意思決定ではなく、アクションのためにダッシュボードを作成しなくてはいけない理由
数字はアクションを促進する、という強い認識がありますが、実際はそうではありません。大部分のダッシュボードはデータを伝えるためにデザインされていますが、それ以上のことは何もしません。これが、ダッシュボードのデザインに欠けているものです。
ダッシュボードは、アクションを促進するためではなく、数字を伝えるために構築されています。エンドユーザーによるアクションを明確に促進するダッシュボードを目にすることはないでしょう。なぜならユーザーはデータを確認したのち、アクションを起こすために別の場所(アプリやシステム)へ移動しなければならないからです。
Yellowfinでは、ワークフローにインサイト(データから得る洞察)を統合することができれば、ユーザーはそれに基づき即座にアクションを起こすことができると確信しています。これは、ビジネスに理解と成果の両方をもたらします。ビジネスユーザーは、データとその意味、そしてその重要性を理解することで、迅速にアクションを起こすことができます。
ダッシュボードをアクション志向にする最も効果的な方法は、組織のワークフローへインサイトを直接統合することです。ユーザーはダッシュボードと受動的に対話するのではなく、ダッシュボード環境内で次のステップへと進み、アクションの実行へとつなげることができます。
これが、Yellowfinのダッシュボードが競合と大きく異なる点のひとつです。ビジネスは、ダッシュボードからワークフローへ直接アクションを統合することができます。これによりエンドユーザーは、迅速なアクションへとつながる情報を得ることができます。
例えば、顧客が過去三ヶ月間で何を購入したのか、または購入していないのかを示すダッシュボードを構築したとします。ここでは、ただ情報の一覧を表示するだけでなく、ダッシュボード上のボタンをクリックして、各顧客に連絡を取ることができます。顧客と会話した後には、ダッシュボード上の別のボタンをクリックして更新をすることで、会話のループを完了し、記録を終了することができます。
別の方法としては、その知識やインサイトが必要とされる、独自のビジネスプロセスに分析を組み込むことができます。わたしたちは最近これを、Yellowfinで一緒に働く銀行組織に推奨しました。彼らには、顧客に関して優れたインサイトを引き出すことのできるデータサイエンティストが300名いますが、これらの情報と併せて運用システムを更新する方法がありませんでした。そのため、ビジネスバンカー(投資銀行家)たちへ送られるスプレッドシートは、それに基づきアクションの実行が期待されるものの、まったく役に立っていませんでした。
彼らに本当に必要なのは、これらのインサイトを最前線へ直接提供するための魅力的でデータドリブンなプラットフォームです。これにより、バンカーたちへ明確なアクションコールが提供されます。そして、彼らはワンクリックで、顧客に直接電話をかけられるようになるでしょう。顧客には新しい口座やローンについて話し、そこからアクションを起こします。
アクションの実行を促すダッシュボードの構築は容易ですが、ダッシュボード内で実際に何かを実現できるようなったのは劇的な変化です。アクション志向のプラットフォームにより、ビジネスユーザーは様々な事が実現可能になるため、組織のダッシュボードの未来になると考えています。
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