戦略的なデータ活用が競争力の源泉!DX時代の企業経営に求められること

戦略的なデータ活用が競争力の源泉!DX時代の企業経営に求められること

データ活用を戦略的に活かした事例を知りたい

データを企業戦略に活用する効果や注意点を確認したい

どのようにすればデータ活用を経営戦略に取り入れられるのだろう

新型コロナウイルス感染症をきっかけに企業がDXの推進を加速させています。様々なものがデジタルで行われるようになり、今まで以上に多くのデータが企業に蓄積されるようになりました。

データ活用は、多くの企業にとって避けては通れないテーマになっており、経営戦略を考える上でも重要な要素になっていると言えます。

本稿では、データ活用に力を入れたい企業の担当者に向けて、データ活用の効果や注意点や、データ活用を戦略に取り入れた成功例などを解説します。

データ活用が戦略を決める時代に

ここではまず、データ活用の基礎知識を解説します。

 

  • データ活用とは何か
  • 企業におけるデータ活用

 

それでは、一つずつ確認していきましょう。

 

データ活用とは

データ活用とは、データをビジネス上で効果的に使うことをいい、突発的に必要なデータを取り出して分析していた時代から、現代は、常にデータを継続的に見ながら未来を予測し分析し続けることが求められています。

日本政府からも「デジタル社会」という言葉が取り上げられ、国がこれからの時代に力をつけていくためにもデータ戦略が必要、という認識ができデータ活用に対して強力に推進していくと言っています。

2020年に突然問題として降り注いだコロナウィルス感染拡大において、給付金の配布や感染者数の発表、自治体と医療機関との連携など、データ活用は十分ではなく、対策が後手後手にまわったことを私たちは目の当たりにしました。

データ活用が十分にできるためには、日々の業務でデータを継続的に使うことが重要で、データ活用力を鍛えておくことが必要です。

関連記事:データ分析を活かしDXを成功させる3つの手法

 

企業におけるデータ活用状況

企業のデータの活用状況は多岐にわたります。

例えば、検索エンジンを運営するGoogleの場合は検索などで蓄積したデータをもとに広告ビジネスを行っています。

クレジットカード会社の場合は、犯罪行為の確認に利用しており、例えばカードが利用された場所と利用者のスマートフォンのGPSデータを照合することで、不正利用を検知するシステムがあります。

これまでのデータの戦略的活用は、一部の大手企業や先進的な企業を中心に行われてきました。

しかし、様々な領域でデジタル化が進む中で、あらゆる企業においてデータを保有する時代に変化しました。

データを保有するだけではなく、活用するためには目的を明確にし、必要なツールを導入するといったことが必要です。

企業においてデータ活用する場合は、経営戦略や事業計画の策定、顧客や市場調査の分析、商品やサービスの検討・改善など目的を明確にし、データの活かし方を戦略的に策定しておくことが大切です。

関連記事:データ分析とは?企業が実施するための基礎からツールの活用まで徹底解説

データの戦略的な活用が経営にもたらす効果

データ活用が経営戦略にもたらす効果は以下の通りです。

 

  • 気づかなかった課題を発見できる
  • 精度の高いマーケティングセールスが可能
  • 新たなビジネスチャンスが生まれる

 

それでは、一つずつ見ていきましょう。

 

気づかなかった課題を発見できる

データ活用が経営戦略にもたらす効果の1つ目は、気づかなかった課題を発見できることです。

例えば、支店ごとの販売成績についてデータ活用を行うことで、これまで見えなかった課題が掴みやすくなります。また、原因が定量的にわかることで、問題解決に向けた具体的な方法が見つけやすくなります。

データ活用によって、課題の抽出速度が上がるとともに、解決に向けたアクションも明確になります。

 

マーケティングの精度向上

データ活用が経営戦略にもたらす効果の2つ目は、マーケティングの精度向上です。

人々の購買行動がリアル店舗からECに置き換わっていく中で、これまで以上にユーザー行動がデータで把握できるようになりました。
例えば、商品に合わせ買いを提案すると良い商品や、過去購入者に訴求すると購入率の高い商品など、今まで見えなかった関連性も、データ量が多くなることで見えるようになっています。

購買行動データに基づいたマーケティングが実現できることで、顧客に寄り添ったおすすめ商品を適切なタイミングで提供するといったことが可能になります。

 

新たなビジネスチャンスが生まれる

データ活用が経営戦略にもたらす効果の3つ目は、新たなビジネスチャンスが生まれることです。

データ分析は、自社が持つ課題を解決するだけではなく、新たなビジネスを生み出すヒントになることがあります。

人間の考えられる範囲では一見関係のない要素だと思っていても、データから思いもよらない因果関係を見出す場合もあります。データの関係性を紐解くことで、新しいビジネスが生まれる可能性があります。

 

関連記事:データ可視化のメリット・実施のポイントと実装方法を解説

 

データ活用を経営戦略に取り入れる際の注意点

データ活用を経営戦略に取り入れる際の注意点は以下の3つです。

 

  • 顧客のプライバシーに対する慎重な配慮
  • データ分析のための人材確保
  • データの管理とバックアップ

 

それぞれ、見ていきましょう。

 

