【Yellowfin導入事例】株式会社エイチームライフスタイル

Yellowfinでリアルタイムな経営指標の見える化を実現、意思決定のスピードも向上

 

車査定・車買取サイト「ナビクル」やキャッシング・カードローン総合検索サイト「ナビナビキャッシング」など、「便利に、お得に、よかったを」という理念のもと、人生のイベントや日常生活に密着したサービスを提供している株式会社エイチームライフスタイル。同社では昨年度より、リアルタイムに数字を把握し、事業の意思決定をより早くするため、経営指標の見える化に取り組んでいる。これまで各担当者が個別に管理していた数字を1箇所に集めて計算し、その数字を事業部の全メンバーが共有できる仕組みをYellowfinで構築した。すでに自動車事業部ではその仕組みを運用しており、意思決定のスピードが向上。他の事業部への展開を行っている。

◆今から100年続く会社を目指して経営指標の見える化に取り組む

古い車を売って新しい車を買う。車を持っている人なら、誰もが経験することです。その時思うのは「なるべく高い値段を付けてもらいたい」ということ。そんな車のオーナーのニーズを満たす車査定・車買取サービス「ナビクル」からスタートし、現在では中古車販売サイト「なびくる+」、キャッシングやカードローンの総合検索サイト「ナビナビキャッシング」、節約情報を提供する「ナビナビ」、女性の体調を管理できるアプリ「ラルーン」など、「便利に、お得に、よかったを」というサービス理念の下、日常生活に便利かつ有益なサービスを提供しているのがエイチームライフスタイルです。

2013年の設立以来、「今から100年続く会社にすること」という経営理念を達成するため、確実に成長している同社。当初は20人からのスタートでしたが、社員数も着実に増え、現在は80人を越える規模になってきました。組織が大きくなるにつれて、課題となってきたのが売上などの経営指標をリアルタイムに把握しづらいことでした。

「例えば自動車事業であれば、車を買い取りたい事業者に対して、車を売りたい確かなユーザーをいかに効率的に集客していくかがキモとなります。どういう広告手法を使えば正解なのか、その答えを早く見つけるためには仮説検証のPDCAサイクルをなるべく早く回していかなければなりません。そのためにもリアルタイムの数字を見られる環境を作ることが重要だったのです」(自動車事業部 事業部長 望月一宏氏)。

集客の手法はさまざまなものがあります。「広告担当者がそれぞれ別のエクセルで管理し、2日に1回集計してみんなに見える形にしていました」とデザイン開発部 第1デザイン開発チームの上島愛史氏は語ります。そのため「担当者が休んだりすると、集計が止まってしまうため、数字がわかりません。また2日に1回の集計なので、リアルタイムの数字がわからないという問題点もありました」と上島氏は続けます。

自社サーバーでデータを管理できることが最大の決め手に

2016年6月より、これまで別々に管理していたデータを一箇所に集めて自動で集計し、経営層や担当者はもちろん、エンジニアやデザイナーなどすべての職種の人が好きな時に数字の閲覧や分析ができる仕組みを構築する「数字の見える化プロジェクト」が立ち上がりました。

数字を見える化するツールを選定する際、上島氏は次の条件を挙げたと言います。「第一の条件はWebブラウザベースのBIツールであること。第二にデータを自社のサーバーで管理できること。当社が管理しているデータは、個人情報なので、外に出すことは難しいからです。第三がコスト的なメリットがあること。第四は私たちが求めているような見せ方ができることでした」(上島氏)。いくつかのツールを検討してみたが、「第二の条件を満たすツールは少なく、料金も手頃で、私たちが求めている見せ方が容易にできるため、迷わずYellowfinに決めました」と上島氏は語ります。

まずは自動車事業部を対象に、データを一箇所で集計する仕組みを構築。「出来上がった仕組みは『VAULT(倉庫)』と名付けた」と上島氏。それと並行してYellowfinが本当に使えるか、デモアカウントを借りて2カ月かけて検証を行いました。そこで問題がないと判断し、2016年9月頃よりYellowfinの導入を開始。2017年2〜3月より自動車事業部でYellowfinの実運用が始まっており、すでに効果は出ていると言います。

