新しいYellowfinのGM Chance Cobleの紹介と今後の展望
Yellowfinの目標は、カスタムアプリケーション向けにビジネスインテリジェンス (BI) および組み込みアナリティクスモジュールを構築するための最良な選択肢になることです。本ブログでは、新しくYellowfinのゼネラルマネージャー (GM) に就任したChance Cobleが、2025年以降の当社の野心的なビジョンについてお伝えします。
目次
すべての人のためのデータドリブンな意思決定
今回は、Yellowfinの戦略的方向性に関する最新情報を共有し、当社の投資が組み込みアナリティクスとエンタープライズBIへのコミットメントにどのように合致しているのかを強調してお話しします。
私のことを既にご存じの方は、Yellowfinの実装に関する早期採用者であり、支持者であり、導入のコンサルタントであった経験からお見知り置きいただいているのでしょう。過去15年間、私はYellowfinがロケーションインテリジェンス、モバイル配信、コラボレーション、データストーリーテリング、その他多くの利点を提供することで成長するのを見てきました。
私が数年前にYellowfinを購入した主な理由は、組織内および組織間で安全に情報を共有するためのシンプルさでした。Yellowfinは、数人のアナリストの仕事を強化し、組織全体により多くのレポートコンテンツを開発するために設計されたものではありません。実際、Yellowfinの創設者が感じていたフラストレーションの1つは、このようなモデルが組織のインテリジェンスのボトルネックになるということでした。
Yellowfinは、一部のテクニカルアナリストや開発者に依存するのではなく、より多くの人がインサイトを生成できるように設計されています。これは、データの民主化と呼ばれる成長中の概念です。この設計は、Yellowfinを拡大し、より多くの人々がデータストーリーテリング、コラボレーション、インサイト開発を可能にするより優れた方法を見つけるための継続的な取り組みを推進します。様々な背景と責任を持つユーザーが、ビジネスインテリジェンス (BI) ソリューションへのアクセスを必要としているため、Yellowfinは可能な限り幅広いユーザーに向けてインサイトの発見に取り組んでいます。
Yellowfinの顧客中心のコミットメントは、組織のすべての適切な人々がインサイトの発見や組織のインテリジェンスの向上に参加できるようにすることで、競合との差別化を図っています。この特徴は、Ideraにおける製品でシンプルなエクスペリエンスを構築するというコミットメントにより強化されています。
今日組織で働く人々の多くは知識労働者であり、彼らの仕事は主に情報の管理とその情報に関する意思決定に基づいています。組織は、方向性の正しさを維持するために解放できたはずの情報を知識労働者が見逃してしまうことで、無駄を経験することになると思います。一部のアナリストだけでなく、適切に編成され管理された情報を理解してコラボレーションできるようにすることが、組織のインテリジェンスを向上させ、それによって意思決定を向上させることになります。
今日のプラットフォームは、少数のアナリストがコンテンツを作成することを目的としており、Yellowfinの強みは、この能力を幅広い個人に拡大することにあります。多くの組織がデータレイクの形式で情報を民主化する一方で、プレゼンテーションレイヤーを実装しているため、インサイトの開発がボトルネックとなり、限られた一部の過剰な利用が行われてしまうことになります。Yellowfinが異なるのは、こうした関係者に、インサイトを極めることを可能にするインターフェースを安全に提供できる点です。
2024年、そして2025年を見据えたYellowfinのビジョン
今後もYellowfinは、インサイト開発をシンプルにする能力で業界をリードし続けます。コラボレーション、データストーリーやナラティブの開発、組織内の関係者間でのインサイトの民主化など、シンプルさを強化する継続的な機能が優先されます。私たちは、権限を付与された個人が独自のインサイトを作成し、適切な人々に共有できるようにしたいと考えています。私たちは、組織の方向性を改善するためには、正確な数字を適切な人々に伝えることが重要であることを何度も経験してきました。
私たちは、誰もが必要なデータを安全に見つけ、適切な関係者とコラボレーションできるよう、より簡素化を進めていく予定です。これには、レポートの共有や (Yellowfinのエクスポート機能による) エクスポートのような詳細から、間もなく登場する豊富なプラットフォーム機能をナビゲートするためのより直感的なユーザーインターフェースの設計までが含まれます。
より長期的な展望としては、ガイド付きNLQやシグナルなどの自動化されたAI活用機能の継続的な改良を通じて、ユーザーのインサイト発見をシームレスに支援し、それらの発見について聞き手とコラボレーションするYellowfinの機能を実現することが含まれます。Yellowfinのコミットメントは、ビジネスインテリジェンスの利点を可能な限り幅広い聞き手に広め、インサイト発見にすべてのユーザーが参加できるようにすることです。
組み込みアナリティクスで製品所有者のアナリティクスを実現
製品構築者にとって、インサイトに対する欲求はかつてないほどに高まっているが、実装のニーズは、社内向けのBIを作成するよりも複雑です。ブランドの整合性の維持、製品エコシステムやテクノロジーの統合、シームレスで文脈が強化されたエクスペリエンスの構築は最優先事項です。過剰な数のエンジニアに頼って手作業でアナリティクスを開発すると、顧客にアナリティクスがエクスペリエンスの優先事項ではないと感じさせることになります。新機能の登場は遅く、最新化されたエクスペリエンスを維持することは不可能です。私たちは、車から調理器具に至るまで、使うものすべてがインサイトを与えてくれる時代に生きています。顧客は、消費者であれ、ビジネスユーザーであれ、すべての製品やサービスに透明性を期待し、求めるようになってきました。
