Yellowfin 9.4 リリースハイライト
最新リリースのYellowfin 9.4では、ストーリーや価値あるインサイトをより幅広く共有し、ダッシュボードやレポートの構築時にユーザーエクスペリエンスの一貫性やガバナンスを向上させる新しい機能強化の提供に注力しました。
リリースのすべての詳細については、リリースノートをご参照ください。また、以下のビデオでは実際の動きをご確認いただけます。
ストーリー
今回のリリースから、ストーリーをPDF形式で保存できるようになりました。また、この機能強化の一環として、バナーイメージや題名、作成者の詳細など、PDFに表示される様々な情報の表示・非表示を切り替えられるオプションを追加しました。
データストーリーテリングコンテンツの統合を加速させるために、JavaScript APIの埋め込みリンクを有効にしました。埋め込みリンクを使用することで、YouTubeビデオを埋め込むように、Yellowfin アナリティクスコンテンツを簡単に統合できます。ストーリーの埋め込みリンクをコピーして、ウェブページや社内ポータル、アプリケーションのHTML部分に貼り付けるだけです。これを読み込むことで、埋め込まれた領域に、ストーリーを表示するために必要なすべてのコードが呼び出されます。
これだけではなく、埋め込まれたストーリーは、ゲストユーザーロールを活用できるようになり、Yellowfin ユーザー以外の聞き手にもストーリーを共有することができます。
ダッシュボード&プレゼント
レポートやビュー、トランスフォーメーションフローと同様に、ダッシュボードおよびプレゼンテーションで承認ワークフローをサポートするようになりました。これにより、幅広いユーザーグループに公開する前に、指定されたエキスパートがこれらのアナリティクスコンテンツを検証することができます。
数多くのご要望にお応えして、キャンバスダッシュボードのレポートとグラフの表示を切り替える機能を再実装しました。これにより、グラフを表形式レポートに切り替え、必要に応じて特定のレコードを確認することができます。また、この機能がキャンバスダッシュボード上のすべてのグラフに適切ではない場合もあるため、レポート単位で機能の適用を切り替えられるオプションも追加しました。
PDFエクスポート機能を強化したことで、条件付き書式や顧客ロゴ、カスタムフォントなどを含む、複雑な表形式レポートの表示を改善しました。
また、すべてのPDFエクスポート操作に、バックグラウンド実行キューのサポートを追加しました。これにより、使用者とシステム管理者の両者に追加のオプションを提供します。使用者は、PDFが生成されるまで待機するのではなく、出力が完了したら電子メール送付するように設定し、その間に別のタスクを実行できます。システム管理者は、環境内のPDF操作を停止、または中止できるようになりました。
データディスカバリー
データディスカバリー製品では、セクションが適用された表形式レポートで、スパークラインフォーマッターを使用できるようになりました。セクションは、データ量が多く複雑なレレポートを、分割してより理解しやすくする優れた方法です。
今回のリリースで、レポート使用者は、表形式レポート内のセクションにわたりスパークラインを表示できるようになりました。
アナリティクススイート
プラットフォームの観点から、プラットフォームやコンテンツ、ユーザーガバナンスにいくつかの機能強化を追加しました。
これには、Oracle データベースのKerberos認証サポートが含まれます。今回のリリースから、分析にOracle データベースを使用している場合、認証方法にKerberosを利用できるようになりました。これは、分析におけるデータソース接続時、およびYellowfin リポジトリデータベースのインストール時に使用できます。
最後は、コンテンツスーパーユーザーロール機能の導入です。エンタープライズおよびソフトウェア企業両者において、導入規模が非常に大きくなる可能性があります。与えられたロール機能に応じて、様々なユーザーがそれぞれにコンテンツを作成するでしょう。これにより、時間が経過するにつれて、コンテンツ(特に非公開コンテンツ)の急増が問題になる場合があります。
システム管理者が異なるユーザーでログインし、手作業でこれらのコンテンツを削除するのではなく、この新しいロール機能を使用することで、システム管理者は、プラットフォームのコンテンツセキュリティにかかわらず、公開および非公開コンテンツを管理することができます。
ここでの主要なメリットは、ユーザーやコンテンツセキュリティモデルに変更を加えるのではなく、このロール機能を活用することで、システム管理者が自身のアカウントからコンテンツの整理やヘルスチェックを実行できることです。
以上が、Yellowfin 9.4リリースのハイライトです。是非この最新リリースをご利用いただき、Yellowfin チームにフィードバックをご共有いただけますと幸いです。