【導入事例】株式会社NTTドコモ様

【導入事例】株式会社NTTドコモ様

『スゴ得コンテンツ®』『dアニメストア™』のユーザー特性をYellowfinで分析、アクティブ率を大幅向上

<概要>

日本の携帯電話を初めとする無線通信サービスをけん引してきたNTTドコモ。同社では「新しいコミュニケーション文化の世界の創造」に向け、携帯電話サービスを中心とした通信事業だけではなく、スゴ得コンテンツやdアニメストア™、dTV®、dミュージック®、さらには金融・決済サービス、dショッピング®などのスマートライフ事業を展開している。後者のスマートライフ事業においては、6年ほど前より統計分析ソフトの「R」を使ってWebアクセスログの分析に取り組んで来た。その分析をより正確かつ容易にするためにYellowfinを導入。ダッシュボードを活用して、キャンペーンなどの施策、新しいコンテンツの評判などを日々確かめ、サービスやコンテンツを改善、ユーザーのアクティブ率の向上を実現している。

ドコモの成長に欠かせないスマートライフ事業

日本の移動体通信事業を黎明期からけん引してきたNTTドコモ。現在の主要事業は大きく2つ。1つは携帯電話サービスをはじめとする通信事業。そしてもう一つが動画配信・音楽配信・電子書籍などのdマーケットを通じたサービス、金融・決済サービス、ショッピングサービス、生活関連サービスなどを提供するスマートライフ事業です。

株式会社NTTドコモ
プラットフォームビジネス推進部
技術推進技術企画担当課長
西村一成氏

後者について「スマートライフ事業の源流は、『iモード』です」とプラットフォームビジネス推進部技術推進技術企画担当課長の西村一成氏は語ります。iモードはフィーチャーフォン向けの通信サービスで、電子メールの送受信、音楽ダウンロードや地図検索、モバイルバンキングなどのサービスを提供。「月額制や個別課金制で楽しめるようなデジタルコンテンツを用意していました。今、主流のサブスクリプションモデルを1999年から展開してきたのです。」

現在、NTTドコモが提供している様々なデジタルコンテンツの中でも、人気の高いデジタルコンテンツが「スゴ得コンテンツ」や「dアニメストア」です。スゴ得コンテンツとは月額使用料380円で天気やニュース、レシピなど生活を便利にする定番アプリから、ゲーム・占いなどの楽しめるアプリ、割引クーポンなどが使い放題になっているサービス。「スマートフォン初心者には最適です」と西村氏。一方のdアニメストアはその名の通り、国内最大級のアニメ総合見放題サイト。「最新作からなつかしの作品まで月額使用料400円で思う存分楽しめます。」

 

6年前よりデータ分析に着手

これらNTTドコモが手掛けているデジタルコンテンツサービスの最大の特徴は「サービス開始直後でも想定以上ものお客様にご利用いただけること、そしてその伸びが急激であること」、そのため、2012年7月3日にサービスを開始したdアニメストア、翌年にサービスを開始したスゴ得コンテンツにおいても、非常に多くのユーザーの行動に関するデータが蓄積されていたのです。「スゴ得コンテンツの開発担当者の中に大学院でデータ分析を学んでいる若手がいて、サービス改善のためにRを使ってデータ分析をしてみたいという申し出がありました」と西村氏はデータ分析を始めたきっかけを振り返ります。若手メンバー3人がWebアクセスログの分析に取り組んだのですが、データ件数の急増によって、すぐにマシンパワーが足りないという問題にぶつかりました。「10分の1のデータでもPCが悲鳴を上げていました。また、分析をするためのデータ整備に時間が取られてしまうという問題にも気付かされました。」

当時のことについてNTTテクノクロスビジネスソリューション事業部DX推進ビジネスユニットマーケ・アライアンスチーム統括マネージャーの北川武志氏は、「ユーザー自身がツールを使いこなし、チームのメンバーが同じ情報を基に議論できる環境づくりに貢献することが我々のミッションです」としたうえで、「製品評価の時点でこの観点をご理解頂けたことが、約6年間Yellowfinを使い続け、成果をあげられている要因だと思います」と振り返ります。

NTTテクノクロス株式会社
ビジネスソリューション事業部
DX推進ビジネスユニット
マーケ・アライアンスチーム統括マネージャー
北川 武志 氏

 

また西村氏はデータレイクとしてAWSが提供するデータウェアハウス「Amazon Redshift」を選択していました。Yellowfinを選んだポイントとして、Redshiftへの接続もサポートしていたことを挙げています。


ユーザー像に合わせた施策で、アクティブ率が向上

Yellowfinを導入する前までは、空き時間を活用するなど、課外活動的な形でデータ分析をしていましたが、ツールを導入するとなると、それは業務となり、人的コストもかかってきます。そこで西村氏は上司に「半年後に成果がでなければ、データ分析をやめます」と約束し、取り組んだと話します。

まずYellowfinで行ったのは、スゴ得コンテンツやdアニメストアがどんな時間にどんな人たちが活用しているのか、集計系の分析でした。「ユーザー像やユーザー特性が見えたことで、理想的なユーザーになってもらうための施策、継続して活用してもらえるような施策を考えられるようになりました。」

