MIPはYellowfin 組み込みBIでアプリケーションの価値を高めました

背景

MIPは、個人向け生命・リスク保険、団体向け生命・リスク保険、融資、資金給付・年金、ヘルスケアリスク・資金調達などを網羅する金融サービス業界に、最先端のソフトウェアソリューションを提供するソフトウェア開発会社です。これらのシステムは、様々な媒体のユーザーとの関わりを通じて幅広い機能を持ち、そのソリューションやサービスはこれらの金融サービス分野における様々な専門的ニーズに対応しています。

課題

ユーザーの機能が制限されたレガシーなアナリティクス

Yellowfinを導入する前、MIPはアプリケーション開発に重点を置いていたため、レポート作成やアナリティクスの優先度は二の次でした。そのため、同社のレポート作成機能は十分に活用されず、ユーザーが日々の意思決定に活用できるほど詳細なものではありませんでした。

その結果、MIPは以下の2つの課題に直面しました。

1.　利用可能なデータは通常1日以上前のもので、主にExcel スプレッドシートにデータダンプとして配信されていた。

2.　独立したシステムとして機能するオープンソースのツールセットを使用していたため、使いやすいダッシュボードやレポートを作成する際に重要なデータプレゼンテーションのための視覚的要素が欠落し、理想的なユーザーエクスペリエンスではなかった。

これら2つの課題に対処するため、MIPは4つの主要なメリットを提供できるビジネスインテリジェンス (BI) ソリューションの必要性を認識しました。

• 二次レポート作成プラットフォームでのほぼリアルタイムのデータフィードと、既存のソフトウェアアプリケーションにリアルタイムレポートおよびアナリティクスを組み込むことができる。
• 視覚的に魅力的で直感的に操作できるデータインサイトでアプリケーションを強化することができる。
• 強力なデータセキュリティを備えたソリューションで、ユーザーにデータへのアクセスやクエリー機能を提供しながら、対象のデータをソースから保護することができる。
• データ処理が主要なアプリケーションの運用に影響を与えないように保証するソリューションで、最終的に会社のアプリケーションに価値を追加する優れたユーザーエクスペリエンスを確保することができる。

MIPはこうした組織のニーズに基づいて多くのアプリケーションを検討し、3ヶ月かけて様々なツールやアプリケーションを評価およびレビューしました。この頃同社は、南アフリカでYellowfinのパートナーとしてYellowfinの現地販売をするAIGS Insightsを通じて、Yellowfinに触れることになりました。

結果

誰もがアクセスしやすいアナリティクスと文脈的なインサイトを実現

MIPは2020年にYellowfinを自社のアプリケーションに導入することに成功し、それまでの課題に対処する多くのメリットを記録しています。

Yellowfinを導入した運用レポート機能は、ダッシュボードやレポートのための魅力的なデータビジュアライゼーション機能を備えた使いやすいインターフェースにパッケージされた、ほぼリアルタイムのデータを、最も必要とするユーザーに提供することでうまく機能しています。これにより、同社の顧客と、データを課題と捉える彼らの考え方が変わり、データリテラシーを向上させることができました。

Yellowfinのアナリティクス機能が組み込まれたMIPのモバイルアプリは、パフォーマンスに関する情報をリアルタイムに提供することで、責任者が外出先のデバイスで即座に確認できるようにしました。また、組み込みが容易なことから、MIPのモバイルアプリチームは、あらゆるレポートやダッシュボードを簡単に組み込むことができます。「つまり、たとえゴルフ場にいても、イベントに参加していても、ビジネスに関するすべての重要な情報をモバイルデバイスで即座に確認できます」と、Ganeshは言います。

分析的なインサイトを重視するMIPの新しい焦点や、トップレベルの経営陣がデータをすぐに利用できるようにしたことにより、システムデータのインサイトを強化するための補足データの必要性や、モバイルなどのより多くのプラットフォームに対する顧客の認識を高めることができました。これらすべてが、運用パフォーマンスに影響を与えることなく、データプライバシーを維持するための強力なデータセキュリティとガバナンスシステムをバックボーンとして提供されています。

その結果、MIPが新しいビッグデータソリューションに搭載できる顧客の数は19社に増加し、そのうち11社がYellowfinを使用しています。また、同社のアナリティクスチームは18名に成長し、金融サービスを運営する同社の顧客にデータインサイトを提供しています。

「個人的に、わたしにとって最大の成果は、レポート作成の世界からアナリティクスの世界へ心を開いてシフトし、顧客がビジネス上の意思決定をするために必要な情報にフォーカスできるようになったことです」と、Ganeshは言います。「多くの業種にまたがるのは大変なことですが、素晴らしい経験です。」

今後

MIPの次のステップは、ガイド付きNLQ、自動インサイト、シグナル、一般的な予測機能など、Yellowfinの高度な分析機能を採用することで、既存のソフトウェアアプリケーションとビッグデータのユーザーがより自給自足できるように支援することです。

また同社は、モバイルアプリケーションやセルフサービスBIモジュール (ガイド付きNLQなど) の利用拡大を通じて、顧客がデータインサイトをより利用しやすくすることをさらに検討しており、これらの機能をさらにコアアプリケーションに組み込むことを計画しています。