Yellowfin シグナル:ステップの変化とは何か?

Yellowfin シグナル:ステップの変化とは何か?

データの包括的な比較分析は、ユーザーにとって非常に時間を使う手動のタスクです。しかし、次世代の自動化や機械学習(ML: Machine Learning)ツールを使用することで、新しいインサイトのモニタリングやアラート通知、収集を遥かに迅速に実行できます。

その例のひとつがYellowfin シグナルであり、その拡張アルゴリズムライブラリに追加された最新の機能がステップの変化です。

ステップの変化は、Yellowfin 9.2で一般的に利用できるようになった新しいアルゴリズムであり、単一期間内のデータセットの統計的異常を検出するのに役立ちます。ステップの変化は、データの時系列がある安定状態から、前の安定状態より上または下に移行し、閾値または割合を超える場合に発生します。これらの状態は、前のパターンよりも高い状態(ステップアップ)、または低い状態(ステップダウン)になります。ステップの変化アルゴリズムが考慮する安定期間には、その間の期間である遷移期間も存在します。

ステップの変化シグナルは、異常値や急減、合計や平均の変化、新規喪失属性、急増、傾向や変動性の変化など、外れ値を検出するアルゴリズムに属しています。Yellowfin ユーザーは、この機能を追加することで、より多くのインサイトを得られるようになります。

データの急激な変化を示すことに焦点を当てた急増や急減などのアルゴリズムと比較して、ステップの変化は、安定した期間の間に測定されているメトリック(数値)の基本的かつ基礎的な変化を識別し、分析して、ユーザーに通知することに焦点に当てています。

ステップの変化が分析作業にどのように役立つのかについては、以下を参照してください。

 

ステップの変化はどのように機能するのか?

よく聞かれる質問として、このように高度な分析は日々のビジネスに活用できるのか、それとも統計を詳しく分析できるアナリストだけに役立つのか、というものがあります。

答えはその両方です。それでは、以下に示すApple社の毎日の株価の分析データを使用して、重要な変化をグラフ化し、ステップの変化の例について見ていきましょう。

  • 上図に示されているように、Apple社の株価は一貫して上昇しており、2019年12月下旬から2020年2月にかけて連続してステップアップ(青い線)しています。簡単な調査によると、これは中国の貿易戦争に対する懸念の減少と、今年初めのiPhoneセールスへの影響予測に相関しているようです。

 

  • ステップの変化シグナルは、新型コロナウイルスの世界的な影響と一致する2020年2月上旬から、Apple社がビジネスを回復し安定させた2020年4月初めまでのパフォーマンスの低下(オレンジの線)を示しています。

 

  • 各ステップレベル線の下の黒いグラフ線は安定段階と呼ばれ、パフォーマンスの定常状態と、データが特定のステップ状態の周辺で変動する場合を示しています。この線が次のステップの変化シグナルと接続するところを遷移段階と呼び、ある定常状態から別の定常状態への増加や減少を示します。

 

  • ご覧いただいているように、2020年4月13日から、新しい安定段階(ステップアップ)に到達し、新しい状態がいつ開始され、いつ終了するのかの概要を視覚的に掴むことができます。
  • 少し前のこちらの例では、2014/2015年度にApple社の株価が大幅に下落した時期を確認することができます。これは、小額投資家も購入できるように株価を下げるため、Apple株を7つに分割した時期に起因しており、状態は一ヶ月後に少し回復しただけに留まっています。
  • 2018年1月から2019年11月までのApple株の毎日の終値を分析すると、高度なパラメーターに設定した10%の変化閾値に基づいて、5つのステップの変化シグナルが検出されていることを確認できます。これらは、ユーザーに自動的に通知されています。

 

  • 上図に示された最初のシグナルでは、ステップの変化は、2018年5月初旬に11.23%のステップアップを検出しています。これにより、ステップの変化アラートが、重要な内部イベント(Apple社は第二四半期決算は良好と発表)と、外部イベントとなるメディアリリース(著名な投資家が公の場で自信を表明)に一致することを探索し、発見することができました。

 

