SaaSベンダーが自動アナリティクスに投資すべき理由
急激に成長するSaaSベンダーとしての課題のひとつは、ビジネス運営に没頭するあまり、立ち止まって息をつく暇も取れないことです。ただし、急速に成長をしている場合、ビジネスで何が起きているのかを見つめる必要がない、と捉えることもできます。その代わり、ビジネスについて具体的に検討するのではなく、新規製品の開発やマーケティングにリソースを振り分けることができるかもしれません。しかしこれは、アナリティクスに投資する可能性を下げるため、下流で多くの問題を引き起こすことになります。
大部分のSaaSビジネスには膨大なデータがありますが、これが監視されることはあまりありません。多くはチャーンのような財務指標を測定するのに役立ちますが、ビジネスや顧客基盤で実際に起きていることや、収益の発生時に、それがどこから来たのかを分析するために使用されることはありません。チャーンのような指標にはタイムラグがあるため、実際にデータに何かが確認されたときに、事前に対処できることはなく、その時点で既に症状に直面しているでしょう。
自動アナリティクスが必要な理由
そのため、SaaSアプリケーションでは自動ディスカバリーが重要になります。シグナルのような自動ディスカバリー製品は、多数の変更を発生と同時に総合的に確認できます。これは、ABテストを通して製品の変更を監視する場合、単純にAとBを確認しているだけではなく、製品全体にわたるすべての側面の変更可能性を確認していることになります。マーケティングとメディア支出の組み合わせを変えると、人々がどのようにして製品に登録するのかという観点から、その影響を即座に確認できますし、製品を変更することで、サポートへの影響を把握できます。
戦略をまとめ、ビジネスを管理する場合には、これら即時かつ高速に移動するデータポイントを考慮しなくてはいけません。誰かが変化を見つけ、それが数週間後に報告されるのを待ちたくはないでしょう。アクションが必要な場合には、それを素早く伝えてほしいはずです。そしてこれが、自動ディスカバリーツールの役割です。
シグナルがビジネスの変化を通知することで、ユーザーはこれを無視するのか、それとも、詳細を調査するよう誰かに依頼するのかを選択できます。ただ座って、何か問題が起きたら誰かが知らせてくれるのを待つのではなく、即座にこれを把握し、発生と同時に適切なアクションに注力することができます。
自動アナリティクスの使用方法
マーケティングキャンペーン実施中に登録に急増が確認された場合、どのアクションが適切だったのか、という疑問が浮かびます。しかし、疑問解消のためにマーケティングレポートが発行される6週間後を待っていては、機会を失ってしまうかもしれません。シグナルを使用することで、マーケティング部門に、迅速に機会に対応するよう依頼できます。
ソフトウェアベンダーは、細部のテストを得意とする場合が多いですが、シグナルはエンドツーエンドの統合環境を確認することで、すべてを総合的にテストします。物事が迅速に進行する中で、自動アナリティクスは、顧客が製品を使用する方法や、彼らの定着率、チャーンなどを、より積極的に理解するサポートをするため、ビジネスがいつリスクにさらされるのか、または大きな機会があるのかを、事前に予測し、把握することができます。
これを実現するためには、成長に合わせてアナリティクスに投資する必要があります。組織が百人規模に成長する頃には、アナリティクスに1%程度を費やしているはずです。なぜなら、その段階ですべてを把握することは不可能だからです。組織のリーダーとして、手遅れになる前に、何が起きているのかを把握する必要があり、ここで、自動ディスカバリーが大きな効果を発揮します。
自動アナリティクスのガイド
ガイドをダウンロードして、偶然のデータディスカバリーに頼ったビジネスの運営を止める方法を確認しましょう。