2022年8月開催 User Group (グローバル) の振り返り

2022年8月開催 User Group (グローバル) の振り返り

グローバルでは2022年8月にUser Group イベントを開催しました。8月9日から11日に開催された最新の四半期ウェビナーに続き、今回は参加できなかった方々に向けて当日の振り返りをお伝えします。

本ブログでは、9月にリリースを予定しているv9.8を含む、Yellowfin 組み込みアナリティクス製品の今後の製品ロードマップに関する最新情報を紹介します。

イベント当日の登壇者は、以下の通りです。

  • アタナス・ポポブ: Yellowfin ゼネラルマネージャー
  • シェリー・シルハヴィー: Yellowfin 営業責任者
  • デビッド・サンチェス: Yellowfin CX ディレクター
  • リア・ウィンタートン: Hub24 UXおよび製品デザイン責任者
  • ブラッド・スカーフ: Yellowfin CTO

 

Yellowfinの活動状況をお伝えすることは非常に重要ですが、それ以上に皆さんからのご意見をうかがうことの方が重要です。Yellowfinの主な機能や全体的な満足度についてフィードバックをいただけるように、簡単な顧客満足度調査を用意しております (注: こちらは既に終了しました)。感謝の気持ちとして、アンケートにご協力いただくごとにShe Loves Dataに寄付を行います。

当日の様子はこちらからオンデマンドで視聴することも可能です。ご都合のよろしい時にご確認ください。

 

Yellowfin 企業概要

今年の1月に開始されたYellowfinとIderaの統合作業は、現在ほぼ完了しています。Yellowfinの本社をアメリカテキサス州オースティンに移転し、新しいリソースとトレーニングの提供により、Yellowfinは成長に向けた良い位置付けにあります。

Yellowfinは文脈的アナリティクスに特化した独立したブランドとしての存在を継続します。このような市場での位置取りと、組み込みBIからBIアプリケーションへの取り組みの拡大は、市場での差別化をもたらし、当社の製品進化の方向性を明確にします。当社の製品ロードマップはこの目標に沿って、2022年にいくつかのリリース公開を予定しています。

1. 当社の主な目的のひとつはYellowfinの使用率を増加させることです。経験豊かなYellowfin リソースのコミュニティは成長を加速させ、すべてのお客様にメリットをもたらします。この目標を達成するために、Yellowfin Universityを始めとしたいくつかの取り組みを開始しており、アクセス性を高めるために不要な障害を取り除きました。さらに多くのトレーニングコンテンツを異なるチャネルや教育プラットフォームに公開し、非営利目的の無料ライセンスオプションや無料ツール、テンプレートを提供する予定です。


2. 既存のお客様限定の新しいサマースペシャルの提供を開始します。わたしたちは、多くのお客様がYellowfinを限られたユースケースで利用されていることに気が付きました。そのため、追加の製品であれ、社内アナリティクスレポートであれ、お客様にもっと簡単にYellowfinをご使用いただけるようにしたいと考えています。より詳細な情報は、Yellowfinの営業担当までお問い合わせください。

3. Yellowfin Salesforce アプリケーションをご利用いただけるようになりました。Yellowfin CRM モジュールは、Salesforceを使用する際の管理レポートに関するいくつかの課題を解決する重要な資産です。既にSalesforceを使用し、Yellowfin ライセンスをお持ちのお客様であれば、これはYelllowfinの使用率を増加させる非常に良い機会です。より詳細な情報は、Yellowfinのカスタマーサクセス担当までお問い合わせください。

Yellowfin カスタマーエクスペリエンス概要

Yellowfin カスタマーエクスペリエンス (CX) チームでは、エンタープライズおよびISVのお客様がYellowfinを最大限に活用できるようにするために、様々な取り組みを用意しています。

顧客依頼システムの改善: わたしたちは、特にYellowfinのライセンスリクエストプロセスを改善するために、CXプロセスを継続的に見直し、更新しています。その一環として、リクエストを登録するとチケットシステム内でトラッキングされるフォームをウェブサイトに実装中です。わたしたちの目標は自動化を活用することで、より迅速で正確なサービスを提供することです。

新しい教育ビデオシリーズ: YellowfinのYouTubeチャンネルに新しいビデオシリーズとして2-3分程度のハウツーガイドをアップする予定です。ここでは、頻繁に依頼されるサポートアイテムや新しいユーザーサポートトピック、十分に活用されていないリソースや便利なヒントやコツを取り上げていきます。また、新機能の詳細が欠けていたり、古いバージョンに基づいて作成されている以前にアップされたビデオを更新していく予定です。

