Yellowfin 9.15 リリース:AIを活用した自然言語クエリー(AI NLQ)を強化
2025年4月26日 米国テキサス州オースティン - ビジネスインテリジェンス(BI)およびアナリティクスのグローバルリーダーであるYellowfinは、革新的なAI対応自然言語クエリー(AI NLQ)を搭載した最新バージョン「Yellowfin 9.15」のリリースを発表しました。本アップデートでは、セルフサービス型のデータ分析機能が大幅に強化され、操作性の向上、管理機能の改善、セキュリティアップデート、バグ修正も含まれています。
新たに搭載されたAI NLQは、Yellowfinの既存機能「ガイド付きNLQ (自然言語クエリー)」を拡張するもので、ユーザーが複雑な構文やカラム名を知らなくても、自然な言葉でデータに関する質問を入力できるようになります。AIの力を活用することで、入力された文章を正確なNLQ構文に自動変換し、より多くのユーザーが高度なビジネスクエリーを作成して、業務データから深い洞察を得ることが可能になります。
AI NLQ により、以下のようなメリットが得られます:
- クエリーの簡素化:専門知識がなくても、自然な言葉で質問できます。
- アクセシビリティの向上:業務部門のユーザーでも、より深いデータ分析が可能に。
- インサイトの迅速な取得:AI NLQ の結果を Yellowfinのダッシュボード、プレゼンテーション、ストーリーにすばやく追加。
- シームレスな切り替え:AI NLQ と従来の ガイド付きNLQ を簡単に切り替え可能。
- 質問の例:AI による質問例を活用し、関連するデータ探索をスムーズに。
また、AI NLQでは、データクエリーの作成に不慣れなユーザーをサポートするため、「質問の例」機能も新たに導入。対象となるデータセットのメタデータをもとに、ツールに尋ねるべき有用な質問が自動で生成されます。
YellowfinのCTOであるBrad Scarffは、次のようにコメントしています。
「Yellowfin 9.15は、当社製品とAIプラットフォームの初の統合を実現したリリースです。これらの技術は、生産性と利便性を大きく向上させる可能性を秘めており、今後のバージョンでは、さらに革新的なAI対応機能を提供していく予定です。」
また、ゼネラルマネージャーのChance Cobleは次のように述べています。
「今回のアップデートにより、Yellowfin BIのユーザー体験をさらに洗練させ、より多くの人々が自然言語とAI分析を活用して、データから容易にインサイトを得られる世界を目指します。」
セキュリティとプライバシーについての重要なお知らせ:
AI NLQの利用には、OpenAIの有効なアカウントが必要です。AIモデルに送信されるのはメタデータ(カラム名、データ型、参照コード)およびユーザーの質問のみで、ローデータは送信されません。さらに、ロールベースのアクセス制御により、機能の利用範囲を細かく管理することが可能です。
Yellowfin 9.15 には以下の機能強化も含まれます:
- Yellowfin 9.14 アップデートで追加された REST API 機能を拡張し、開発者ツールをさらに改善しました。
- 棒グラフおよびカラムチャートのカスタマイズ機能を強化し、データ視覚化を改善しました。
- 年次データの比較およびレポートのスタイル設定を簡略化しました。
- デフォルトの制御を強化し、データセキュリティを強化しました。
- 書き込み可能な Clickhouse データソースに対応しました。
Yellowfin 9.15 リリースハイライト
Yellowfin 9.15 では、多くの新機能と強化に加え、Guided NLQ ツールがさらに進化。完全に AI 対応となった「AI NLQ(自然言語クエリー)」が登場しました。
本リリースが、貴社のアナリティクス導入に欠かせない理由をご紹介します。
Yellowfinについて
Yellowfinは、自動化で強化されたワールドクラスの製品スイートを提供する、ビジネスインテリジェンスとアナリティクスのグローバルソフトウェアベンダーです。Yellowfinは、世界をリードするアナリスト企業から、イノベーターの評価を得ています。75の国々に渡り、29,000を超える組織で、300万人を超えるエンドユーザーが、日々Yellowfinを使用しています。