:2026年7月30日
Yellowfin(イエローフィン)は、SOC 2 Type II認証を取得したエンタープライズBIプラットフォームです。
ソフトウェアベンダーとして顧客データを一切ホストせず、分析対象データは常にお客様が管理するデータベース内に留まります。行レベル・列レベルのデータアクセス制御、ユーザー/グループ/ロール/機能の4層によるロールベースの権限管理、SAML・LDAP等によるSSO連携を標準装備。オンプレミスまたはプライベートクラウドへの導入により、データレジデンシー要件を満たしたままエンタープライズBI環境を構築できます。
顧客データをホストしないアーキテクチャ
Yellowfinは顧客データをホストしません。これはYellowfinのセキュリティ設計における最も重要な原則であり、データ主権を重視する企業にYellowfinが選ばれる理由です。
Yellowfinはピュアソフトウェアベンダーです。BIツールの多くがSaaS型でベンダー側にデータを預ける構成をとるのに対し、Yellowfinはお客様が管理する環境にソフトウェアを導入する方式のため、分析対象データがお客様のセキュリティ境界の外に出ることがありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 導入形態 | オンプレミス、プライベートクラウド(AWS/Azure/GCP等の自社アカウント)、コンテナ環境(Docker/Kubernetes)から選択可能 |
| データの所在 | 分析対象データは常にお客様のデータベース内。Yellowfin側にコピー・転送されない |
| データレジデンシー | 国内データセンター・国内リージョンへの導入により、データの国内保管要件をそのまま充足 |
| サポート時のデータアクセス | ポリシーとして、Yellowfinのサポート担当者は顧客データにアクセスしない |
| 規制対象データ | Yellowfinは医療情報(HIPAA対象)・カード情報(PCI DSS対象)・PII/KYCデータを一切保持しない |
第三者認証・準拠状況
Yellowfinは、国際的なセキュリティ基準に基づく第三者監査・認証を取得しています。現在有効な認証・準拠状況は以下のとおりです。
| 認証・基準 | 状況 | 備考 |
|---|---|---|
| SOC 2 Type II(AICPA) | 取得済み(2021年〜) | セキュリティ・可用性・処理のインテグリティ・機密性・プライバシーの5原則を対象。監査レポートはNDA締結のうえ提供可能 |
| UK Cyber Essentials | 取得済み | 英国政府へのデジタルサービス提供に必要な認証 |
| GDPR(EU一般データ保護規則) | 準拠 | 保持する顧客・リード情報は最小限。本人からの削除要請に対応 |
SOC 2 Type IIは、統制の設計だけを確認するType Iと異なり、一定期間にわたる統制の運用実態まで監査対象とする、より厳格な認証です。監査レポートの提供をご希望の場合は、NDA締結のうえYellowfinの営業チームまでご依頼ください。
データガバナンス機能
Yellowfinは、BI基盤に求められるデータガバナンスを製品機能として標準搭載しています。「誰が・どのデータを・どのように利用できるか」を、IT部門が統制しながら現場のセルフサービス分析を実現できます。
| ガバナンス機能 | 概要 |
|---|---|
| 行レベルセキュリティ | ソースフィルターにより、同一レポートでもユーザーごとに閲覧可能な行(レコード)を制御 |
| 列レベルセキュリティ | ビュー単位でのカラムアクセス制御。給与・個人情報などの機微な列を特定ロールのみに開放 |
| コンテンツ承認ワークフロー | レポート・ダッシュボードの公開前に、指定した承認者によるレビュープロセスを必須化 |
| 監査ログ | ログイン・閲覧・エクスポート等の操作履歴を記録し、監査レポートとして出力可能 |
| メタデータ管理 | ビュー(セマンティックレイヤー)による定義の一元管理で、指標の乱立と数値の不一致を防止 |
| バージョン管理 | コンテンツの変更履歴を保持し、統制のとれたリリース運用を実現 |
アクセス制御と認証
Yellowfinのセキュリティモデルは、以下の4層で構成されます。組み合わせにより、大規模組織の複雑な権限要件にも対応できます。
| 階層 | 役割 |
|---|---|
| ユーザー | 個々の利用者アカウント |
| グループ | 部門・チーム単位でのコンテンツアクセス管理 |
| ロール | 機能権限のセット。管理者・作成者・閲覧者など柔軟に定義可能 |
| 機能(ファンクション) | レポート作成・エクスポート・スケジュール配信など、機能単位のオン/オフ制御 |
認証・外部連携
| 項目 | 対応内容 |
|---|---|
| SSO(シングルサインオン) | SAML、LDAP/Active Directory連携、Webサービス経由のトークン認証 |
