2019年:Yellowfin 最新リリース 8.0.2

2019年:Yellowfin 最新リリース 8.0.2

8.0.2 リリースでは、製品全体にわたるパフォーマンスの向上に重点を置いており、アナリティクスユーザーエクスペリエンスを改善するために、顧客から最も多かった要望を多数取り入れました。また、毎回のリリースと同様に、レポートやグラフへの改善も実施しています。

ChangeLogsは、こちらからご確認ください。

8.0.2 リリースの主要なポイントは、以下の通りです。

全体的なパフォーマンス

以下の領域における読み込み時間に大幅な改善を行いました。

  • ダッシュボード
  • タイムライン
  • 閲覧ページ
  • お気に入り(レポート、ダッシュボード、など)
  • シグナルのオープン、シグナル一覧の読み込み、タイムライン上のシグナル通知などを含むシグナル

 

データソースの接続性

Amazon Athenaのドライバー認証を追加しました。Amazon Athenaは、対話性のクエリーサービスであり、標準SQLを使用してAmazon S3のデータを容易に分析することができます。

VerticaのネイティブSSLと負荷分散機能や、Google BigQueryのバルク挿入機能のサポートも合わせて追加されています。

 

データ準備とトランスフォーメーションフロー

特定の構成を要求するターゲットデータベースをサポートするために、ファイルやデータのアップロードプロセスを改善しました。柔軟性の向上により、バッチ処理ではなくバルク挿入を利用したり、タイムアウトパラメーターやカラム(列)精度を必要に応じて追加するなど、追加設定を適用することができます。この機能強化は、Google BigQueryをトランスフォーメーションフローとして使用するユーザーに特に有用です。

 

シグナル

シグナルのリリース後、素晴らしいフィードバックを多数いただいており、今回のリリースでは、全体的なアナリティクスユーザーエクスペリエンス向上のために、最も要望の多かった機能強化を実施しました。これには、以下の項目が含まれます。

 

シグナルジョブフィルター

シグナルジョブの設定に追加されたステップにより、フィルターの設定ができるようになりました。これは特に、データのサブセットに対してのみシグナルが必要な場合に便利です。例えば、イベントタイプが数百あったとしても、特定の値に等しいイベントタイプに対してのみシグナルを実行することができます。フィルター設定画面は、レポートビルダーのフィルター設定と同様です。

これは、シグナルの関連性タブに表示されるベースライン値に影響を与えることに注意してください。例:ベースラインは、フィルターが適用された値を使用して計算されます。

 

周期性の自動検出

わたしたちは、季節変動や定期的なパターンを示す時系列データに馴染みがあります。例えば、一般的なB2BのWebサイトトラフィックは週末に急激に減少し、週初めに再び急増する傾向にあります。この場合のシグナルの外れ値検出は、これらの反復パターンが生じたときに、急増および急減のシグナルを生成します。以前までは、この周期性を考慮して適切なラグ値を設定することで、これを回避することができました。

8.0.2 からは、アルゴリズムを強化することで周期性を考慮し、既に周期性の値を把握している場合はそれを設定するか、シグナルのアルゴリズムにより、自動的に周期性を検出するように設定することができます。

この設定による主な影響は、システムがデータ内で以前に発生したパターンに基づき特定の急増、または急減が予測されるかどうかを判断し、予測されるとみなした場合はシグナルの生成や通知を行いません。

 

シグナルのクリア

インサイト設定のシグナルタブで、任意のシグナルジョブから生成されたシグナルをクリアできるようになりました。これにより、必要に応じて、シグナルジョブを再調整したり、即座にシグナルを再生成することができます。

強化されたシグナル通知

関連性を高めるだけでなく、シグナルに関するイベントやアクションの通知も改善しました。これには、以下が含まれます。

新しいヘッダー、グラフイメージのサムネイル、レイアウトの変更、テキストの改善を含む、シグナルメール通知の改善

シグナルウォッチャーへのメール通知の改善

例:オーナーの変更、コメントの追加、ストーリーの添付が発生した場合、など

新しいグラフサムネイルイメージを含むタイムライン上のシグナル通知の改善

シグナルへのコメントを個別の通知として分割するのではなく、タイムライン上でひとつのスレッドとしてグループ化

レポートとデータビジュアライゼーション

ビジュアライゼーションのために、グラフのツールチップは、レポートフィールドの書式設定を継承できるようになりました。これにより、グラフビルダーにレポートレベルで適用されるフィールドの書式設定を使用できるオプションが追加されました。

例えば、百分率フォーマッターが適用されたレポートフィールドがあるとします。

8.0.2では、グラフのツールチップが、書式設定された値を継承することができます。

レポートのブロードキャストでは、追加設定を行うことで、複数のブロードキャストを同時に送信する際のCPUやメモリの使用を管理できるようになりました。

これら新しい機能強化の動作を確認する場合は、以下のリリースビデオをご参照ください。

最新バージョンを実際にお手元のデータでぜひお試しください

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