データ活用の定義・事例・戦略としての取り入れ方の徹底解説

データ活用の定義・事例・戦略としての取り入れ方の徹底解説

データ活用について詳しく知りたい
データ活用を経営戦略に取り入れる方法を知りたい
データ活用をすることのメリットやデメリットはあるのか

データ活用とは、データを日々の仕事の中に組み込んでいき継続的に活用することを指しています。

これまでのデータの使われ方としては、突発的に必要なデータを取り出し分析をしていましたが、データ活用を経営戦略として落とし込むことで、データそのものが目的を達成するための必要なツールになります。

これまでの戦略には「マーケティング戦略」「営業戦略」「知財戦略」という3種類の経営戦略が主軸でしたが、これからはここに「データ戦略」が加わり、より確かな情報から戦略を構築する時代になると言えます。

本稿では、これからデータ活用に力を入れていく企業の担当者に向けたデータ活用のメリットやデメリットや、データ活用を戦略に取り入れた成功例などを解説します。

 

経営戦略としてのデータ活用

ここではまず、データ活用の基礎知識を解説します。

・データ活用とは何か
・企業におけるデータ活用法

それでは、一つずつみていきます。


データ活用とは何か


データ活用とは、データをビジネス上で効果的に使うことをいい、突発的に必要なデータを取り出して分析していた時代から、現代は、常にデータを継続的に見ながら未来を予測し分析し続けることが求められています。

菅内閣においても「デジタル社会」という言葉が取り上げられ、国がこれからの時代に力をつけていくためにもデータ戦略が必要、という認識ができデータ活用に対して強力に推進していくと言っています。

2020年に突然問題として降り注いだコロナウィルス感染拡大において、給付金の配布や感染者数の発表、自治体と医療機関との連携など、データ活用は十分ではなく、対策が後手後手にまわったことを私たちは目の当たりにしました。

データ活用が十分にできるためには、日々の業務でデータを継続的に使うことが重要で、データ活用力を鍛えておくことが必要です。


企業におけるデータ活用とは


企業においてのデータ活用とは、いかなる事態にあっても、素早くデータ分析を行うだけの最新のデータを揃え蓄積し、新たな発展へとつなげていくことです。

データの活用方法は多岐にわたり、まず一番はじめに浮かぶのはWebサービス事業者がと言えます。

例えば、検索エンジンを運営するGoogleの場合は検索などで蓄積したデータをもとに広告ビジネスを行っています。

クレジットカード会社の場合は、犯罪行為の確認に利用しており、例えばカードが利用された場所と利用者のスマートフォンのGPSデータを照合することで、不正利用を検知するシステムがあります。

しかし、データ活用の対象や目的が統一されていないと、大量のデータをもって分析を行ったとしてもそれが実際に役に立つのかどうか評価をすることもできません。

企業においてデータ活用する場合は、経営戦略や事業計画の策定、顧客や市場調査の分析、商品やサービスの検討・改善など目的を明確にし、データの活かし方を戦略的に策定しておくことが大切です。

 

データ活用が経営戦略にもたらすメリット

データ活用が経営戦略にもたらすメリットは以下の通りです。

・気づかなかった課題を発見できる
・精度の高いマーケティングセールスが可能
・新たなビジネスチャンスが生まれる

それでは、一つずつ見ていきましょう。


気づかなかった課題を発見できる


データ活用が経営戦略にもたらすメリットの1つ目は、気づかなかった課題を発見できることです。

例えば、営業部のA社への営業成績についてデータ活用を取り入れると、一つのデータを取り続け分析していては見えなかった課題が掴め、その課題を克服するための方法を見つけやすくなります。

データ活用をすることで、入ってくるデータの速度は格段に速く、今日の課題は、明日には解決へと繋げられるスピード感で経営を推し進めることが可能になります。

 

精度の高いマーケティングセールスが可能


データ活用が経営戦略にもたらすメリットの2つ目は、精度の高いマーケティングセールスが可能なことです。

自社の商品に関連した「今人気の商品」や「購入者が欲している商品」などをすぐに高い精度で把握することができ、顧客になる可能性がある不特定多数にもアプローチすることができます。

たとえば「今、これが欲しいなぁ」と感じている人をビッグデータを通じて抽出し、アピールができれば、より早く顧客にとって有益な情報を提供できます。

これまでも、顧客の動向から「この時期はAという商品が良く売れる」「毎年の傾向から見て、今はBに注目が集まる」といったデータを使った販売戦略は行われていましたが、あくまでも購入してくれた顧客のデータを元にしたものでした。

データ活用をすることで、リアルタイムで現状を把握し、それをデータとして具体的に示し、顧客に寄り添った「今のおすすめ」を提供することが可能になります。


新たなビジネスチャンスが生まれる


データ活用が経営戦略にもたらすメリットの3つ目は、新たなビジネスチャンスが生まれることです。

ビッグデータに含まれる様々なデータの関係性を分析し、自社が持つ課題が解決したり、新たなビジネスを生み出すヒントにすることが可能です。

たとえば「ある女性向けブランドの特設サイトの閲覧履歴」と「実際に商品を購入した人のSNSでの発言」という2つのデータを考えてみます。

閲覧履歴は女性ばかりであっても、SNSの発言においてそのブランドの商品を男性と共有していることがわかった場合、同じブランドでも性別に関係のないデザインを開発することにつながる可能性があります。

注目度が高かったページに合わせた広告費の集中投下など、新たなマーケティング戦略を練ることも可能です。

 