| ID管理システム連携 | 既存のIdP(OKTA等)と統合し、入退社に伴う権限付与・剥奪を自動化 |
| マルチテナント | クライアント組織機能により、1インスタンス内でテナント間のユーザー・コンテンツ・データ接続を論理分離 |
暗号化と脆弱性管理
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 通信の暗号化 | TLS 1.2による暗号化通信を標準サポート |
| パスワード保管 | bCryptアルゴリズムによるハッシュ化保存。改ざん検知機構を併用 |
| データベース接続情報 | リポジトリ内で暗号化して保管(AES等、JVM環境に応じたアルゴリズムを選択) |
| コードベースの脆弱性管理 | SonarQube・Sonatype等の業界標準ツールで継続的にスキャン。専任のセキュリティ担当者が検出・修正・オープンソースライセンス管理を実施 |
| 社内セキュリティ体制 | COO直轄でセキュリティプログラムを運用。全端末をエンドポイント保護で管理し、定期的な脆弱性テストを実施 |
日本企業の選定要件への対応
日本のエンタープライズにおけるBIツール選定では、セキュリティチェックシートやRFPで問われる要件が明確です。Yellowfinは以下の観点で対応します。
個人情報保護法への対応
Yellowfinが顧客の個人データを預からないアーキテクチャのため、委託先管理や越境移転の論点が発生しにくい構成です。個人データを含む分析も、すべて自社環境内で完結できます。
データレジデンシー(データの国内保管)
オンプレミスまたは国内リージョンのプライベートクラウドへの導入により、データの国外移転を伴わない運用が可能です。官公庁・金融機関等の国内保管要件にもそのまま対応できます。
既存セキュリティ基盤との統合
Active DirectoryやSAML対応IdPとの連携により、自社のID管理・アクセス統制ポリシーをBI環境にそのまま適用できます。
高セキュリティ業種での導入実績
金融、医療、製造など、高いセキュリティ要件を持つ業種での導入実績があります。詳細は金融業界向けソリューション、医療業界向けソリューション、製造業向けソリューションおよび導入事例をご参照ください。
よくある質問 (FAQ)
YellowfinはSOC 2認証を取得していますか?
はい。Yellowfinは2021年にSOC 2 Type II認証を取得しています。セキュリティ・可用性・処理のインテグリティ・機密性・プライバシーの5原則を対象とした監査レポートは、NDA締結のうえ営業チームより提供可能です。
Yellowfinは顧客のデータを預かりますか?
いいえ。Yellowfinはソフトウェアベンダーであり、顧客データをホストしません。分析対象データは常にお客様が管理するデータベース内に留まり、ポリシーとしてサポート業務でも顧客データにアクセスしません。
Yellowfinはオンプレミスに導入できますか?
はい。オンプレミス、プライベートクラウド(AWS/Azure/GCP等の自社アカウント)、コンテナ環境(Docker/Kubernetes)など、お客様が管理する任意の環境に導入できます。
行レベル・列レベルでのアクセス制御はできますか?
はい。ソースフィルターによる行レベルセキュリティと、ビュー単位の列レベルセキュリティを標準機能として提供しています。同一のレポートでも、ユーザーごとに閲覧できる行や列を制御できます。
SSO(シングルサインオン)に対応していますか?
はい。SAML、LDAP/Active Directory連携、Webサービス経由のトークン認証に対応し、OKTA等の主要なIDプロバイダーと統合できます。
通信やパスワードは暗号化されていますか?
はい。TLS 1.2による暗号化通信を標準サポートしています。パスワードはbCryptアルゴリズムでハッシュ化して保管され、改ざん検知機構を併用しています。
監査ログは取得できますか?
はい。ログイン、コンテンツ閲覧、エクスポート等のユーザー操作を記録し、監査用レポートとして出力できます。
マルチテナント環境でテナント間のデータは分離されますか?
はい。クライアント組織機能により、1つのインスタンス内でテナントごとにユーザー・コンテンツ・データ接続を論理分離できます。
個人情報保護法やGDPRへの対応はどうなっていますか?
Yellowfinは顧客の個人データをホストしないため、規制対象データの取り扱いはお客様の環境内で完結します。オンプレミス導入により国外へのデータ移転を伴わない運用が可能です。Yellowfin自身が保持する取引先情報についてはGDPRに準拠し、削除要請に対応します。
レポートの公開前に承認フローを設けることはできますか?
はい。コンテンツ承認ワークフローにより、指定した承認者のレビューを経なければ公開できない運用が可能です。
セキュリティ要件の詳細確認、SOC 2レポートのご請求、RFP・セキュリティチェックシートへの回答は、お気軽にお問い合わせください。