Yellowfinはどのようにしてイノベーションカルチャーを創り上げたのか
※動画は英語です。
1.誰でも発言できる
若手の開発者からわたしに至るまで、全員がそれぞれにイノベーションサイクルへインプットをしています。Yellowfinには優れたコラボレーションカルチャーがあり、アイデアの共有や、製品がどのように機能し、どのように改善できるかについて意見を述べる場合、誰もが平等に発言をします。
イノベーションのカルチャーを創り上げるためには、エゴ無しで挑戦し、最後まで推し進めることができる人々が組織に必要です。Yellowfinでは、コーディング能力ではなく、彼らの頭脳のために人々を採用しているので、彼らには考えを共有することで挑戦し、アイデアの改善をしてもらいたいと思っています。このように、R&Dチームだけでなく、企業全体でイノベーションを検討することが成功の秘訣です。
幅広いアイデアを生み出すために社内でハッカソンをすることもありますが、イノベーションを起こすためにその公式なハッカソンの実施まで待ちたくはありません。イノベーションカルチャーを創り上げるためには、開発サイクル全体を通して、継続的にイノベーションを実現していく必要があります。
製品が開発サイクルを通過した後でも、エンジニアリングチームに挑戦する人が必要です。優れたアイデアを出すことはできますが、それが顧客に基づきデザインされていない場合、成功することはありません。そのため、常に誰かがカスタマーエクスペリエンスに責任を持つようにしています。
2.失敗に備える
イノベーションは費用がかかり、リスクもあるうえ、80%の確率で失敗します。現在の顧客が何を求めているのかに関わらず、将来について考え、計画をする準備が必要です。このようなイノベーションカルチャーには多くのリスクがあり、Yellowfinの管理職チームはそのコスト負担を快く受け入れなくてはいけません。失敗に時間や費用を費やすことになるのは目に見えていますが、その道のりはワクワクするものであり、その過程で多くを学ぶことができるでしょう。
製品を市場に投入するときでさえ、それに取り組み続けるための準備が必要です。iPhoneを例にあげてみましょう。最初のバージョンは比較的早く市場に投入されました。当時これは素晴らしいことでしたが、その後5年間の開発で対処すべき問題が数多くありました。
3.迅速な意思決定
イノベーションカルチャーはコンセンサス主導であってはいけません。意思決定を迅速に行い、これを構築して公開し、その後繰り返して改善する計画を立てなくてはいけません。
Yellowfinでは、意思決定を素早く行い、リスクはそのモデルに組み込まれます。自動データディスカバリーであるシグナルを構築したときには、開発サイクルの中で数千もの意思決定が行われ、それぞれが24時間以内に実行されました。わたしたちには、「次へ」ボタンをどこに配置するかの検討に5週間もかけるワークグループはありません。意思決定をして次に進みますが、いつでも下流に戻り変更できることも知っています。このスピードとアジリティ、そして常にフィードバックを受け入れようとする姿勢が、製品を繰り返し迅速に市場に投入できるようにしています(リンク先は英語)。
イノベーションには、アイデア以上のものが必要です。そして、そのアイデアを実際に実現するための優れた才能も必要です。わたしたちがYellowfinで創り上げたイノベーションのカルチャーは、全員がそれぞれアイデアに挑戦し、開発サイクルのすべてのステップを推し進めることで、その実現を可能にしています。