デスクトップ型BIツールに潜むデメリット

 

独自データベースがコスト増大の原因に


みなさんは、日々利用規約をどのくらいの頻度で確認していますか?時々目を通すこともあるでしょうか?それでは、無料wifiの利用規約はいかがですか?ほとんど確認もしたことがない方が多いかもしれません。
イギリスでは、Purple社が提供している無料wifiにログインする際、様々なサービスに、意図せず自動的に登録されてしまうというトラブルが発生しています。企業の広告戦略としては賢いですが、いかに多くの人が、申し込み内容の詳細を確認することなくサービスに登録してしまっているかがよくわかります。BIではどうでしょうか?「このデータベースには他のBIプラットフォームとの互換性がありません」と小さく表記されていることを見逃していませんか?
大手BIツールの多くは、プラットフォーム独自のデータベース利用を要求します。これ自体は特に問題なく、これら独自のデータベースは素早く処理を完了できるように構築されています。しかし、プラットフォームを変更したい場合には、これは大きな問題になります。

 

デスクトップ型BIデータベースの縛り

デスクトップ型BIツールが世の中に出た当初は、多くのユーザーが喜びました。TableauやQlik、他のBIツールにより、パワーユーザーはデータにアクセスするためにIT部門に依頼をしたり、柔軟性の低いレガシーなBIプラットフォームを使用してデータ分析をしなくてもよくなりました。また、ビジネスユーザーはアナリストから結果を得るために長時間待たなくても、データディスカバリープロセスを使用することで、気付きが必要な時にはいつでも、自分自身でデータ分析ができるようになりました。これらのツールは多くのユーザーにとって、処理できるデータ量や複雑なデータ処理機能に制限のあるExcelへの依存を軽減しました。
そしてユーザーたちは各自のデスクトップにデータをダウンロードし、ツールにバンドルされている独自のデータベースにこれらのデータを保存するようになりました。そして、IT部門に依頼をすることなく、セルフサービスモデルからビジュアライゼーションを構築し、気付きを得られるようになりました。すべてはスピードを重視した結果でした。データセットがそれほど大きくない場合、比較的迅速にデータへアクセスし、分析することが可能になったのです。
 

独自データベースの縛り

これらの新ツールはパワーユーザーに素晴らしい柔軟性を提供する一方で、コストを肥大化させます。特に、ガバナンスもなく、制御下にもないエンタープライズデータの急増は、アクセスの制御と監査、データの一環した定義と使用の保証を困難にしました。しかも、これらのデータベースにデータが保存された場合は、特定ベンダーのツールからしかアクセスすることができませんでした。そのため、新しいプラットフォームへの移行には膨大な労力を要求されたり、これまでに構築したデータベースや、その投資までもが失われる可能性を秘めていました。
すでに独自データベースに縛られている場合は、既存の仕組みを使用し続けるしかなく、ソフトウェアコスト上昇の回避、スケールアップや複雑な分析の実行が可能な他のデータベースやツールを諦めざるを得ません。
 

残された選択肢:データベース選択の自由

スピードを重視する場合、すでに独自のインメモリデータベースを使用するデスクトップ型BIツールは唯一の選択肢ではなくなりました。独自のデータベースに縛られることなく、優れた機能を提供するツールが市場に投入されて以来、目覚ましい進歩を遂げています。
 

大容量データ、そしてスケールアップ

近年、膨大な数の高性能分析データベースが利用できるようになりました。これらのデータベースは、膨大な量のデータ処理を最適化するために、様々な技術ソリューションを使用しています。多くはインメモリエンジンを使用していますが、既存の多くのBIとは異なり、様々なBIツールから接続することが可能です。そのため、ひとつのツールに縛られることなくデータ分析をすることができます。
 

最適なデータベースへ接続

YellowfinのBIツールは、数多くのデータベースに接続をすることで、スケールアップや複雑な分析をハイスピードで実行することができます。また、Yellowfinはデスクトップ型ツールではないので、複数のソフトウェアバージョンや、様々なコピーデータの管理、誰がデータを使用しており、それが安全かどうかといった課題に頭を悩ませる必要もありません。BI環境内のすべてを中央集約管理できるため、二度とこれらの課題に直面することがないのです。
 

すべてのサーバーベースBIソフトウェアが均一に構築されている訳ではない

近年、デスクトップ型のBIソリューションは、多くがエンタープライズでのスケールアップに対応が難しいという問題に対処するため、サーバベースバージョンの導入を余技なくされています。しかしながらこの背景には、製品既存のアーキテクチャ―が残存しており、それに制限されるという事実が隠されています。中には、未だにモデリングやデスクトップでのコンテンツ作成を要求するツールもあります。構築されたメタデータがそのままカプセル化されているため、これらのデータレイヤーを企業全体で一貫して再利用することが困難になり、結果として同じ苦労を繰り返すことになります。これらのツールの多くはまだ独自のデータベース利用を要求するか、効果的に使用できるかの狭間にあります。つまり、本当の意味でユーザーに最適なデータベースを選択することができないのです。そこでYellowfinは、ユーザーのビジネス、規模、必要なデータ分析における複雑さに応じた最適なデータベースへ接続できる環境を提供します。
 

詳細までしっかりと確認しましょう

BIツールを購入する前に必ず規約を確認することをおすすめします。スケールアップを妨げる縛りはないかを、事前に明確にしましょう。使用するツールの変更に応じて、データを別のプラットフォームへ移行できることも重要です。1,000時間かけてデータレイヤーを構築し直す手間を省くために、しっかりと事前に確認をしてに登録して導入をすすめる必要ががあります。
 

Thanks for trying Yellowfin

Please complete the form below to request your copy of Yellowfin today.