顧客のプライバシーに対する慎重な配慮

データ活用の注意点の一つ目は、顧客のプライバシーに対する慎重な配慮が必要だということです。

顧客のデータを集めようと、顧客の許可なく行動データを追跡したり、それを活用してマーケティングするといったことは、顧客の信頼を大きく損ないます。

データ取得に対して顧客からの同意を取り付けたり、常識の範囲を超える過度なデータ収集を行わないなど、顧客がプライバシーを侵害されていると感じないように配慮する必要があります。またデータの取り扱いやプライバシーについてのポリシーを明確にし、顧客に対して公開するといったことも大切です。

 

データ分析のための人材確保

データ活用の注意点の二つ目は、データ分析のための人材確保です。

データ活用が企業の競争力として認知されていくなかで、データ分析を行える人材の獲得が激化しています。データ活用をするにあたって「データサイエンティスト」と呼ばれるデータ解析のプロフェッショナルが活躍しますが、急速なDX化の流れの中で、現在この職種は人手不足になっています。

自社に分析に資する十分なデータがあっても、そのデータからビジネスに活かすべき情報を取り出すためには、適切な能力を持つ人材の確保が重要になります。

 

データの管理とバックアップ

データ活用の注意点の三つ目は、データの管理とバックアップです。

企業が保持するデータ量は、日々、莫大に増えています。データが様々なところに分散することで、管理の手間が増えてしまったり、セキュリティ面で漏れがないように対応をする必要があります。

また、取り扱うデータが増えれば、バックアップを取るために必要な時間や費用が膨れ上がります。

今後もデータが増加し続ける中で、どういった体制やツールを使って管理し、どこまでバックアップをとっておくのか、長期的な視点で運用を検討する必要があります。

 

関連記事:データ分析ツールを徹底解説!概要・メリット・デメリットから無料・有料ツールまで紹介

 

経営戦略にデータ活用を取り入れた事例

ここでは、経営戦略にデータ活用を取り入れた事例を紹介します。

 

  • ヤクルト「社内での顧客の奪い合いを解消」
  • 楽天「ランキング更新頻度を上げて売り上げアップ」
  • 城崎温泉「顧客のニーズをつかみ効果の高い施策の実施」

 

それでは、一つずつ解説します。

 

ヤクルト「社内での顧客の奪い合いを解消」

経営戦略にデータ活用を取り入れた事例の一つ目は、ヤクルト本社における「社内での顧客の奪い合いを解消」です。

ヤクルト本社はデータ活用を取り入れたことにより、通常サイズのヤクルトの7本パックの隣に15本パックを並べると、どちらの商品の売り上げも伸びることをスーパーマーケットに証明することができました。

これは、15本パックを購入する客層は、7本パックの客層とは異なることがわかったため、どちらか一方を置くのではなく、両方置くことで、それぞれのユーザーが購入するためです。

このことを証明し販売したことにより、ヤクルトは売り上げを20%伸ばすことができました。

 

楽天「ランキング更新頻度を上げて売り上げアップ」

経営戦略にデータ活用を取り入れた事例の二つ目は、楽天における「ランキング更新頻度を上げて売り上げアップ」です。

楽天市場の特徴は日本全国の商品をくまなく扱っていることで、大量に売るのではなく、希少な商品を揃えて、日本の小売業を活性化させていることです。

顧客データや販売データだけではなく、顧客の要素や社会的なニュースなども取り入れることで重大な情報を見逃さないようにしています。

こうしたデータの解析により、ランキング頻度が高いほど売上は増加し、ジャンルが細かいほど全体の売上があがるということがわかり、ランキングの仕様を改善することで売り上げをアップさせることに成功しました。

 

城崎温泉「顧客のニーズをつかみ効果の高い施策の実施」

経営戦略にデータ活用を取り入れた事例の三つ目は、城崎温泉における「顧客のニーズをつかみ効果の高い施策の実施」です。

城ヶ崎温泉では、携帯電話やスマートフォンをお財布代わりに使えるシステムを導入し、観光客の利用履歴を蓄積することで分析を行いました。

「何時頃に観光客が多いか」「女友達どうしで来るのか?親子連れが多いのか?男女ペアが多いのか?」「どの外湯が誰に一番人気なのか」などをデータ分析し、温泉街の街づくりやサービス、広報の方法に活かしました。

例えば、観光客が立ち止まって楽しむ花火よりも、観光客が街を歩きながらでも楽しむことができる灯篭流しなどのほうがお店の売上増に貢献するといったことがわかりました。

データ活用を行い、顧客のニーズを見極めることでマーケティングの最適化を図っています。

 

関連記事:BIの成功事例を紹介!活用例から学ぶ運用3つのポイント

まとめ

本記事では、これからデータ活用に力を入れていく企業の担当者に向けたデータ活用の効果や注意点、データ活用を戦略に取り入れた成功例などを解説しました。

データ活用を取り入れることで、見えていなかった課題を抽出・解決させたり、伸び悩んでいた分野の売り上げをアップさせるヒントを見つけたり、さらには新しいビジネスが生まれる可能性も期待できます。

DX化という大きな時代の変化の中で、データを戦略的に活用することが企業の競争力に直結します。

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