コンサルティング企業がアナリティクスソフトウェアに必要とするもの

コンサルティング企業や、システムインテグレーターは、アナリティクスの製品化を開始しています。顧客に迅速にソリューションを構築し、マネージドサービスの提供により、顧客に価値を提供しています。顧客のために、アナリティクスソリューション構築を検討しているのであれば、パートナー提携をするBIベンダーの選出時に、次の3つの項目を考慮しましょう。

１. 戦略的な調整

この市場に参入する組織に見られる興味深い課題は、戦略的に調整されたテクノロジーベンダーを探すことです。これは、独自のマネージドサービスを提供しているため、彼らの製品でマネージドサービスの提供を許可しているグローバルソフトウェアベンダーが少ないためです。例えば、Qlik、Tableau、PowerBIは、顧客のために独自のマネージドサービスを提供しています。

スケーラビリティを備えるためには、販売したい製品を手に入れることのできるベンダーと商業的な契約を結ぶ必要があります。例えば、最初に調達アナリティクスソリューションを構築する場合、サプライチェーンアナリティクス製品や、ウェアハウスアナリティクス製品の構築時に、BIベンダーと新しい商業条件を取り決めたくはないでしょう。

マネージドサービスを提供するためには、必要とする商業条件を柔軟に取り扱えるベンダーが必要です。例えば、顧客はBIソリューションではなく、即導入可能なアナリティクス機能の購入を求めているので、ソリューションの一環として、製品のホワイトラベル化が必要になる場合もあります。また、ベンダーが適切なレベルのサポートを提供できることも重要です。

BIベンダーの選定時には、そのベンダーが顧客との提携に専念し、顧客の戦略に合わせられることを確認しましょう。彼らは、顧客のビジネスに価値を見出していますか。将来的に競合することにはなりませんか。効果的に新製品を市場に投入するサポートをしてくれるでしょうか。

２. 技術的なフィット

2つ目に考慮することは、BIベンダーが提供する技術が、想定する製品の範囲内に収まるかどうかです。それは、参入を検討する市場の他のすべての製品とうまく連携するでしょうか。また、製品を効果的、および効率的に管理できるようにするために、その技術が社内のスキルと適合していることも確認しましょう。

３. 機能的なフィット

最後に考慮すべきことは、機能的な適合です。まずは、小規模な要件を基に製品の検討を始めるでしょうが、実際のところ、顧客は他のエンタープライズソフトウェアや、アナリティクスソリューションも試行するため、予期していなかった様々なニーズが発生する可能性があります。顧客との関係を構築する前に、将来的に要求される可能性のある機能要件にも対応できるBIベンダーを選定することが重要です。

解決しようとしている問題を考慮するのであれば、顧客にできるかぎり素早くインサイトを提供し、インサイトの提供における社内負荷を最小限に抑えたいでしょう。これら2つは、競合する制約です。顧客にエンドツーエンドのアナリティクスエクスペリエンスを提供するためには、これら2つの問題を解決する様々なツールが必要になるでしょう。

ダッシュボードやレポートのようなコンテンツを構築できる必要があります。そして、分析の一環として、インサイトを検出できなくてはいけません。自動ディスカバリーは、アルゴリズムを使用して、可能な限り素早く解析を実行し、発生と同時に、ビジネスに重要な変化を直接顧客、または社内アナリストにアラート通知することで、費用を削減します。分析が引き出したインサイトとコミュニケーションをするためのメカニズムも必要になります。これは、長編形式のナラティブ、またはビジネスに定期的に提供するプレゼンテーション形式で提供されます。

これら3つすべてをひとつのソリューションで得ることができれば、費用を最小化し、優れたカスタマーエクスペリエンスを提供することができます。

トップ組み込みアナリティクスプラットフォームの詳細比較

製品の一部としてアナリティクスの提供を検討しているのであれば、G2 Crowd 比較ガイドから、トップアナリティクス製品に対するエンドユーザーの評価を確認しましょう。こちらから、ダウンロードできます。