  • これと同じアルゴリズムは株価に限定されるものではなく、独自のデータセットやパフォーマンスをグラフ化し、これらのパフォーマンス状態の基礎的な変化を検出し、特定して、ユーザーにアラートを通知できます。これにより、根本的な原因にユーザーの注意を向け、導くことができるようになります。



ステップの変化シグナルの活用例

ステップの変化シグナルは、Yellowfin シグナルアルゴリズムライブラリの一部です。これは、シグナルを設定する際に、シグナルジョブの「外れ値」カテゴリーのサブオプションとして使用できます。このシグナルのデフォルトおよび高度なパラメーターを使用して、ユーザーのニーズに合わせたアルゴリズムを構成できます。

Yellowfin シグナルは、Yellowfin アナリティクススイートの自動ビジネスモニタリング製品であり、自動化と機械学習を使用して、継続的かつ自動的にモニタリングし、解析して、データセットの変化をリアルタイムでユーザーに通知します。シグナルは、ユーザーの好みや使用状況に応じて結果をパーソナライズし、最も関連するインサイトを提供します。これらのインサイトは、Yellowfinの内部および外部から提供されます。

 

  • Yellowfin内部では、シグナルはダッシュボードやモバイルアプリケーション、タイムラインに通知されます。
  • Yellowfin コンテンツを組み込んで使用している場合、シグナルはご利用のホストアプリケーションに通知されます。

 

他のシグナル通知と同様に、ステップの変化シグナルは、ユーザーのダッシュボードに直接統合することができます。キャンバスダッシュボードにシグナル一覧ウィジェットを追加し、一覧からステップの変化を選択して、ダッシュボードの意図に合わせたさらなるフィルターの適用も可能です。これは、表示されるシグナルが基づくビューや、シグナルジョブ、シグナルのタイプ(最近閲覧したもの、ユーザーがウォッチしているもの、すべてのシグナル)だけでなく、そのシグナルがいつ生成されたのかなどを詳細に制御することができます。

上図は、平均寿命の背後にある主要な要因を分析するために、Yellowfin ダッシュボードに追加されたシグナルの例です。こちらについての詳細は、別途公開されているこちらのブログを参照してください。

データには様々に異なる変化が発生し、これらの変化はそれぞれに異なる形式で分析に表れます。ステップの変化は、ユーザーがこれらの重要なパターンをより多く発見し、潜在的なインサイトを通知するためのひとつの有効な方法として機能します。

より多くのインサイトを発見できるようになり、アクションに繋がる通知が増加することで、ユーザーが新しい情報の流入に圧倒される可能性はあります。

ステップの変化は、他のすべてのYellowfin シグナルアルゴリズムと同様に、ランク付けやパーソナライズアルゴリズムを使用することでこの問題に対処し、最も関連する、または重要なアラートのみをユーザーに通知します。なお、検出されたすべてのシグナルを手作業で確認したい場合は、シグナル一覧を使用することで実現できます。

 

ステップの変化シグナルを使用する理由

Yellowfin シグナルは、データの関連する変化を発見するプロセスを自動化することで、ユーザーが意思決定を行い、素早くアクションを起こすサポートをします。しかし、手作業による比較分析のみでインサイトを得るには非常に時間がかかります。

Gartner Rita Sallam氏が拡張アナリティクス(Augmented Analytics ):データおよびアナリティクスの未来(The Future of Data and Analytics)で述べているように、「ユーザーが現在のアプローチを使用して、すべての組み合わせやパターンの可能性を探索するのは不可能であり、彼らの発見が最も関連性があり、重要で、実用的かどうかを判断することはできません。」そこで、ステップの変化やYellowfin シグナルのような新しいアルゴリズムが、そのギャップを埋めるために登場します。

ステップの変化や、Yellowfin シグナルのその他のビルトイン機械学習アルゴリズムが実行するのは、強力な自動検出とアラートを、置き換えるのではなく、ユーザー自身の深い分析と組み合わせることで、全体的なデータディスカバリープロセスをより効率的で、短時間で完了できるようにサポートすることです。

Yellowfin 9.2の詳細

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