意思決定のスピードが速くなったことを実感

「まずは意思決定のスピードが早くなりましたね」と望月氏。同事業部では毎日、朝会を開催しており、以前は数字の共有から始まっていました。現在はすでに昨日の数字を全員が把握しているので、「今後の方向性を摺り合わせることに注力できるようになりました。エンジニアやデザイナーなどすべての職種が同じ情報を共有出来るので、組織のベクトルが揃います。数字を共有するだけのミーティングはなくなりました。これも効果です」と望月氏は満足そうに語ります。

データが可視化できるようになっただけではありません。「深い分析もできるようになりました」と望月氏は続けます。「マーケティング担当者や営業担当者が求める形で見せられるよう、見せ方のカスタマイズも行っています」と上島氏。「深い分析ができるようになったことで、よりクライアントに満足いただける送客モデルが実現することもわかりました」と望月氏。例えば自動車事業部の主力サービス「なびくる+」の事業モデルは、中古車を買いたいユーザーを集客しクライアントに送客することがミッションです。毎月、クライアントに適正数のユーザーを送客できれば良いが、「たまにクライアント側から送客が少なかったり、送客が多すぎたりというアラートが上がることがありました。今ではそういう状況もすべて、Yellowfinで見えるようになったので、私たちの方からアラートが上がる前にクライアントにコミュニケーションを取ることができるようになりました。送客の不足や過多が起こりにくくなり、クライアントにとってはもちろんですが、私たちにとっても最適なビジネスボリュームを実現できるようになりました」(望月氏)

見える化を全社で実現し、グループ会社への展開も視野に

「現在、VAULTとYellowfinによる新システムだけではなく、これまで同様担当者によるエクセルでの集計も行っている」と上島氏。その理由を次のように語ってくれました。「VAULTでは自動で広告費と売上などの計算を行い、その数字が本当に正しいのかをエクセルの集計値でチェックしています。というのも、集計の処理の仕方がいろいろあるからです。特に月末から月初にかけて締めの処理についてはそれぞれのノウハウが必要なのです。またもう一つの狙いとしては、広告戦略を企画する担当者には、常に数字を意識してもらいたいという思いもあるからです。いずれは新システムに一本化する予定ですが、しばらくは従来方式との並行運用を予定しています」(上島氏)

「数字の見える化ができているのは自動車事業部だけですが、今後はすべての事業部で見える化を進めていく予定です」と望月氏は意気込みます。そのためにもまずは自動車事業部での運用を軌道に乗せていくことが求められます。「事業部のメンバーのフィードバックを参考に、より使い勝手が向上するように改善していきたいですね。そして誰もが容易に使えるシステムとなれば、次は金融事業部にも展開していく予定です」と上島氏。そしてゆくゆくはエイチームグループ全体に広げていくことも考えているそうです。「結婚式場情報サイト『ハナユメ』を運営しているエイチームブライズ、引越しの比較・予約サイト『引越し侍』を運営するエイチーム引越し侍などのグループ会社にも、見える化プラットフォームを横展開していければと思っています。私たちはそれぞれが独立した会社組織ですが、みんな同じ拠点で仕事をしていて、交流も盛んです。問い合わせもきていて、当社のチャレンジを興味深く見ているんですよね」(上島氏)

同社が目指しているのは「三方良し」のビジネス。つまり売り手や買い手だけではなく、社会に貢献できるサービスを提供していくことです。「今回作ったシステムによって、当社が目指す三方良しのビジネスをより精度良く、スピーディーに推進していきたいですね」(望月氏)

数字の見える化によってエイチームライフスタイルはどんな三方良しのビジネスを展開していくのか。これからの活躍に期待が高まります。

 

【株式会社エイチームライフスタイル】
本社:愛知県名古屋市中村区名駅三丁目28番12号 大名古屋ビルヂング32F
代表者:代表取締役社長 間瀬 文雄
設立:平成25年
スマートフォン向けゲーム・アプリ、および比較サイト・情報サイト、ECサイトなどの企画・開発・運営を行う名古屋の総合IT企業エイチームのグループ会社として、2013年8月22日に設立された。車査定・車買取サイト「ナビクル」、キャッシング・カードローン総合検索サイト「ナビナビキャッシング」、女性向け生理日予測・体調管理アプリ「ラルーン」など、人生のイベントや日常生活に密着した比較サイト、情報サイトなど様々なウェブサービスを企画・開発・運営している。経営理念は「今から100年続く会社にすること」と「みんなで幸せになれる会社にすること」。