Yellowfinの新モバイルアプリにダッシュボードが無い理由 – CEOメッセージ

わたしは最近、Yellowfinのモバイルアプリをそれほど使用していないことに気が付きました。

他のBIアプリと同様に、Yellowfinのアプリも基本的には、ダッシュボード体験を携帯電話上で再現しているだけです。しかしわたしは、携帯電話でダッシュボードを閲覧するのがあまり好きではありません。画面がより大きいため、デスクトップで確認したいからです。しかし、誰も使用しないのであれば、わざわざモバイルアプリを提供する意味がありません。そこでわたしたちは、人々がどのように携帯電話を使用しているかを再考し、アプリの再開発検討を始めました。

※動画は英語です。

わたしは朝、携帯電話を手に取ると、まずはメールの確認から始め、ニュースの見出しを見て、後ほどデスクトップで詳細を確認したい物事の優先順位付けやフラグ付けをします。基本的に携帯電話は、情報を軽く確認し、物事に優先順位を付けて素早く行動を起こすために使用されます。これは、細かな長編形式の分析には向いていませんが、一日の準備をして、物事が進み続けるサポートをします。

これを念頭に置くことで、わたしたちはモバイルアプリを完全に再構想しました。しかし、最初に検討したのは、何が必要ないのかについてで、これによりわたしたちは、ダッシュボードを破棄しました。

シグナルとストーリーは、将来的に人々がアナリティクスを使用し、対話する方法になると確信しているため、これをモバイルアプリの中核にしました。グラフや表を提供するだけでなく、わたしたちは人々が実際に使用し、それに基づき意思決定できる情報を提供したいと考えました。シグナルとストーリーは、人々に何が起きたのか、なぜそれが起きたのかを伝えるので、人々はそこからアクションを起こす必要があるかを判断できます。

朝起きたらシグナルを確認することで、夜の間に何が検知されたのかを把握することができます。これは、実際に携帯電話で使用できる形式で提供されるため、即座にアクションを起こすことができます。これにより、迅速な意思決定を可能にし、成果を促進します。

例えば、ある朝起きると、バングラデシュでモバイルデバイス向けGoogle AdWordsに急増が発生したとシグナルが伝えてくれました。しかし、わたしたちはバングラディシュに市場を持たず、モバイルデバイスはわたしたちが市場展開するうえで最適なチャネルではありません。そこで、わたしは即座にマーケティングチームに質問を送り、バングラディシュでモバイルデバイスを対象にマーケティングを行う理由を尋ねました。わたしたちは、即座に広告を停止し、さらなる調査を開始することができました。これは、わたしたちの時間と費用の両方を節約してくれました。

ダッシュボードのお陰で、既存のアナリティクスは受動的なものでした。その性質上、ダッシュボードは人々が使用できるものですが、これは人々にアクションを起こさせるものではありません。しかし、Yellowfinの新しいモバイルアプリは、アナリティクスを人々が関わり、アクションを起こすことができるものへと変えます。

新しいアプリのベータ版は、数ヶ月以内にリリース予定です。これは、最新バージョンのYellowfinを使用しているすべての人々に展開されます。このモバイルアプリは、ダッシュボードパラダイムからわたしたちを解放し、未来へと導いてくれるでしょう。これは、あなたが毎朝確認し、重宝するようなものになると確信しています。