日本における新型コロナウイルスからの予期せぬ恩恵
新型コロナウイルスの影響で、日本のビジネスのやり方は大きく変わりました。これまでの日本では、対面でのコミュニケーションを重視し、まずは人間関係や信頼を築くことが主流でしたが、今ではすべてをリモート、またはオンラインで行わなければいけません。世界中の人々と同じように、日本の人々もビジネスの継続を強く望んでいます。そこで彼らは、物事をリモートで行う方法を受け入れてきました。これは非常に興味深く、そして予期せぬ恩恵をもたらしています。
アメリカやオーストラリアのような西洋社会と、日本でのビジネスの大きな違いは、人間関係を非常に重視することです。Yellowfinは日本に販売拠点を持ちますが、これは圧倒的にチャネルビジネスであるため、人間関係の構築が重要です。信頼を構築するために非常に多くの時間をかけ、頻繁な出張も行います。わたしは一度、30分のミーティングのために、はるばる日本まで飛んできたことがあります。これは、わたしの参加に対する先方の期待に応えるためです。このような事情を受けて、日本のセールスコストは非常に高くなっています。
通常業務(ではない)
新型コロナウイルスの感染拡大が続く現在、日本の人々は移動を自粛し、時間配分において生産性をはるかに向上させています。物事は非常に迅速に完了し、彼らはビジネスの新しい方法を見出しています。
日本のオフィスに赴くと、チーム全員に会って対面で会話ができます。しかし、誰もが英語を話すわけではないため、現在のZoomによるミーティングでは、限られたメンバーとのみ会話をしています。ミーティングだけでなく、トレーニングなどもオンラインへ移行しています。これまでは対面でトレーニングを行っていましたが、オンラインの方がはるかに効果的で効率的です。
どのように適応しているのか
日本では多くの人々がリモートでの勤務に適応しているようですが、同時に、変わらないこともあるとわたしは思います。人々は今でも対面での会話を求めているため、わたしたちは新しい方法でのコミュニケーションに挑戦しなくてはいけませんでした。最近その試みとして、わたしと日本オフィスを統括する林勇吾は、Zoomを介してバーチャルクッキングを行い、一緒に夕食を作り、食事を楽しみました。
日本とオーストラリアとの往来が回復するまで、わたしたちは前進を続けながら、日本の同僚たちが人間関係に求めることや必要としていることを受け入れる、新しい方法を探し続けていきます。例えば、日本のレストランでの食事が正常化されたら、日本のパートナーたちとバーチャルディナーを開催することを計画しています。これで彼らは対面でのコミュニケーションを楽しみながら、わたしもバーチャルで参加することができます。また、リモートで人間関係を構築し、成長させるための様々な方法を模索しています。なぜなら、これが日本の人々にとって常に重要なことだからです。
グローバル化による恩恵
グローバル化を推進することは、Yellowfinが行った最善の選択であり、4つの大きな(そして予想外の)恩恵がありました。