Yellowfinが競合を意識しない理由

わたしはよく、Yellowfinと競合との違いを聞かれます。正直なところ、競合が何をしているのかは見ないようにしています。これは、Yellowfinが彼らとは異なり、エンドユーザーに重点を置いているからです。

製品ユーザーのためのイノベーション

Yellowfinは、データを活用し、社内でアクションを起こすビジネスユーザーに焦点を当てています。しかし、競合の多くは、データアナリストに重点を置いています。データアナリストが重要なのは、彼らがコンテンツを作成するからですが、これはYellowfinが存在する理由ではありません。

製品について考えるとき、わたしたちは、ビジネスユーザーが本質的にデータとつながり、それに基づきアクションを起こして、共有できるようになる方法について検討します。企業の観点から見ると、ビジネスユーザーがデータとつながり、データカルチャーを構築して、データ主導になれば、Yellowfinから価値を得ることができます。これがわたしたちのビジョンであり、わたしが毎朝目覚める理由でもあります。

自動化

この成果は、製品に見ることができます。わたしたちは、シグナルを市場に投入した最初で唯一のベンダーです。この製品は、ビジネスがデータを分析する方法を完全に自動化し、引き出したシグナルを、ビジネスユーザーへ即座に提供します。競合がこれを実施しないのは、データアナリストがいる場合にはその必要がないからです。データアナリストは、思いのままにコンテンツを分析することができます。競合の多くはアナリスト志向であり、彼らが製品の主要な購入者であるため、データアナリストの仕事の自動化を懸念しています。これにより、自動化などに目を向けるインセンティブが少なくなります。

このアプローチは、Yellowfinがプラットフォームを構築する方法に影響を与えています。わたしたちは当初から、セルフサービスアナリティクスや自動化を実現するには、メタデータレイヤーが重要であると強く信じてきました。アナリティクスを備えたメタデータレイヤーのコンセプトは、数年前に一部のアナリストには認められていませんでしたが、わたしたちはこれを製品から取り除くのではなく、価値を高め、さらに重要度を高めるにはどのようにすればよいのかを検討しました。この決断が、わたしたちの競争力を高め、組織としてのわたしたちを創り上げてきました。これが、シグナルを開発した理由でもあります。

競合の多くはメタデータレイヤーを持たないため、彼らにとって自動化の実現は困難です。データプロファイリングの自動化はできますが、シグナルと比べると少々退屈でしょう。これらの自動化は、データアナリストの仕事を置き換えるのではなく、サポートするようにデザインされています。一方で、Yellowfinは、データアナリストのいくつかのタスクを置き換える方法を検討しているため、ここが大きく異なります。

ストーリーでインサイトを共有

Yellowfinの違いを示すもうひとつの特徴が、データストーリーテリングです。ビジネスユーザーがデータを確認したときに、一番最初にやろうとすることは、そのデータの説明です。データが何を意味し、何が起きて、それがなぜ起こったのか、またそれにまつわるコンテキストを、ビジネスユーザーが伝えることのできるプラットフォームを提供しているベンダーは他にありません。ストーリーは、ビジネスユーザーのエクスペリエンスに非常に重点を置いています。

ビジネス全体でコラボレーション

コラボレーションは、Yellowfinが創設当初から力を入れている分野です。これが原動力となったのは、ビジネスユーザーに必要なものであると信じてきたからです。ビジネスユーザーがデータを確認したら、それを社内の他のユーザーと共有したいでしょう。コラボレーションは、人々が話し、データを共有するちょっとしたニュアンスの方法です。物事が変化したら、何が変化したのかを確認し、それについて人々とコラボレーションしたいでしょう。それがわたしたちが力を注ぎたいことであり、そしてこのコンセプトをタイムラインとして持つ唯一のベンダーです。

データアナリストにコラボレーションは必要ないため、競合がこれらの機能を製品に組み込む理由はありません。ビジネスユーザーに重点を置いていない場合、コラボレーションを追加することはないでしょうし、実施したとしても、非常に単純なレベルでの実現になることでしょう。

競合には脇目も振らない

ソフトウェアベンダーとしてのわたしたちの結論は、自分たちの視点からビジネスを見つめなくてはいけないということです。Yellowfinでは、どのような問題を解決しようとしているのか、どのような市場に参入しようとしているのか、何に焦点を置いているのかについて考えています。そして、それはビジネスユーザーです。ビジネスユーザーに焦点を当てることが、製品の進化を促し、競合との差別化を実現しています。