【導入事例】株式会社ベネッセスタイルケア

【導入事例】株式会社ベネッセスタイルケア

独自開発した介護・看護記録システムに蓄積された各種データの利活用にBIツールYellowfinを導入

<概要>

Yellowfinで作成した各種コンテンツを上記既存システムに組み込むことで、現場スタッフへのタイムリーかつシームレスな“気づき”をフィードバック。

今後はAIやセンサーデータ(IoT)と連携することで、個々のご入居者様に最適化されたコンテンツやサジェスト機能を提供予定で、各種システムを適材適所にインテグレートさせながら「介護DX」を推進。

はじめに

同社は「Benesse=よく生きる」というベネッセグループの企業理念のもと、全国343ヶ所で高齢者向けホームを展開している(2022年3月現在)。

介護事業開始から27年。『その方らしさに、深く寄りそう。』という事業理念を掲げ、ご高齢者にとってのより良い生活、より良い住まいを提供すべく、日々のサービス提供に取り組んでいる(図1)。

 

図1:「人」と「テクノロジー」の融合でご入居者様の QOL 向上を目指すベネッセ版センシングホーム「グランダ四谷」(2022年3月開設)

同社が介護現場のデジタル化に向けて大きく舵を切ったのは2017年1月。独自開発した介護・看護記録システム「サービスナビゲーションシステム(通称:サーナビ)」(図2)の導入が契機だ。それから5年が経ち、サーナビは着実に進化を遂げている。

図2:サーナビの画面イメージ (2018年度「ITビジネス賞」受賞。2022年特許取得)

単なるデジタル化ではなく、人財育成のツールとして

同社には『その方らしさに、深く寄りそう。』という理念に共感した社員が集まっている。デジタル化を進めるのであれば、この「理念」と社員の「行動」とをつなぐ仕組みとして資するものでなければならないという考えがあった。

一方、介護サービスはカタチになりにくい無形のノウハウが多く、同社はその実践知を「ベネッセメソッド」として言語化することにも力を注いできた。それは、老人ホームの空間設計に始まり、認知症ケア、排泄ケア等々、様々なテーマに及ぶ。

そのため、デジタル化と同時に目指したことは、単なるペーパレスや作業効率化だけでなく、システムが「ベネッセメソッド」の核として「理念」と「行動」とをつなぎ、高品質なサービスを提供できる介護人財を育てることでもあった(図3)。

図3:サーナビを前にして多職種でカンファレンスする風景(イメージ)

“気づき”を促し、行動・判断・マネジメントを変えていく

同社の約10,000名の介護職員・看護職員は、1日の中で何度も「記録」を読み、書く。その「記録」にこれまで培った知見をもとにした介護現場における“気づき“を促す仕組み、“円滑なマネジメント“につながる仕組みを取り込むことで、現場スタッフはもちろん、マネジメント層の行動・判断を変えていく狙いがある。

そしてこの度、その“気づき”をより広範かつ高度なものにするため、Yellowfinの導入に踏み切った。サーナビに入力された「記録」データは、Yellowfinの組み込み機能を介して可視化され、再びサーナビ上で確認できる。

一般的なBIツールとしても活用しているが、この「組み込み機能」こそ同社がYellowfinを選定した一番の理由で、BIツールを特定の専門部門だけのものではなく、“現場”へのフィードバックツールとして位置付けている。

 

Yellowfin 活用例1:既存システム(サーナビ)への組み込み(図4)

図4:既存システム(サーナビ)への組み込みイメージ

Yellowfin活用例2バイタルや食事・水分、体重といった日々の基本的な記録データや、睡眠など各種センサーデータを可視化し、変化や傾向に気づく・見逃さないためのコンテンツ(図5~8)※データはダミー

図5:バイタルデータ
図6:食事データ
図7:体重データ
図8:睡眠センサーデータ

Yellowfin活用例3:フレイルやサルコペニア、事故防止など、様々な観点や関連する各種データをダッシュボードに集約させ、各々アウトカムの状況や変化をより簡易に捉えることのできるコンテンツ(図9~10)※データはダミー

図9:サルコペニア関連のアセスメントデータ
図10:事故報告データ

Yellowfin活用例4:RやPython等と連携し、バイタルの異常を検知したり、ノロウィルスの発症を予兆したりするコンテンツ(図11~12)※データはダミー

図11:バイタル異常検知アラート
図12:ノロウィルスアラート

このように、Yellowfinを導入し各種コンテンツを既存システムに組み込むことで、従来のようにフルスクラッチで開発することなく、エンドユーザー自身でコンテンツ作成~組み込みが可能になるため、様々な環境変化や要望に対してより柔軟かつ短期間で対応できるようになった。

同社はこれらを総称して「気づきナビゲーションシステム(略称:気づナビ)」と称し、一層の浸透を図っている。

各種データと高度な知見や観点とを融合させ、介護DXを推進する

介護は「単純労働」などではなく、「高度でクリエイティブな仕事」であるという強い想いが背景にある。

サーナビでは、約10,000名の現場スタッフが見て・聞いて・感じたことを、各々の観点・感性・表現で自由に記述し、日々記録に残している。

この自由に記述された記録データこそが、デジタルデータに深い意味・価値をもたらし、真の介護DXを実現するために欠かせない資産になり得ると考えている(図13)。

図13:介護DX実現の全体イメージ

一方、これらシステム開発とは別に同時並行で強化してきた人財育成の成果も表れ、高いスキル・知識・実践知を持つ介護人財「マジ神」の育成が進んできた。

この「マジ神」の知見や観点を各種データに融合させたソリューション(マジ神AI)を目下開発中だ(図14)。

※マジ神:ベネッセスタイルケアの社内資格制度で介護の高い専門性と実践力を認定された介護の匠

図14:ご入居者様のQOL向上と人財育成のための「マジ神AI」ソリューション

今後更にコンテンツや機能を拡充すると共に全社に展開・浸透させて、ご入居者様の生活、QOLをあらゆる面でより良い方向に進化させていく。それが同社における介護DXの柱。そう信じてこれからも取り組んでいく。

株式会社ベネッセスタイルケア

本社:東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリスビル5F

代表者:代表取締役社長 滝山 真也

事業内容:

    • 高齢者介護サービス事業
    • 高齢者住宅事業
    • 保育事業
    • 学童クラブ事業

URL: https://www.benesse-style-care.co.jp/

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