BMC Smart ReportingのYellowfin BIへの拡張: ウェビナー振り返り
Yellowfinでは、2023年1月18日に、BMCのお客様向けにウェビナーを開催しました。今回は当日参加できなかった方や、重要なポイントを文章で簡単に学びたい方のために、当日配信した内容のまとめをお伝えします。
当日の登壇者は以下の通りでした。
- Atanas Popov – Yellowfin ゼネラルマネージャー
- Jean Lawson – Yellowfin EMEA パートナーマネージャー
- Uwe Reimers – Materna BMC ARS 移行プロジェクト担当 マスターコンサルタント
- Carl Edwards – Rhino Analytics | Data Solutions CEO
当日参加できなかった方は、こちらからオンデマンドでご視聴いただけます (無料)。当日のハイライトは、是非この続きを読み進めてください。
YellowfinがBMCの顧客に理想的な理由
BMCがRemedy向けSmart Reportingの終了計画を開始したことで、BMCのお客様は現在、レポート作成およびアナリティクス機能をSmart Reportingの基盤であるYellowfin BIに変換するエキサイティングな機会を得ています。
世界最大規模の企業は、そのスケーラビリティ、機能、信頼性、セキュリティのためにBMCのツールを選択しています。ご存知ない方も多いかもしれませんが、BMCがSmart Reporting モジュールに最適なプラットフォームを選択する際に、機能、価値、セキュリティが完璧に調和しているYellowfinを選択しました。BMC Smart Reportingは、Yellowfinのバージョン7および8を実装しています。
最近BMCでは、RemedyをBMC Helixと名付けた新しいSaaSソリューションとして再プラットフォーム化することを決定しました。このプラットフォームの一部として、BMCはGraphanaによる軽量なアナリティクスツールを使用しており、BIおよびアナリティクスツールを顧客が自ら選択できるようにしたいと考えています。
Yellowfinは、今後もBMCにとって重要なビジネスインテリジェンス (BI) パートナーであり続けます。特に、Smart Reportingのすべての機能およびレポートを最新バージョンのYellowfin BIに比較的簡単に変換することができるため、BMCのお客様にとって論理的な選択肢です。
Yellowfinを使用するBMC HelixおよびSmart Reportingの顧客に向けたメリット
(HelixやSmart Reportingを使用する) BMCの既存のお客様は、Yellowfinを使用することで、以下のようなビジネス上のメリットを得ることができます。
- 既存レポートの継続使用
- 既存のSmart Reportingのスキルを活用
- BMC HelixとYellowfin間の完全統合をサポート
- 新しいデータソースをITSMレポートおよびアナリティクスに統合
- クラス最高のエンタープライズBI機能
- BMCパートナーとの継続的連携
以下に、これらのメリットがBMCのお客様にとって非常に有益である理由をより詳しくお伝えしていきます。
1. 既存のレポートおよびスキル
Smart Reportingは古いバージョンのYellowfinを実行していますが、コア機能の多くは類似しています。そのため、既存のレポートを簡単かつ効果的にYellowfinに変換することができます。
基本的に、既存のレポートのコピーは新しいYellowfin インスタンスに転送されるので、それを既存のRemedy データベースに向けます。多くのレポートは、そのまま使用することができます。中には多少の設定変更が必要なレポートもありますが、プロセスや必要なスキルは、既にお客様のチームやBMCパートナーに備わっているため、Yellowfinは理想的な移行ソリューションになります。
2. YellowfinとBMCツール間の完全統合
Yellowfinは、既存のBMCドライバーを使用して、BMCのデータに接続します。また、認証のためにシングルサインオン (SSO) をサポートしているため、BMCとYellowfin間の行き来は比較的簡単です。ユーザーの権限とアクセスを同期させる方法がいくつかあるので、既存のID管理手法を新しいソリューションに移行して引き継ぐことも簡単に実現できます。
元々BMCがYellowfinを選んだ最大の理由のひとつは、大企業に重要なデータガバナンスとデータセキュリティの堅牢さでした。BMCのすべてのお客様がYellowfinを使用して、これらの機能を簡単に活用し続けられるようにしました。
3. 新しいデータソース
BMCのお客様は、YellowfinとSmart Reportingを使用することで、いくつかの重要な追加的メリットを得ることができます。そのひとつは、複数のデータソースからレポートを作成できることです。ITSMレポーティングは大きく進化しており、それに合わせて顧客からの要求も進化しています。顧客データ、プロジェクトデータ、テストデータ、その他無数のデータソースを重ね合わせることで、ITが提供する価値を劇的に高めることができます。
コスト削減への圧力が高まる中、コスト配分の決定はすべてのIT管理にとって最重要課題です。Yellowfinは、これを達成するためのサポートをします。Yellowfinの柔軟なアーキテクチャにより、他のソリューションで必要とされている多層キューブではなく、場合によっては、直接データソースを指すことができるため、データウェアハウスのコストを削減できます。
4. 最高クラスのエンタープライズBI機能
Yellowfinは近年大きく進化し、アクションベースのダッシュボード、自動インサイト、コラボレーションデータストーリーテリング、ガイド付き自然言語クエリー (NLQ) など、多くの素晴らしい新機能を搭載しました。しかし、拡張性、セキュリティ、データガバナンスに関する中核的な機能は、特にBMCのお客様のニーズに対して、引き続き最も重要な差別化要因となっています。
TableauやPowerBIは優れたツールですが、中央集約型のレポートおよびアナリティクス機能に関しては不十分であり、ガバナンスの混乱を引き起こす可能性があるため、かなりのリスクとなります。ほとんどのお客様にとって、新しく改良されたマルチソースダッシュボードの使用を始めるだけでも、ゲームチェンジャーになるでしょう。
5. BMCパートナー
BMCのツールは堅牢であり、堅牢なパートナーエコシステムはBMCのお客様にとって重要な資産です。それは、Yellowfinを使用する上でも変わりません。BMCのパートナーは、既にこのツールに精通しています。新しい機能は、お客様に新しい価値を創造するための強力なオプションを生み出します。
今回のウェビナーでは、BMCのパートナーであるMaternaが、レポートの転送、ユーザーやセキュリティの同期、新しいダッシュボードの作成など、Yellowfinを使用しているお客様のために構築したソリューションを実演しました。後者については簡単に説明しましたが、BMC向けYellowfin ダッシュボードのエキサイティングな新オプションについては、近日中にさらに詳しく紹介する予定です。楽しみにお待ちください。
BMC HelixとSmart Reporting向けYellowfin ソリューション
YellowfinはBMCのSmart Reporting モジュールを支えるソフトウェアです。お客様のソリューションを拡張し、BMCの新しいHelix ITSM プラットフォームとどのように連携しているのかをご確認ください。
BMC Smart ReportingのYellowfin BIへの拡張: ウェビナーをオンデマンド視聴する(全編英語)
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