Gartner マジッククアドラントでビジョナリー(概念先行型)に選出されるまでの軌跡

Gartner マジッククアドラントでビジョナリー(概念先行型)に選出されるまでの軌跡

また、この季節がやって来ました。

待望の、2020年 Gartner アナリティクスおよびビジネスインテリジェンスプラットフォームのマジッククアドラントが公開されました。Yellowfinは今回のレポートで「ビジョナリー(概念先行型)」に選出されたことを、非常に光栄に思います。クアドラントへの選出は、今年で7年連続となり、昨年と同様、選出されたベンダーの中で、最も大きな飛躍を成し遂げたと確信しています。

「ビジョナリー(概念先行型)」への選出には、どのような意味があるのでしょうか。「ビジョナリー(概念先行型)は、最新のアナリティクスおよびビジネスインテリジェンスプラットフォームの提供において、強力でユニークなビジョンを持つ」と、定義されています。ビジョンの完全性について、Gartnerは次のように評価しています。「どのように市場の力を利用して、顧客のために価値を生み出し、自社に機会を創出できるのか、ということに対するベンダーの理解」。そして、実行能力は、「顧客が差別化されているとみなし、購入準備ができているビジョンを市場で実現する能力」と、評価しています。

わたしたちは、両者において成果を上げられたことが、今年の選出につながったと考えています。

図1:アナリティクスおよびビジネスインテリジェンスプラットフォームのマジッククアドラント

縦軸:実行能力 (ABILITY TO EXECUTE) / 横軸:ビジョンの完全性 (COMPLETENESS OF VISION)

選出の裏側

このような選出の裏側には、様々な戦略的要素が関係していますが、わたしたちは、次の3つが影響していると考えます。それは、革新的な製品ビジョン、自動化対応アナリティクススイートの構築、そして、優れたカスタマーエクスペリエンスの提供です。

Yellowfinは、モード1レポート作成、およびモード2拡張アナリティクスを含むビジュアル探索の両者において、市場で最も幅広い機能を持つプラットフォームです。また、顧客が直面するデータの課題を、ユニークなアプローチで解決しています。結局のところ、Yellowfinチームが頭を悩ませているのは、「どのようにして、顧客を成功に導くサポートができるのか」ということであり、これはわたしたちの仕事を継続的に推進する考え方でもあります。

拡張アナリティクスが、ユーザーがインサイト(洞察)を導出・利用・共有する方法を変革するであろうことは、はじめから明らかでした。拡張アナリティクスへの最初の進出で、Yellowfinは自動インサイト(Assisted Insights)を発表しました、これは、ビジネスユーザーやデータアナリストが、それぞれダッシュボードや、セルフサービス分析を通して、任意のデータセットに質問をするだけで、隠れたインサイトを引き出すサポートをします。これらインサイトの自動化は、表示されるものに対するユーザーの理解をサポートする機能が要求されるため、独自の自然言語生成エンジンを構築し、アルゴリズムが何を伝えているのかをユーザーが理解できるように、テキストによる解釈も提供します。

Yellowfinは、シグナルストーリーにより、自動化をさらに推し進めました。シグナルは、AI対応のパターン検出と、関連性スコアリングを使用して、データの重要な変化を発生と同時に発見し、表面化します。これにより、ノイズを排除し、ユーザーに関連する、パーソナライズされた、相関するアラートを通知します。何が、なぜ起きたのかを即座に把握することで、ユーザーは、ストーリーを通して、コンテキストやナラティブ(物語・背景)を提供し、これらのインサイトを強化することができます。真のデータストーリーテリングは、「数字の背後にある」共通で、一貫した理解を提供し、適切な意思決定と、迅速なアクションを実行するよう、組織を導きます。

そして、新しいYellowfin モバイルアプリでは、モバイル端末特有のUXに特化しました。シンプルなタイムラインインターフェースを通じて、すべての変化をユーザーに提供し、ユーザーはそれらを確認して、何が起きたのかを把握することで、いつでもどこにいてもアクションを実行できます。

この一連の流れは、適切なアーキテクチャ、メタデータレイヤー、コラボレーション機能が揃うことでのみ機能します。

現在の市場においては、これらの機能と、独自のアナリティクスエクスペリエンスとを組み合わせ低提供し、ユーザーが組織で成功できるようにすることが重要です。

 

顧客からの評価

誰もが顧客の成功について語るのことは好きですが、消えゆく他のバズワードとは異なり、わたしたちにとっては、それは最も重要な要素のひとつです。グローバルな顧客をベースにサービスを提供し、彼らの成功に注力することは、終わりのない継続的な取り組みです。

これはレポートに反映されており、ビジョナリー(概念先行型)クアドラントへの軌跡は、Yellowfin チームが提供する、優れたカスタマーエクスペリエンス、製品満足、サポート品質に関するフィードバックが導いたものであると考えています。これは、顧客に対するわたしたちの取り組みの証であり、顧客がデータから革新的な価値を引き出すサポートをします。

Yellowfinは、アナリティクスの新たな未来への旅路についてきてくれた世界中の顧客やパートナーに感謝を述べるとともに、これから先も末永く協力してきたいと考えています。

 

2020年とその先へ

マジッククアドラントでビジョナリー(概念先行型)に選出されたことは、非常に大きな成果であり、Yellowfin チーム、顧客、パートナーからの献身的な努力なしでは、成し遂げることはできなかったでしょう。

このような評価を得ることは非常に喜ばしいことですが、引き続き業界をリードする柔軟性、機能性、ガバナンスを備えたアナリティクススイートを提供することで、データドリブンで優れたカスターエクスペリエンスの構築を可能にします。

みなさんが言うように、これは始まりに過ぎません。

MQレポートの全文は、こちらからダウンロードできます。

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