イノベーション戦略を構築する方法
イノベーション企業として、Yellowfinは、既存製品の改良だけでなく、新製品を市場に届けることに注力しています。みなさんが独自のイノベーション戦略構築を目指すソフトウェア企業であれば、成功するためにすべきこと、またすべきではないことがいくつかあります。
※動画は英語です。
よそ見をしない
まずすべきでないことは、競合を見ることです。多くのソフトウェア企業がひとつの優れたアイデアを持っていますが、その後がなかなか続きません。競合に集中すると、ファストフォロアーになってしまうでしょう。
方向性について顧客に依存しない
イノベーション戦略の構築では、顧客に依存をしてはいけません。みなさんの顧客は、彼らのビジネスや、みなさんが彼らにどのようなサポートができるのかを考えているのであり、みなさんが明日すべきことを教えてくれるわけではありません。例えば、リリース前に、シグナルやストーリーを依頼してきた顧客はひとりもいませんでした。しかし、この二つの製品に対する市場からのフィードバックは驚くべきものでした。これは、顧客は現在知っていることのパラダイムにとらわれているため、彼らが将来何を求めることになるかを想像できないからです。
新製品や機能をリリースするうえで、顧客はわたしたちのイノベーション戦略で重要な部分を担います。彼らは、わたしたちが市場にもたらしたアイデアを拡大し、新しい方向へ持っていきます。これにより、わたしたちは、最高の製品を繰り返し市場に投入することができるのです。
他業界も調査する
顧客や競合企業がイノベーション戦略の構築を手助けすることはありませんが、他業界の調査は役に立ちます。Yellowfinでは、BI業界だけでなく、ITサービス管理やカスタマーテクノロジー、エンタープライズテクノロジーバンキングなど、わたしたちのテクノロジーの顧客が将来的に期待するようになるであろうことを促進する他業界も幅広く調査しています。
わたしたちは、常に新しいプロダクトをいち早く市場に投入したいと考えているため、テクノロジーの全体像を常に見渡し、これらの分野のイノベーションを、どのようにしてアナリティクスやビジネスインテリジェンスに適用できるかを検討しています。このランドスケープ分析から得られたインサイトは、これからのアナリティクス市場がどのような方向へ進んでいくのかを判断するのに役立ちます。
顧客中心を維持
イノベーション戦略の構築では、すべてが顧客中心であることを明確にしなくてはいけません。そのイノベーションが、顧客と製品との関係を向上させるかどうかに気を配る必要があります。それは、彼らのエクスペリエンスを改善するでしょうか。それこそが、真のイノベーションです。
瞬間的か、数年に渡る反復か
ここ最近のYellowfinでのイノベーションを振り返ってみると、わたしたちのイノベーション戦略には決まったプロセスがありませんでした。データストーリーテリング機能であるストーリーは、瞬時に思い付きました。わたしはその時、YellowfinからWordへレポートをコピーして貼り付けていましたが、さらに簡潔な方法があるはずだと気付いたのです。一方で、自動データディスカバリー機能であるシグナルの開発は、繰り返しのサイクルで2年以上を費やしました。
イノベーション戦略は、時に瞬時に構築できることもあれば、困難を伴う場合もあります。しかし、イノベーション戦略を構築する場合、継続的に幅広く市場を評価し、それがカスタマーエクスペリエンスを向上させるものであるかを、常に自分に問い続ける必要があります。
イノベーションカルチャーを創り上げる方法
イノベーションで重要なのは、それが成長できる文化を発展させることです。みなさんのビジネスにイノベーションカルチャーを創り上げる方法については、以下のブログをご参照ください。