データ活用を経営戦略に取り入れることのデメリット

データ活用が経営戦略にもたらすデメリットは以下の3つです。

・顧客がプライバシーの侵害を感じる恐れがある
・統計を出せる人材の不足
・データの管理やバックアップが膨大

それぞれ、見ていきましょう。


顧客がプライバシーの侵害を感じる恐れがある


データ活用が経営戦略にもたらすデメリットの一つ目は、顧客がプライバシーの侵害を感じる恐れがあることです。

データ活用を戦略に取り入れると、顧客の気持ちを先読みすることが可能になります。

例えば購入した商品に対して、次々に顧客に合ったおすすめ商品が紹介されることにより、顧客はプライバシーを侵害されている気分になることも考えられます。

データ活用を経営戦略に取り入れることで、顧客とのマッチングの精度が格段に上がる分、
プライバシーに配慮した対策を取ることも同時に求められます。


統計を出せる人材の不足


データ活用が経営戦略にもたらすデメリットの二つ目は、統計を出せる人材の不足です。

データ活用をするにあたっては、「データサイエンティスト」と呼ばれるデータを読むことのプロの力が必要です。

新聞50億枚にのぼるビックデータを解析するためには、大学や大学院で統計や数理学を修めるレベルが期待されていますが、現代はまだ25万人の不足とも言われています。

ビッグデータをフルに活用する場合にデータ活用が企業にもたらす効果を考えると、統計を出せる人材は必須と言えます。


データの管理やバックアップが膨大


データ活用が経営戦略にもたらすデメリットの三つ目は、データの管理やバックアップが膨大なことです。

データ活用をすることで、企業が保持するデータ量は、莫大に増えていきます。

取り扱うデータが増えれば、当然バックアップを取るための時間が延び、同時にバックアップデバイスの搭載容量、バックアップに付随するハードウェアの設置スペース、電気使用量といったコストも膨れ上がります。

今後もデータが増加し続ける中で、今のサービスレベルが維持可能なのか、追加の要件に耐え得るバックアップ環境が必要なのかを検討することが重要です。

 

経営戦略にデータ活用を取り入れた事例

ここでは、経営戦略にデータ活用を取り入れた事例を紹介をします。

・ヤクルト「社内での顧客の奪い合いを解消」
・楽天「ランキング更新頻度を上げて売り上げアップ」
・城崎温泉「顧客のニーズをつかみ効果の高い施策の実施」

それでは、一つずつ解説します。


ヤクルト「社内での顧客の奪い合いを解消」


経営戦略にデータ活用を取り入れた事例の一つ目は、ヤクルト本社で「社内での顧客の奪い合いを解消」です。

ヤクルト本社はデータ活用を取り入れたことにより、通常サイズのヤクルトの7本パックの隣に15本パックを並べると、どちらの商品の売り上げも伸びることをスーパーマーケットに証明することができました。

これは、15本パックを購入する客層は、7本パックの客層とは異なることがわかったため、どちらか一方を置くのではなく、両方置くことで、それぞれのユーザーが購入するためです。

このことを証明し販売したことにより、ヤクルトは売り上げを20%伸ばすことができました。


楽天「ランキング更新頻度を上げて売り上げアップ」


経営戦略にデータ活用を取り入れた事例の二つ目は、楽天で「ランキング更新頻度を上げて売り上げアップ」です。

まず楽天市場の特徴は日本全国の商品をくまなく扱っていることで、しかも、大量に売るのではなく、希少な商品を揃えて、日本の小売業を活性化させていることです。

顧客データや販売データだけではなく、顧客の要素や社会的なニュースなども取り入れることで重大な情報を見逃さないようにしています。

こうしたデータの解析により、ランキング頻度が高いほど売上は増加し、ジャンルが細かいほど全体の売上があがるということがわかり、改善することで売り上げをアップさせることに成功しました。


城崎温泉「顧客のニーズをつかみ効果の高い施策の実施」


オウンドメディアの重要性を駆使した成功事例サイトの三つ目は、城崎温泉で「顧客のニーズをつかみ効果の高い施策の実施」です。

城ヶ崎温泉では、携帯電話やスマートフォンをお財布代わりに使えるシステムを導入し、観光客の利用履歴を蓄積することで分析を行いました。
何時頃に観光客が多いか、女友達どうしで来るのか、親子連れが多いのか、男女ペアが多いのか。

他にもどの外湯が一番人気なのかなどを分析し施策を実施することで、活性化した温泉街の街づくりやサービス、広報の方法などの改善につながりました。

また、観光客が立ち止まって楽しむ花火よりも、観光客が街を歩きながらでも楽しむことができる灯篭流しなどのほうがお店の売上増に貢献するということもわかりました。

データ活用しユーザのニーズを見極めることで、ユーザーに対して行マーケティングの最適化を図っています。

 

まとめ

本記事では、これからデータ活用に力を入れていく企業の担当者に向けたデータ活用のメリットやデメリットや、データ活用を戦略に取り入れた成功例などを解説解説してきました。

データ活用を導入するポイントとして、メリットとデメリット理解したうえで対策をし、大量のデータを解析する知見を社員自身で持つことが大切です。

データ活用を経営戦略に取り入れることで、見えていなかった課題がわかり解決に進んだり、伸び悩んでいた分野の売り上げをアップさせるヒントを見つけたり、さらには新しいビジネスが生まれる可能性も期待できます。

今までにないスピード感と新しい分析結果を活かして企業を成長させていきましょう。

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