2024年 Yellowfin 製品ロードマップ & ビジョンアップデート

2024年 Yellowfin 製品ロードマップ & ビジョンアップデート

今年の始めに、Yellowfinは創立20周年を迎えました。長年ビジネスを続けてきましたが、いくつかのことは変わらず、顧客とイノベーションへの注力はそのままです。

Yellowfinは、創業者たちと、何百万人もの情報業務に携わる人々が感じていた、効率的に業務を行うために必要なデータにアクセスする際に感じていたストレスから生まれました。このストレスは、20年経った今でも関連しています。ビジネスユーザーを最も簡単かつ効果的な方法で情報につなげるという原則は、Yellowfinのイノベーション戦略を推進し、今でも継続して推進し続けています。

Yellowfinはこれまで、数多くの業界初を実現しました。

  • 企業全体で情報を共有するためのユニークなコラボレーション機能
  • データを伝える全く新しい方法をもたらすデータストーリーテリング機能
  • 情報発見を完全に自動化するシグナル製品を含む機械学習 (ML) の革新
  • 自然言語クエリ (NLQ) による情報検索のアプローチは、現在、柔軟なAI機能を組み込むために強化を継続しています。

 

私たちは、BIの世界では比較的マイナーな存在でしたが、数年の間に、Gartner マジッククアドラントでビジョナリー (概念先行型) に選出され、世界中の多くの大企業のアナリティクス製品を支えるツールへと成長しました。

 

顧客重視の姿勢

Yellowfinの中核は、働く業界や役割に関係なく、情報を必要とする人々にこれを提供することです。オンデマンドで情報にアクセスすることも、定期的に情報を提供することも可能です。表形式、グラフ形式、忠実度の高いダッシュボード、長文形式のデータストーリー、または外出先から携帯端末でインサイトを得るなど、データ利用に柔軟性を提供します。Yellowfinは、様々なニーズに対応し、拡張できるように設計されています。Yellowfinは、様々なアプリケーションにホワイトラベル化して組み込むことができます。Yellowfinは、毎日何百万人もの顧客の情報ニーズに対応していますが、顧客は自分たちがアナリティクスツールとしてYellowfinを使用していることさえ気づいていません。

Yellowfinは、私たちを偉大にしてきたものへの投資を続けるだけでなく、慎重に検討された影響力の大きいイノベーションにも注力しています。近年では、Yellowfinのモダン化とシンプル化に注力してきました。バージョン9.xのリリースに含まれる主な機能は次の通りです。

  • より多くのデータコネクターを含む、データ接続のための新しいワークフロー
  • コンテンツの検索と整理のための新しいワークフロー
  • ユーザーインターフェース (UX) の改善
  • 組み込みおよびカスタマイズ機能の向上
  • レポートエクスポートの改善

 

Yellowfin 9.13でリリース予定の刷新されたナビゲーションUXの例

 

Yellowfinは、品質に重点を置いています。この2年、わたしたちは、新機能の追加よりも品質向上に注力してきました。Yellowfin バージョン9は、Yellowfinを際立たせるマイルストーンであり、数多くの革新的な機能を含んでいると確信しています。組み込みアナリティクスユースケースでは、品質、拡張性、パフォーマンスが最も重要です。顧客からの好意的なフィードバックは、これが正しい方向性であることの証しであり、今後もすべての新リリースで品質を重視していきます。

 

レポートエクスポートの強化

(7月に公開されたばかりの) Yellowfin 9.12 リリースでは、レポートエクスポートの機能を大幅に改善しました。Yellowfinでの業務レポート (表形式など従来型のレポーティング) は、間違いなく今日の市場で最も包括的なものです。他の競合や新規参入企業がこの重要な機能を見過ごしている中、Yellowfinは業務レポートのエクスポートやブロードキャスト機能に注力し続けてきました。今日に至るまで、ユーザーが選択する形式 (PDF, XLS, DOCX)で提供される表形式のレポートの大量配布は、依然として情報使用者に情報を提供する最も一般的な方法です (Oracle, IBM, SAPのようなレガシープラットフォームで多く使用されています)。9.12では、ダッシュボードのエクスポート配信スケジュール (ブロードキャスト) の作成、PDFおよびXLS出力のカスタマイズのためにさらなる柔軟性を追加し、市場におけるリーダーとしての地位をさらに強固なものにしました。高度に先進的なビジュアライゼーションとコアなレポーティング機能のバランスにより、Yellowfinは最新化のユースケースに適したプラットフォームとなっています。

 

人工知能 (AI) の活用

Yellowfinは、自然言語クエリ処理(NLQ)や自動ビジネスモニタリングなど、製品のいくつかの領域に機械学習 (ML) を組み込んでいます。顧客重視の精神に基づき、私たちはマーケティング上の話題性のためにAIを導入するのではなく、真の付加価値をもたらすユースケースに焦点を当てたAIの導入をより慎重に検討しました。

生成AI、特にAIアナリティクスの新興分野に対するわたしたちの評価は、イノベーションの巨大な可能性を示しており、現在ではYellowfinのロードマップの不可欠な部分となっています。今年後半、Yellowfinは、大規模言語モデル (LLM) 機能を活用した新しいチャットボットを導入し、ユーザーがYellowfinの機能について学習するのをさらに支援するとともに、開発者がYellowfinのアプリケーションプログラミングインターフェース (API) を利用するために必要なコードを生成する支援をします。Yellowfinでは、LLM機能をガイド付きNLQ自動インサイト機能に統合し、さらに直感的でパワフルなセルフサービスアナリティクス機能の実現に取り組んでいます。

 

組み込みアナリティクスに対する開発者の生産性

新しいアプリケーションのための組み込みBIおよびアナリティクスエンジンとしてYellowfinの採用が増加していることから、開発者は重要な顧客であると認識しています。Yellowfinのプラットフォームはカスタマイズや組み込みに適していますが、これまでは、新しい開発者が簡単に作業できるような堅牢な生産性ツールがありませんでした。

現在、Yellowfinでは、開発者の生産性を向上させるREST APIの大規模なアップデートに取り組んでいます。これにより、大規模なマルチテナント環境を運用するソフトウェア企業の顧客向けに、個別のカスタマイズを含むメタデータレイヤーの作成など、主要なプロセスを自動化する機会がさらに増えることになります。また、開発者向けドキュメントやサンプルアプリケーションを試行できる場の機能強化も進めています。

 

新リリースの命名法とフェーズ

エンドユーザーの皆様は、わたしたちが通常よりも長くバージョン9.xのリリース構造を維持していることにお気づきかと思います。これは、アップグレードをよりスムーズにし、新機能の導入をより妨げないようにするための新たな戦略的方向性を示しています。プラットフォームの安定性が向上することで、重大な変更のリスクを最小限に抑えることができます。今後もバージョン9.xのリリースが続くことを想定しておいてください。このリリース戦略は、特定のリリースの重要性を排除しようとする業界の傾向にも沿っています。

エンドユーザーの皆様には、製品に関するご質問や機能リクエストなどを受け付けている、Yellowfin コミュニティへのご参加をお勧めしています (注: グローバルユーザー限定のサービスです)。

 

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