Yellowfin 9.10 リリースハイライト
閲覧ページのユーザーインターフェース (UI)、ストーリー、レポートナビゲーションなどのアップデートにより、Yellowfin 9.10はユーザーのアナリティクスエクスペリエンスをさらに向上させるアップデートです。
Yellowfin 9.10では、大幅なアップデートが実施されました。閲覧ページのUIが洗練されたことや、レポート、ダッシュボード、プレゼンテーションのナビゲーションが簡素化されたことで、新規ユーザーおよび経験豊富なユーザーの両方に対応します。
その他の機能強化としては、Yellowfin ストーリーでレポートのドリルスルーをサポートしたことや、システム管理者がデフォルトのブロードキャスト形式を設定できるようになりました。また、Webサービスでビューにフォルダーを追加できるようになったことや、レポートセクションを個別のExcelタブとしてエクスポートできるようになりました。
本ブログでは、9.10 リリースの主要なハイライトについて取り上げます。アップデートの全容については、リリースノートをご確認ください。
目次
- 1 閲覧ページUIのアップグレード
- 2 デフォルトのブロードキャスト形式を設定可能に
- 3 Yellowfin ストーリーでドリルスルーをサポート
- 4 ユーザーがビューにフォルダーを追加できるWebサービス
- 5 パスワードリセットページへの「リンク」をユーザーに電子メールで送信するオプション
- 6 PDFエクスポーターへの最小メモリの割り当て
- 7 レポートセクションはタブ付きまたは複数ページのセクションレポートで異なるExcelタブにエクスポートされるようになりました
- 8 ダッシュボードやプレゼンテーション、ストーリーにレポートを追加する際に適切なビジュアライゼーションを選択できるようにグラフのタイトルを含めることができるようになりました
閲覧ページUIのアップグレード
Yellowfin 閲覧ページのユーザーインターフェースが刷新され、よりスッキリとした見やすい外観になりました。この新しいデザインは、レポート、ダッシュボード、プレゼンテーションなどのナビゲーションを簡単にすることで、閲覧体験を向上させることを目的としています。これにより、Yellowfinを初めて使用するユーザーにとっても、熟練したユーザーにとっても使いやすく効率的になりました。
UI刷新前
UI刷新後
実際の動きを動画でご確認ください
デフォルトのブロードキャスト形式を設定可能に
ブロードキャストでは、あらかじめ定義されたスケジュールやルールセットに基づいて、1人または複数のユーザーに電子メールでレポートやダッシュボードを配信できます。
システム管理者は、高度な設定からデフォルトのブロードキャスト形式の設定が可能になり、HTML、CSV、DOCX、PDF、リンク、XLSX、テキストなどの利用可能な形式から柔軟に選択できるようになりました。エンドユーザーは、選択された形式でブロードキャストを配信できます。
より詳細な情報はこちら: Yellowfin ブロードキャストとは何か?既存のBIに行動喚起 (CTA) を追加
Yellowfin ストーリーでドリルスルーをサポート
Yellowfin ストーリーは、外部の文脈とデータナラティブを統合することで、ユーザーがビジネス指標をシームレスに共有して議論することを可能にします。これにより、電子メールやサードパーティ製ドキュメントのような外部ツールが不要になります。Yellowfin ストーリーは、ビジュアル分析とテキストを組み合わせ、レポート、イメージ、ビデオ、テキストを組み込むことで、詳細なコラボレーション分析を促進します。
Yellowfin ストーリーは、ドリルスルーレポートをサポートするようになったことで、ユーザーはレポート内のハイパーリンクをクリックして関連レポートに移動し、より詳細な情報を確認することができます。
ユーザーがビューにフォルダーを追加できるWebサービス
Yellowfinでは、ビューはメタデータレイヤーとして機能し、レポート作成者のためにデータベースの複雑さを軽減します。これは、レポート作成時にアクセス可能なデータベースカラム (列) を指定し、複数のテーブルや定義済みの結合にまたがる可能性があります。
Yellowfinにはビューを更新するためのWebサービスがありますが、ユーザーがビューにフィールドフォルダーを追加できる新しい機能を追加しました。
パスワードリセットページへの「リンク」をユーザーに電子メールで送信するオプション
RESTサービスを使用することで、Yellowfinはパスワードリセットを電子メールでユーザーに送信することができます。今回のアップデートにより、パスワードを平文で送信するのではなく、パスワードリセットページへの「リンク」をメールで送信するオプションができました。
PDFエクスポーターへの最小メモリの割り当て
PDFエクスポーターに初期メモリと最大メモリを設定できるようになり、PDFエクスポートプロセスがスムーズに機能するのに十分なリソースを確保できるようになりました。
また、PDFエクスポーターのデフォルト設定もあります。最小メモリの割り当てを設定することで、PDFエクスポートプロセスを最適化し、様々なレポートサイズや複雑さを効率的に処理できるようになり、YellowfinでPDFを生成する際のパフォーマンスと信頼性が向上します。
これは、Yellowfin アプリケーションの構成とデプロイ情報を提供するweb.xml構成オプションで設定することができます。
レポートセクションはタブ付きまたは複数ページのセクションレポートで異なるExcelタブにエクスポートされるようになりました
レポートコンテンツは、Yellowfinの外部で使用するために様々なファイル形式でエクスポートすることができます。これらの形式には、CSV、DOCX、PDF、テキスト、XLSXが含まれます。
新しい機能強化により、レポートセクションは個別のExcelタブにエクスポートされ、特にタブ付き、または複数ページのセクションレポートで使用すると便利です。
ダッシュボードやプレゼンテーション、ストーリーにレポートを追加する際に適切なビジュアライゼーションを選択できるようにグラフのタイトルを含めることができるようになりました
タイトルを使用することで、特にレポートやグラフをダッシュボードやプレゼンテーション、ストーリーに追加する際に、グラフやビジュアライゼーションを識別できます。
このタイトルは、グラフで不要な場合に非表示にできますが、グラフ名を使用することでグラフを識別することが可能です。
より詳細な情報はこちら
最新リリースのビルドはYellowfin サポートサイトからアクセスできます。
こちらの最新リリースを含む、Yellowfin 9のリリースノートは、こちらからご確認ください。
以前のバージョンからYellowfin 9にアップグレードする場合は、こちらから変更管理ドキュメントを忘れずにご確認ください。
Yellowfinの使用に関する技術的な詳細情報は、Yellowfin Wikiをご参照ください。