Yellowfin 9.18 – 信頼できる会話型分析を実現
新しいデータ分析プラットフォームのリリースにより、ユーザーは普段使う言葉でデータについて質問し、AIを活用して詳細なレポートをより迅速に作成できるようになりました。さらに、生成されたすべてのインサイトを検証できます。
この度、ビジネスインテリジェンスおよび組み込み分析プラットフォームであるYellowfinの最新バージョン、9.18の一般提供を開始しました。本リリースは、組織やISVが最新のAIモデルの力と、監査可能なデータ分析プロセスを組み合わせて活用するための、大きな一歩となります。
Yellowfin 9.18では、AIを活用したすべての機能を「対話型分析 (Conversational Analytics)」という1つのインターフェースに統合しました。ユーザーは、自然言語でデータについて質問できます。たとえば、「テキサス州の過去3四半期の月次売上データを表示して」と質問し、Yellowfin BIに単一のレポート (表またはチャート形式) を生成させるか、システムが発見したインサイトへのコメントを含む、包括的でインタラクティブなデータストーリーを作成させるかを選択できます。

レポートによって答えよりも多くの疑問が生まれた場合、ユーザーはフォローアップ質問を行い、得られたインサイトについてさらに詳しく調べることができます。この便利な機能には、チャット履歴の完全な保持、コンテキストの維持、トークン使用量の制御、より詳細な分析を行うためのバックグラウンド処理も備わっています。
このように詳細かつ高度なレポートやストーリーを生成するために、Yellowfinは、組織ですでに利用しているChatGPT、Claude、GeminiなどのAIツールを活用します。その一方で、信頼性の高いレポートやインサイトを生成するための、既存のガバナンスルールも維持されます。
システム管理者は、AI搭載機能へのアクセスを、全社レベルから個々のユーザーに至るまで、あらゆるレベルで設定できます。これにより、既存のユーザーレベルおよび行レベルのアクセスルールをはじめ、その他すべてのセキュリティ要件を維持できます。さらに、AIが包括的なレポートを作成する際にデータをどのように利用するかについても、組織側で完全にコントロールできます。
加えて、Yellowfin BIの管理者は、プラットフォームとAIツール間のすべてのやり取りを監視できます。これにより、データガバナンスだけでなく、トークン使用によって発生するコストについても、詳細に把握・管理できます。

Yellowfinの最高技術責任者であるBrad Scarffは、今回のリリースが、分析プラットフォームにおけるAIの役割について重要な戦略的方向性を示すものであると説明しています。
「AIを活用した分析における課題は、CEOやCFOが月曜の朝に安心して自らの名前を記して承認できるようなレポートを作成することです。Yellowfin BI 9.18では、AIを活用して単一のレポートから複雑なデータストーリーまで生成でき、そのプロセスのすべてのステップをユーザーが監査できます。これにより、AIのハルシネーションに依存するリスクを抑えながら、豊富なインサイトを得ることができます。」
9.18のリリースでは、プラットフォームのUIについても継続的に改善を行い、特に小さな画面サイズに合わせた表示の調整を強化しました。スマートフォンやタブレットに対応したレスポンシブUIを導入し、これまで対応していたブラウズページ、ストーリーページ、トップナビゲーションに加えて、レポート出力ページ、ダッシュボード出力ページ (Canvas以外)、タイムライン / タスク、およびこれらのページに関連するポップアップウィンドウもレスポンシブ対応となりました。画面サイズに応じてレイアウトが自動的に調整され、必要に応じてメニューが折りたたまれることで、小さな画面でもレポートや各種ビューの機能を維持したまま利用できます。
データとAIを組み合わせた活用に慎重な組織、特に規制の厳しい業界の組織にとっても、今回追加されたAI搭載機能を無効にできる点は大きなメリットです。AI機能を無効にした場合、ユーザーは従来の「ガイド付きNLQ」インターフェースに戻り、データについて質問して迅速に回答を得ることができます。この場合、基盤となるデータがシステムの外部に出ることはなく、外部のAIツールによって分析されることもありません。
Yellowfin BI 9.18の新機能や改善内容について詳しくは、リリースノートをご覧ください。