すべての自然言語クエリ (NLQ) モデルが同じとは限らない: パート2 – Sisense Simply Ask
このシリーズのパート1では、Yellowfinのガイド付きNLQソリューションの進化について説明し、競合とは一線を画すガイド付きNLQの側面に焦点を当てました。
- セットアップの容易さ
- クエリー結果の共有、組み込み、再利用が可能
- 完全にガイドされた習得しやすいシンプルなUI
- 多くのビジネスユーザーが尋ねる複雑なビジネス上の質問をサポート
- システムパフォーマンスを保護するガードレール
パート2では、Sisenseが提供するNLQ機能であるSimply Askをさらに深く掘り下げ、ガイド付きNLQが他の自然言語クエリーオプションと比較してどのように優れているのかを紹介します。SisenseはBIベンダーであり、Yellowfinと同様に顧客がビジネスデータに接続し、レポートやグラフ、ダッシュボードに可視化するための機能を提供します。しかし、Yellowfinとは異なり、顧客データをホストするために、独自のキューブアーキテクチャーに大きく依存しています。
2020年にSisenseは、「Simply Ask」として知られるNLQソリューションをリリースしましたが、これは彼らのLinux バージョンのプラットフォームでのみ利用することができます。さらに、Simply Askには、ガイド付きNLQと比較して、以下に述べるような多くの制限があります。
YellowfinとSisenseの比較概要
ダッシュボード中心のソリューション
Simply Askはダッシュボードのサブ機能です。システムレベルで有効にすると、特定のSisense ダッシュボードで有効/無効を切り替えることができます。ダッシュボードごとにバックグラウンドでモデルが構築されるため、質問はそのダッシュボード内に含まれるデータのみに制限されます。
Yellowfinのガイド付きNLQは、ダッシュボードのような特定のコンテンツに含まれるデータに縛られません。そのため、ユーザーはYellowfinの任意のビューに対して質問をすることができます。システム管理者は、照会できるデータを制限したり、データセット全体を利用できるようにしたりすることができます。
また、ガイド付きNLQはどこからでも実行することができます。特定のダッシュボードに縛られることなく、ユーザーはYellowfin UIのどこからでも、あるいはウェブアプリケーションに埋め込まれたリンクから素早くNLQを起動することができます (以下参照)。
つまり、ユーザーは質問したいことを思いついたときに、興味のあるデータが含まれているダッシュボードを探して移動することなく、ガイド付きNLQを起動し、データセットを選択して質問をすることができます。
より詳細な情報はこちら: Yellowfin ガイド付きNLQの紹介:ガイド付きNLQとは?
カスタマイズが複雑
SisenseでSimply Askを有効にすると、有効になっているすべてのダッシュボードに対してデフォルトでモデルが構築されます。デフォルトでは、ダッシュボードに表示されるすべてのフィールドが含まれます。システム管理者がさらにデータを追加したり、データが照会されるのを制限したりする場合、APIを使用するか、JSONファイルを編集する必要があります。
このシリーズのパート1で説明したように、Yellowfin NLQはセットアップと構成が非常に簡単です。フィールドの追加、削除、エイリアスの追加は数回のクリックで実行でき、更新はすぐに反映されます。
回答の使用に限られたオプション
Simply Askは、グラフビジュアライゼーション形式で回答を返します。「デザイナー」権限を付与されていないユーザーは、グラフイメージをPNG形式でダウンロードするか、後で再度実行するためにクエリーを保存します。デザイナー権限を付与されたユーザーでも、現在のダッシュボードに回答をピン留めすることしかできません。
それと比較して、Yellowfin ガイド付きNLQの回答は非常に柔軟です。ユーザーは、回答をレポートとして保存することができ、クエリーをさらにカスタマイズできる高度なレポートビルダーを使用して編集したり、レポートやグラフ出力の書式を設定したりすることができます。このレポートは、Yellowfinで作成された他のレポートと同様に、他のユーザーに共有したり、Yellowfin ダッシュボード、ストーリー、プレゼンテーションなどの他のコンテンツに追加したり、スケジュールを設定して定期的に実行し、任意の形式 (xls, PDFなど) でユーザーに電子メール送付したりすることができます。
NLQはスタンドアロンで組み込むことができる
Simply Askは、ダッシュボードをアプリケーションに組み込むことで、ターゲットアプリケーションに組み込むことができます。しかし、ダッシュボードに組み込むのではなく、アプリケーションのユーザーがオンデマンドであらゆるデータについて質問できるようにしたい場合はどうでしょうか。
Yellowfinの高度なJavaScript APIを使えば、NLQをスタンドアロンのオプションとしてあらゆるウェブアプリケーションに組み込むことができます。例えば、ソフトウェア会社は、アプリケーションの任意のページに存在するボタンを作成し、そこにガイド付きNLQを設定することで、ユーザーがどこからでも質問できるようにすることができます。さらに、API機能により、ガイド付きNLQが実行されたページの文脈に基づいて、データセットを事前に選択することができます。
複雑なクエリーをサポート
市場にあるほとんどのNLQソリューションと同様に、Simply Askは単純な質問をすることはできますが、ビジネスユーザーが答えを必要としている複雑でありながら一般的な質問に関しての対応は不十分です。例えば、単一または多次元のクロス集計レポートを作成する機能、ある期間とそれ以前の期間で成長したブランドを特定するサブクエリー、平均・傾向・外れ値などを重ね合わせる機能などです。
さらに、ガイド付きNLQは、日付の使用に関して非常に柔軟性があります。日付はビジネス上の質問において重要な要素であることが多いですが、Simply Askではデフォルトの日付フィールドが1つに制限されているのに対し、ガイド付きNLQでは複数の日付を同時に使用することができます。また、ポップアップカレンダーからの選択、完全または短縮形式での日付の入力 (July 2022, Q1 2022)、Yellowfinで定義済みの多くの日付期間 (年初から今日(会計上))など、日付を入力する柔軟な方法があります。
複雑対単純
現在ではすべてのBIベンダーがNLQを提供していますが、すべてが同じように作られているわけではありません。Sisense Simply Askのように、多くのソリューションはセットアップが複雑で使いにくく、基幹業務ユーザーがセルフサービスBIを真に実現するために必要な高度な機能が不足しています。
そのため、Yellowfinは、ガイド付きNLQを可能な限りアクセスしやすく合理化しながら、ユーザーに深いインサイトを提供できるようにしたのです。
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