ビジネスユーザー向けBIダッシュボードが終局を迎える

ビジネスユーザー向けBIダッシュボードが終局を迎える

ビジネスユーザーは、まだダッシュボードを全面的には採用していません。これには歴史的な背景もあれば、データリテラシーの低さ、ダッシュボードプラットフォーム自体の欠点など、様々な要因があります。では、これまでのBIダッシュボードは、どのようにして、誰のためにデザインされてきたのでしょうか。

ちょっとした裏話

BIアナリストのみが、使用が非常に複雑な初期のアナリティクスツールを使用することができたため、これまでのダッシュボードやアナリティクスは、BIアナリストの独壇場でした。

現在のBIプラットフォームが、より使いやすく、アクセスしやすく構築されているにも関わらず、アナリストは、ダッシュボードプラットフォーム購入における門番になっています。そのため、アナリティクスベンダーは、アナリスト志向のツール提供に注力し続けています。

しかし、BIプラットフォームで最も多いエンドユーザーは、データアナリストではなく、ビジネスユーザーです。これにより、アナリストがビジネスデータで担っている重要な役割が削減するわけではありませんが、現在最大のユーザーグループがエンドユーザーであることを、認識しなくてはいけません。

ベンダーがアナリストに注力することで、従来のダッシュボードは、ビジネスエンドユーザーが、クエリー発生時の確認に適度に役立てられるツールとして、扱いづらいものとなっています。しかし、従来のダッシュボードは、アナリストでもない限り、依然として日々使用するツールではありません。ダッシュボードが使用されない場合、データが活用されることもありません。データが活用されないならば、ビジネスが最適化されることもありません。これは、対応が必要な問題です。

従来のダッシュボードには、ビジネスユーザーが直面する克服すべき障壁があります。こちらでは、4つの主要な問題と、最新のダッシュボードでこれらの問題を解決する方法について紹介します。

 

(簡単に)必要なダッシュボードのデザインを得る

定期的に使用されるダッシュボードを得るためには、ビジネスユーザーの質問に答えるダッシュボードを構築しなくてはいけません。残念ながら、ダッシュボードの構築は非常に骨の折れる作業で、あまり協力的ではなく、関係者全員がストレスを溜めて終わることが多いです。

通常、ビジネスユーザーがダッシュボードを構築したい場合、アナリストへ、回答する必要のある業務上の質問リストを送信します。それからアナリストは、エンドユーザーに関連するデータをBIダッシュボードに表示する最適な方法を決定しなくてはいけません。ビジネスユーザーは、紙に図形を記載したり、ダッシュボードに必要なグラフタイプや、配置してほしい位置をパワーポイントスライドにレイアウトして送付するでしょう。

(アナリストが、十分な情報を引き出すことができるのであれば)この方法は有益なスタートになりますが、あまり協力的ではなく、アナリストに多くの推測作業を残します。また、ビジネスユーザーは、ダッシュボードが完全に構築される直前まで、最終製品がどのようになるのかを確認することができません。変更が発生する場合、最終結果を得るために、アナリストはさらに多くの作業を実施しなくてはなりません(そして、多くの作業が手つかずのまま残ります)。意思決定のためにデータにアクセスしたいエンドユーザーにとって、非効率的で、コミュニケーションの取れていないダッシュボードの構築は、最大の問題です。

しかし、BIツール内でダッシュボードをモックアップできる方法があるとしたら、どうでしょうか。

これにより、大幅に時間を節約し、アナリストとダッシュボードエンドユーザーが、適切なデザインを得るためにコラボレーションできます。そのために、Yellowfin ブループリントがあります。必要なダッシュボードのプロトタイプや下書きを作成し、Yellowfinのリアルタイムコラボレーションを使用して、両者がデザインでコラボレーションすることができます。

ブループリントのようなツールを使用することで、エンドユーザーは、最終的なデザインから、自分たちが望むものを正確に見つけ出すことができ、アナリストは、何を構築すればよいのかを正確に把握することで、膨大な時間を節約できます。

 

自動インサイト - 迅速で簡単

ビジネスユーザーの日々のワークフローの一部となる、実用的なダッシュボードへの次のステップは、データが理解しやすく、インサイトを素早く引き出せるようにすることです。

大部分のBIダッシュボードがビジネス結果をモニタリングする一方で、これらの結果の原因を説明することはありません。これまでであれば、ビジネスユーザーは、何が起きたのかをアナリストに尋ねるか、セルフサービス分析を実施しなくてはいけませんでした。どちらのアプローチも効率的とは言えません。

(分析は彼らの主要な役割ではないため)ビジネスユーザーには時間がなく、多くの場合、データディスカバリーの深掘りができるスキルがありません。これにより、データアナリストは組織全体からの依頼に圧迫され、多くのビジネス上の質問に答えが出ないままとなります。

ありがたいことに、より多くのBIツールが自動ヘルプを提供しています。これらは、機械学習と人間のインサイト(洞察)を組み合わせることで、ビジネスユーザーは、洞察を素早く明らかにすることができます。人々は必要な答えを素早く手に入れ、データアナリストは、ビジネスの質問にさらに深い洞察を提供するために、より多くの時間を割くことができます。

これら自動インサイト機能は、Googleのような検索バーや、右クリックをすることで、データを自動的に分析し、統計的に最も重要な結果を提示するなど、様々な形式で提供されています。そして、定期的にデータをスキャンし、変化や相関性、関連するインサイトを確認し、最も重要な変化を通知する機械学習アルゴリズムがあります。これが、自動データディスカバリーである、Yellowfinシグナルの強みです。

機械学習やAIは、ビジネスユーザーのために、データディスカバリーを変換します。これにより、クリックひとつでダッシュボードに直接データクエリーを発行し、データ全体から即座にインサイトを得ることができます。

 

インサイトを引き出したら、次は?