さらなるトレーニングリソース: Yellowfin Universityは、Yellowfinのパートナー企業であるMinerra による有料トレーニングに加えて、チーム内のあらゆる役割のユーザーにトレーニングリソースやeラーニング環境を提供します。さらに今後は、Yellowfinのアカウントがなくても、eラーニングリソースにアクセスができるようになります。

その他のYellowfinリソース: ユーザーが達成しようとしていることが何であれ、既にそれを試したことのある他のユーザーがいるはずなので、関連する情報をYellowfin コミュニティYellowfin wikiで見つけることができるでしょう。もし見つからない場合は、コミュニティに投稿を作成して、コミュニティ内の他のメンバーとコラボレーションをすることもできます。公開された投稿は、簡単にプライベートチケットに変更することができるので、必要に応じてサポートチームに対応してもらうことも可能です。また、高度な構成情報からサンプルコードまで、より役に立つガイドやチュートリアルを提供するために、継続的にYellowfin wikiを更新、拡充しています。

デザインおよびユーザーエクスペリエンス概要

Hub24でUXおよび製品デザイン責任者を務めるリア・ウィンタートンは、オーストラリアの人々がファイナンシャルアドバイスをより利用しやすくするための支援に注力している組織を率いており、データとテクノロジーを駆使して革新的なソリューションを見つけ出し、アドバイスにかかるコストを削減する方法を模索しています。

Hub24が直面した継続的な課題は、価値あるビジネスの文脈とデータを組み合わせるためのプラットフォームの欠如でした。リアはユーザーに調査を行うことで、Hub24のレポートがクライアントとのミーティング準備プロセスにおける些細なステップに過ぎないことに気が付きました。社内アドバイザーたちが必要としていたのは、各クライアントのために高度にパーソナライズされた形式で彼らの投資ストーリーを伝えるサポートをするプレゼンテーションツールであり、それにはデータが密接に組み込まれている必要がありました。これを作成する以前のプロセスは複数の手順で構成されており、手作業が多く、最大で12時間を要するほど時間のかかる作業だったため、より優れたソリューションが求められていました。

Yellowfinのデータストーリーテリング機能を使用することで、彼らはユーザーがデータをより良く理解するためのサポートをし、最新のデータを使用することで様々な質問にその場で答えられるようになりました。アドバイザーたちは、手作業なしに非常に魅力的なプレゼンテーションを作成することができます。これはHub24にとって、画期的ソリューションになりました。

Hub24の事例の詳細については、こちらのウェビナーを参照してください。

 

プロダクトロードマップ概要

Yellowfinは常にビジネスユーザーと開発者のために作られてきました。わたしたちのプラットフォームはローコード・ノーコードでは十分に対応できない場合のアプリケーションの拡張、REST APIによる統合、完全にオープンなアーキテクチャープラットフォームへの取り組みなど、エンタープライズレベルの柔軟性と機能を提供し続けています。

Yellowfinはこの一年間で大きく進化および拡張し、2021年を通して、次のようないくつかの主要な機能をリリースしました。

  • データストーリーテリングの向上
  • 世界で最も柔軟なダッシュボード
  • 拡張されたPDFレポートによる完全な再現性
  • 新しいモバイルアプリとAPI
  • ガイド付き自然言語クエリ (NLQ)

Yellowfinの戦略的ロードマップは、開発者とIT部門のためにシンプルかつ優れた機能に裏打ちされた最高の分析使用体験を提供することで、わたしたちのフォーカスに継続して対応します。主要なワークフローの最新化や簡素化およびコネクターパートナーシップは、選択肢や柔軟性の拡大を可能にするためのロードマップの取り組みのひとつです。

開発者向け: Yellowfinは、JavaScript グラフの統合、特にIderaの傘下企業であるFusionChartsとの統合を容易にするために、グラフAPIを構築するより簡単な方法を導入しています。また、APIリファレンスを統合したコード生成や、開発者タスクに対応した直感的な開発者コンソールのワンストップショップも拡張します。

開発運用向け: コンテンツのエクスポートとインポートおよび設定のための新しいRESTエンドポイントを使用した拡張可能なソース管理への注力は、他の取り組みの中でも最優先事項です。

Yellowfin v9.8は、2022年9月にリリース予定です。当バージョンではクロス集計レポート作成、長時間実行クエリーのキャンセル、日本語ユーザーのための同義語/漢字サポートを含むNLQバンドルに加え、その他多くの顧客アイデアや不具合修正が含まれる予定です。

 

総括

次回のYellowfin User Group イベントの開催にご期待ください。お客様とYellowfin 製品のために、さらに多くの情報をご用意してお待ちしております。改めまして、Yellowfin ユーザーのみなさんの継続的なサポートに感謝の意を表します。最新のリソースがお客様の組み込みアナリティクス導入を向上させるのに役立つことを願っています。

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