新しいYellowfin モバイルアプリに期待されること

※動画は英語です。

Yellowfinが、まったく新しいモバイルアプリケーションをリリースするということで、多くの人々がこのアプリに含まれる機能について興味を示してきました。正直なところ、含まれていないものをお伝えする方が簡単です。そしてそれが、ダッシュボードとレポートです。きっと、「ダッシュボードやレポートのないモバイルアプリを、アナリティクスベンダーがリリースするなどあり得るのだろうか」という声が聞こえてきそうですが、実際のところ、ダッシュボードやレポートをモバイルで閲覧する人などいないでしょう。複雑なダッシュボードや、詳細なレポートの閲覧にモバイルは不適切です。人々はこれらをデスクトップで確認することを好みます。なぜなら、必要なことをよりシンプルに、素早く実行できるからです。モバイルデバイスはデスクトップの再現ではないため、人々がモバイルを使用して何をしたいのか、という考えに基づき、アプリを再考しなくてはいけませんでした。このことを本当に考えさせられたのは、Donald Farmerがわたしに与えてくれた研究でした。これは、人々のデータ使用方法を、glimpsing（ちらっと見る）、snacking（気軽に楽しむ）、chunking（断片化する）、immersion（没頭する）という4つの主要な手段に分けています。

データを使用する4つのモード

Glimpsing（ちらっと見る）とは、モバイルを手に取り、情報を目にするものの、それ以上のアクションは行いません。例えば、時間や、新規メッセージの着信通知を確認することです。この時間は一瞬です。そして、Snacking（気軽に楽しむ）があります。これは、モバイルを手に取り、メッセージなどの情報を素早くスクロールしながら読むことです。これは、数秒でその情報の内容を伝えますが、みなさんが記載されたリンクをクリックしたり、内容を詳細に読み込むことはありません。代わりにリンクを保存したり、後から内容を確認するでしょう。Chunking（断片化する）は、実際に時間を割いて情報を確認することです。リンクをクリックしたり、長編記事を読んだり、ダッシュボードを閲覧したりします。最後は、Immersion（没頭する）です。これは、確認したものに対してアクションを起こします。長編形式のストーリーの記述や、分析の実行などは、完全に没頭して行う作業です。

モバイル対デスクトップモード

画面の大きなモバイルをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、それでも、これらすべての作業を行うのは困難です。Chunking（断片化する）と、Immersion（没頭する）は、デスクトップでの作業中に、そのための時間を割り当てられるときに行います。そこでYellowfinは、新しいモバイルアプリをGlimpsing（ちらっと見る）と、Snacking（気軽に楽しむ）に特化させることを決断しました。これが、多くの人々がモバイルを使用している方法だからです。わたしたちは、人々が何が起きたのかを素早く理解できるようにしたいと考えており、シグナルとストーリーの両方が、それに対応できます。

Yellowfin モバイルBIアプリエクスペリエンス

わたしたちがデザインしたモバイルアプリは、朝起きたときに、素早くモバイルを見るだけで、何が起きたのかを把握できます。アプリは、社内で発生しているシグナルを通知するので、何が変化しているのかを垣間見る（glimpsing）ことができます。もう少し情報を得たい（snacking）場合は、電車での移動時などを利用して、関連するストーリーを読むことができます。そして、オフィスに到着したら、没頭（immersion）して作業をするのに最適なデバイスであるデスクトップを使用して、詳細を掘り下げることができます。これは、社内の幅広い人々に向けた魅力的なツールになるでしょう。ユーザーはリアルタイムにデータに対応し、より戦略的にビジネスを考えられるようになります。ダッシュボードやレポートに邪魔をされないことで、Yellowfin モバイルアプリは、発生と同時に、何が変化しているのかを容易に伝えることができます。