Yellowfinの顧客からのフィードバックは、統合と実装のシンプルさによって、アナリティクスの強化と最新化の組み込みが合理的にされているというものです。既存の製品に統合できるように設計された既存のアナリティクス機能セットを使用することで、市場参入の労力を大幅に削減できます。Yellowfinでは、取り組みが開始されてから90日未満で製品にアナリティクスモジュールが導入されるプロジェクトが多数あります。
Yellowfinのブランドアライメントとスタイリングは比類ないもので、市場をリードするデータビジュアライゼーションやコンテンツデザインインターフェース、そしてユーザーエクスペリエンスをシームレスにするフル機能のSDKを備えています。Yellowfinの目標は、ホワイトラベル化されたアナリティクスツールを使用して、ユーザーが1つの製品だけを使用しているように感じ、アナリティクスがユーザーの経験や権限の文脈内で提供されるようにすることです。他のソリューションのように、ロゴの提示が必要だったり、「powered by」のような文言を使ったりして、既存の製品をYellowfinの広告にすることはありません。
合理化された統合、パッケージ化されたソリューション、SDKの拡張への投資により、製品の拡張がより迅速かつ容易になります。私たちは、アナリティクスを一から構築することで、多くの企業が依然として耐えている複雑さと法外な投資を乗り越えられるようにしたいと考えています。Yellowfinのビジョンは、既存の製品がエキサイティングで最新化されたインサイト発見のエクスペリエンスを顧客に提供できるようにすること、そして、その導入をチームにとって容易にすることです。
次のステップは?
先日リリースされたYellowfin 9.12に続き、Yellowfinでは、AIを活用することで、顧客が望む最新で合理的な組み込みアナリティクスエクスペリエンスを提供する、次のような製品機能に焦点を当てていきます。
Ask Yellowfin: ユーザーがYellowfin プラットフォームをナビゲートする際に、リアルタイムのサポートやガイダンスを提供するAI対応のチャットボットアシスタントです。基本的なナビゲーションから複雑な分析タスクまで、Yellowfinに質問をすることで、即座にサポートを受けることができ、Yellowfinのエクスペリエンスがさらにシームレスになります。
AI対応自然言語クエリ (NLQ): Yellowfinは2021年に初めてガイド付きNLQを導入し、ユーザーがコードを使用することなく、より人間に近い方法でデータを分析できるようにしました。これは、本格的なレポートを作成することなく、その場でアドホック分析を行いたいユーザーや顧客の間で人気のある機能です。ご好評をいただいているこのガイド付きNLQ機能をさらに進化させ、大規模言語モデル (LLM) のパワーを注入します。この進化により、自然言語によるさらなる直感的なデータ分析が可能になり、コードを1行も書くことなく質問をしたり、インサイトを得たりすることができるようになります。ガイド付きNLQについて、より詳細な情報は、こちらをご確認ください。
開発者アシスタント: Yellowfinの製品ミッションは開発者をサポートし続けることなので、AIを活用して、開発者がYellowfin内の一般的なタスクのコードフラグメントを生成できるようにします。これにより、リアルタイムで開発者アシスタントにコードフラグメントを要求することができるため、開発時間を大幅に短縮することができます。
これらの機能は、すべてのユーザーがインサイト開発とコラボレーションに参加できるようにするというYellowfinのテーマに沿った継続的なものです。私たちは、ビジネスにとって明確な利益をもたらすAI機能を慎重に取り入れ、決して誇大広告に踊らされることはありません。技術的な目新しさを優先することなく、有益なビジネスイノベーションを実現することで、Yellowfinの次のリリース、そして2025年に向けて、より大きな価値を提供できると信じています。
顧客の皆様には、chance.coble@yellowfinbi.com まで直接ご連絡いただくか、弊社チームまでご連絡をいただき、フィードバックをお寄せいただくか、Yellowfinでどのようなことが実現できるかを学んでいただきたいと思います。9月18日に開催されるビッグデータ・ロンドンにいらっしゃる方は、Yellowfinの姉妹ブランドであるWhereScapeと一緒に私も参加しますので、お気軽にお立ち寄りください。
Yellowfin アナリティクス – お問い合わせください
Yellowfinを実際にお試しいただき、ユーザーがデータにアクセスし、分析して、コラボレーションする方法をどのように変革するかをご確認ください。
「お問い合わせ」
製品紹介資料はこちら⬇️
Yellowfinについて
Yellowfinは、自動化で強化されたワールドクラスの製品スイートを提供する、ビジネスインテリジェンスとアナリティクスのグローバルソフトウェアベンダーです。Yellowfinは、世界をリードするアナリスト企業から、イノベーターの評価を得ています。75の国々に渡り、29,000を超える組織で、300万人を超えるエンドユーザーが、日々Yellowfinを使用しています。