例えばdアニメストアでは、最終視聴から期間が経過するとコンテンツ接触が減る傾向があることがわかりました。「接触が減るということは、解約の可能性が高まります。そこである一定期間、接触していないユーザーを抽出して、接触を促すようなメール配信したところ、効果が出たのです。今ではそれをシステム化し、『アニメの続きを見ませんか?』というメール配信する仕組みができています。このような成功体験を積み重ねたことで、Yellowfinを活用する文化が定着しています。」

現在はYellowfinを使う人も増え、分析結果を基に施策を打つと、その結果を振り返り翌週に生かすような体制ができていると言います。そのため「解約するユーザーは減り、アクティブ率は大幅に向上しています」と西村氏は満足そうに語ります。

このようなデータ分析活用のPDCAを回す体制ができたのも、「日々データレイクを整備しYellowfinのダッシュボードを作成する担当者と、ダッシュボードのデータを基にサービスの改善活動を行う担当者を分けたこともうまくいく要因となりました」と明かします。

またYellowfinを活用する人が増えた要因はそれだけではありません。誰もが容易にデータ分析できるようデータソースは大福帳形式で作成しました。「分析に慣れていない人は、テーブルがどんな構造で何をキーにして紐付ければ目的の分析ができるかよくわかりません。そこで大福帳形式で用意し、表計算ソフトを使える人なら誰もが使えるような形にしました。これならジョブローテーションがあっても、引き継ぎも容易にできます。Yellowfinなら3時間ぐらいトレーニングすれば、すぐ使えるようになります。エントリーハードルの低さも魅力です。」

スゴ得ダッシュボードイメージ

新たな切り口を見つけるため、機械学習の活用にもチャレンジ

Yellowfinを活用して早6年。「スゴ得コンテンツとdアニメストアにおいては、Yellowfinの統計的手法による分析で考えられる様々な切り口で分析を行いました。これ以上、統計的手法で大物をつかむような結果を得ることはもうかなり難しいと思っています。そこで新たな切り口を見つけるため、機械学習を使った分析に取り組んでいます」と西村氏は話します。実は西村氏の部署ではYellowfinを活用した分析以外にも、SQLを記述してデータレイクからデータを取り出す環境を構築するなど、様々な分析環境を整備しているのです。この新たなチャレンジについては、NTTテクノクロスの北川氏も「最新機能のYellowfinシグナル(大量のサマリーデータから個の傾向変化をAIで検知する機能)や、自動インサイト(傾向変化の原因を自動で多様なセグメントで分析する機能)を当社で評価・検証し、ドコモ様のビジネスに貢献できると判断できれば、積極的にご提案して行きたいです」と意気込みを語っています。

またもう一つのチャレンジが「dメニュー」という誰もが無料で見られるスマートフォン向けポータルサイトの分析を行うことです。「dメニューのデータをデータレイクへ取り込み、Yellowfinで分析をしたいと思っています。チャレンジポイントは、ユーザー数が多くレコード数が膨大なこと、気軽にアクセスできるポータルサイトのため分析しても特徴量が出にくいという点です。dメニューは、災害伝言板など定期的なアクセスはなくても非常に重要なコンテンツから、ニュースや占い、天気などの毎日アクセスできるコンテンツなどさまざまです。それらのコンテンツをしっかり分析し、ユーザーにとってより便利で、毎日気軽にアクセスしてもらえるようなサイトにしていきたいですね。」

より便利に楽しんで使ってもらえるようなサービスを拡充していくため、西村氏をはじめとするスマートライフ事業の開発・運用に携わるメンバーの技術的、ビジネス的挑戦はこれからも続いていくのでしょう。

“直観的に使えるというエントリーハードルの低さが導入の最大の決め手となりました”

株式会社NTTドコモ
プラットフォームビジネス推進部
技術推進技術企画担当課長
西村 一成 氏(右)

 

NTTテクノクロス株式会社
ビジネスソリューション事業部DX推進
ビジネスユニットマーケ・アライアンスチーム統括マネージャー
北川武志氏(左)

株式会社NTTドコモ

https://www.nttdocomo.co.jp/

本社:東京都千代田区永田町2丁目11番1号山王パークタワー

代表者:代表取締役社長 吉澤 和弘

営業開始:1992年7月1日

1991年8月、エヌ・ティ・ティ・移動通信企画株式会社として設立。1993年3月には日本で初めて、携帯・自動車電話デジタル800MHz方式サービスを開始。2000年に株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ、そして2013年には現在の名称NTTドコモに商号変更。現在は通信事業(LTEサービス、光ブロードバンドサービス、衛星電話サービス、国際サービス、各サービスの端末機器販売など)に加え、dマーケットを通じた動画配信、音楽配信、電子書籍サービス、金融・決済サービス、ショッピングサービスなどのスマートライフ事業などを展開。この2軸により一層の競争力強化、収益拡大を図っている。

※「dアニメストア™」、「dショッピング®」、「dTV®」、「dマーケット®」、「dミュージック®」、「dメニュー®」、「iモード®」、「スゴ得コンテンツ®」は、株式会社NTTドコモの商標または登録商標です。

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