インサイトを引き出せるのは素晴らしいことですが、次に何をしたら良いでしょうか。

次に何をすればよいのかを把握していないことは、ビジネスダッシュボードを日々の業務に採用するうえで大きな障壁です。あらゆる形式のインサイトの導入は、異なるアプリケーションへの切り替えと、そこからのアクション実行を要求されます。

例えば、店頭で2つのアイテムの在庫が少なくなっている場合、購入責任者は、新規発注をするために在庫管理ソフトウェアへ切り替えます。デジタルマーケティング責任者が、Google広告のキャンペーンが非常に良好であることを確認したときには、Google広告からキャンペーン支出の調整をするでしょう。それから、BIやアナリティクスツールへ戻り、KPIの確認を継続します。そこには、アプリケーション間の切り替えが多数発生し、非効率的です。

従来のダッシュボードは、情報の伝達に優れており、今ではインサイトまで提供しますが、ワークフローはここで行き詰ります。

そこで、ソリューションがあります。開発者がダッシュボードのコードにアクセスすることができれば、ボタンやフォームなどを実際にコーディングすることができ、これによりユーザーは、ダッシュボードから直接アクションを実行できます。先ほどの小売業をもう一度例に挙げてみましょう。ダッシュボードで各製品の在庫を確認し、少なくなっている製品を把握したら、レポートの隣にある「再発注」ボタンを使用します。ボタンをクリックすることで、対象製品の新規発注とともに、在庫管理ソフトウェアが自動的に更新されます。または、デジタルマーケティング責任者は、ダッシュボード上のボックスに数字を入力して、「送信」を押すことで、各キャンペーンのパフォーマンスに対して、広告費を追加することができます。Google広告キャンペーンは、新しい支出を反映して、自動的に更新されます。

ボタンやフォームなど、ダッシュボードに直接アクションを組み込むことで、データを真に実用的にすることができます。そして、ビジネスユーザーのワークフローを壊すこともありません。Yellowfinのダッシュボードコードモードを確認することで、これが組織でどのように機能するのかを把握することができます。

 

ダッシュボードを魅力的にするように依頼するのはやり過ぎか

協力してダッシュボードのプロトタイプを作成し、クリックひとつで自動化されたインサイトを引き出し、これらのインサイトを基にダッシュボードから直接アクションを起こすことができれば、完全な機能を備えた、真に有用なダッシュボードを手に入れたことになるでしょう。人々が毎日の意思決定にこれを使用し始めない理由はありませんが、ここに最後の障壁があります。それは、デザインのルックアンドフィールです。

たとえば、ダッシュボードが問題なく機能していて、データを明確に伝えるようにデザインされていたとします。しかし、スマートに見えるものが必ずしもユーザーエンゲージメントを向上させるための秘訣とは限りません。人気のアプリやウェブサイトはどれも、デザインにかなりの配慮がなされています。しかし、従来のダッシュボードはグリッドレイアウトの制限の中で、どれも非常に似通った、退屈なもとなっていました。組織ブランドが反映されることもなく、味気ないダッシュボードのままです。

これではいけません。必要に応じてHTMLやCSSを編集できるようにバックエンドのコードが公開されている、ピクセルパーフェクトなダッシュボードキャンバスを使用することで、ダッシュボードが退屈になることはありません。グラフィックでグリッドの制約を打破し、閲覧者を惹きつけるために、自社のブランドを真に反映したダッシュボードを作成しましょう。

優れたダッシュボードは見た目に美しいだけでなく、データをグラフィカルに表示し、ナラティブを伝えるデザインになっているので、情報を視覚的に導くのに役立ちます。

 

まとめ

従来のダッシュボードは、多くの推測作業のうえに構築され、データディスカバリーを困難にし、役に立たないものになってしまっています。ユーザーを惹きつけるためには、デザインの再考が必要です。ダッシュボードは未だに、最大限活用されていません。しかし、すべてが失われたわけでもありません。

ビジネスユーザーが本当に求めているものを提供できるダッシュボードを、探し始める時がやってきたのです。

ビジネスユーザーは、以下のようなダッシュボードを求めています。

 

  • アナリストとのコラボレーションにより構築
  • 自動化されたデータディスカバリーを搭載
  • ダッシュボードからのアクション実行が可能
  • 見た目に魅力的で、本質的に惹きつけられるデザイン

 

上記すべてを網羅したダッシュボードにより、人々はより定期的にダッシュボードを使用するようになり、今まで夢に描いてきたデータカルチャー変革の始まりとなるでしょう。

アクションを自動化するダッシュボードを提供する方法

意思決定の行き止まりを取り除くために、ダッシュボード内でアクションを自動化する方法については、こちらのガイドを参照してください。

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