Yellowfin 8.0.1での改善と機能強化

Yellowfin 8では2つの新しい機能をリリースしました。Yellowfin シグナルは、ビジネスに最も重要な変化を発生と同時に自動的に検知し、Yellowfin ストーリーは、数字にコンテキストを追加してデータに魅力的なストーリーを提供します。

リリース後、多数の素晴らしいフィードバックをいただいたので、今回はそのうちのいくつかのリクエストを取り入れることによって、ユーザーエクスペリエンスの向上と、ガバナンスやパフォーマンスの強化を実施しました。また、毎回のリリースと同様にレポートやグラフへの改善も追加しています。

すべての変更と機能強化点については、チェンジログをご確認ください。

最新リリースの主要なハイライトは以下の通りです。

 

シグナル

より早く、直感的なユーザーエクスペリエンスを提供するために、Yellowfin シグナルのバックエンドとフロントエンドの両方をアップデートしました。

シグナルが提供するナラティブを改善し、ディメンション（次元）やメトリック（数値）の名称を太字で表示して数値を拡大することで、読みやすさを強化しました。また、自動カラーコーディングの追加により、ビジネスにポジティブ、またはネガティブな変化を容易に識別することが可能です。例えば、インシデント数の減少はポジティブと識別され、従来のオレンジではなく青で表示されます。

サマリー通知の導入により、その他に検出された関連するシグナルもタイムラインへ通知されます。通知からクリックひとつでシグナル一覧へ移動するので、個別に詳細を確認することができます。シグナル一覧には新しいフィルターが追加され、シグナルを受信した期間やこれが基づくビュー、そのタイプやステータスに応じて表示の制限が可能になりました。

シグナルには新しくアクション機能も追加されました。この機能は、ユーザーがシグナルのオーナーになったり、これを他のユーザーに割り当てたり、他者による分析のためにシグナルを共有したり、アクションを実行したシグナルをクローズすることで、Yellowfin シグナルが生成する自動インサイトのガバナンスを向上させます。

解析タブの自動インサイトも強化され、自動生成されるナラティブは読みやすく、表示されるビジュアライゼーションは理解しやすくなりました。ダッシュボードのように、すべてのインサイトや自動的に準備されるデータセットを利用して新しいレポートを作成し、さらに詳細な理解につなげることができます。

シグナルの評価システムはYes/No形式のシンプルなものに変わりました。インタラクションの評価も強化することで、ユーザーのアクションをより正確に認知し、それをシグナルのパーソナライズ化に活かします。

 

ストーリー

ストーリーには新しく、ストーリー内でレポートの作成や編集ができる機能が追加されました。この機能追加によって作成ワークフローは完全に統合されます。新しく作成したレポートは自動的に既存のストーリーに追加されます。クイックアクセスボタンの追加により、ドラフト（編集中）ストーリーに素早く戻ることも可能です。ストーリーにはその他にも、ドラッグ&ドロップでコンテンツの配置を変更できる機能が追加されました。

複数のBIツールを使用するデータストーリーテラーのために、強化されたプラグインフレームワークを通して、インタラクティブなサードパーティ製分析コンテンツをストーリーに組み込めるようになりました。この機能は8.0で導入されたものですが、フレームワーク自体は非BIコンテンツにも対応できるように強化されました。こちらについては今後の展開にご注目ください。

 

レポートとデータビジュアライゼーション

レポートではクロス集計レポートにロウ（行）の小計を適用できるようになりました。マルチ表示（タブ表示）レポートは、同じExcelスプレッドシート内に別々のタブを生成するようになり、非常に容量の大きなレポートのエクスポートを管理するために、低メモリ使用オプションが導入されました。ドリルスルーではパラメーターをリンクフィールドとして選択することができます。

ビジュアライゼーションではトリム表示が導入されました。グラフのカテゴリーから特定のしきい値を満たさないディメンション（次元）値を排除することができます。レポートにすべてを表示したい時もありますが、場合によっては上位N位や下位N位にだけ限定したい時もあるでしょう。トリム表示はこれを実現し、排除した値を同じグラフの「その他」カテゴリーとして表示させることも可能です。

 

WebサービスAPI

プログラムを使用してビューに新しいカラム（列）を挿入できる新しいAPI関数の呼び出しが追加されました。このAPIはクライアント組織とグローバル言語をサポートします。

これら新しい機能強化の詳細については、以下の動画を参照してください。

最新のバージョンをダウンロードして、ぜひお手元でお試しください。また、フィードバックもお待ちしております。