データドリブンな企業文化の構築と経営層の支持

Post  by Yellowfin Craig

 

数週間前になりますが、わたしはあるイベントに参加してきました。イベントでは事例のプレゼンテーションもあり、現在の分析業界で頻繁に取り上げられている、経営層への訴求と自動化という2つのテーマが紹介されていました。

 

Peoplecareのデータ文化戦略

 

最初の事例は、Peoplecareの製品&ビジネス分析責任者、Michael Karagorgovskiから、データドリブンな企業文化の構築について言及したものでした。

Michaelは、数年前にファイナンス業界を後にし、ウーロンゴンを基盤に展開するNPO団体であるPeoplecareに参画しました。参画してから彼は、経営層が地元コミュニティーに対する深い理解を持ち、数十年に渡りメンバーサービスを提供してきた経験があることに気が付きます。彼はまた、意思決定に組織のデータを最大限に活用することで、この専門性に追加できる機会を見出しました。

 

経営層にデータの価値を説明

 

Michaelは、経営層に向けたダッシュボードの構築が、これを達成する最善の方法だと考えます。このプロジェクトには、2つの大きな要件がありました。ひとつは技術面でしたが、これはPrometheusとYellowfinのサポートにより、迅速に解決することができました。もうひとつは、経営層の関心を得るという課題です。経営層はそれまで、独自の知識を活用してきました。そのため、その習慣を廃止しデータを使用するよう促すためには、彼らにその価値を認識してもらう必要がありました。

 

 

信頼できる単一のソースから新たなるスタート

Michaelはまず、経営層に彼のビジョンを紹介することから始めました。承認が得られた後、彼は新しいデータウェアハウスを構築します。このアイデアには、キレイな単一の信頼できるソースから、新たなるスタートを切るという意図がありました。これは彼に、数字への信頼を生み出す優れた機会を与えることになります。

 

ビジネスニーズの理解

人々のレポート要件を把握するために、Michaelは組織の各部門をコンサルティングしました。彼は、100を超える希望一覧を削減していくことで、経営層が毎日確認しなくてはいけない最も重要なデータを含む、5つのダッシュボードまで絞り込みます。そこにはドリルダウン機能を搭載して、メンバーや請求特有のレベルにまで掘り下げて詳細を確認できるようデザインしました。また、請求条件の違反や、例外レポートを強調するためのルールも制定しました。そして各ステップにおいて、彼は経営層に逐次報告をしました。

 

誰もがデータを使用するように奨励

ダッシュボード導入後、経営層にさらに訴えかけることで、意思決定の評価にデータを使用するよう促しました。これはシステムへの信頼性を高め、ユーザーのシステム使用を導く結果につながりました。

彼らは今では、独自の信念を強化するのではなく、時にはデータが彼らの先入観に挑戦することを喜んで受け入れています。彼らは、データディスカバリーを使用して、分析と作業する独自の方法を見つけ出しました。データを使用してメンバーシップの傾向や、将来的なサービスニーズ、収益に起こり得る影響などを理解することで、計画はより積極的、かつ予測的になりつつあります。組織は、優れたデータドリブンな企業文化を構築するために前進を続けています。

 

Peoplecareが成功を収める一方、多くの組織が失敗する理由

 

Peoplecareが成功を収めている一方で、多くの組織が苦心している最大の理由は何でしょうか。技術的には、ソリューションは十分に考慮されており、最新のテクノロジーを活用しています。しかしその裏では経営層の関与が大きな差を生み出しているとわたしは考えます。

Michaelのダッシュボード導入プロジェクトは、組織トップの支持を得ることから始まり、経営層が本当に必要としている情報を把握するために、多くの時間をコンサルティングに費やしました。彼は、使いやすさを前提条件に、ダッシュボードが最大限の関心を得るようデザインすることに注力しました。そして、データへの信頼性を構築し、分析の価値を証明できる方法でデータの使用を促したのです。

Peoplecareの詳細な事例は、こちらからご参照ください。